☑前職に転職先を知られたくない
☑前職に転職先がバレる理由が知りたい
☑前職に転職先がバレない対策をしたい
前職に転職先がバレるのは、大きく3つのルートがあります。
①リアル、②はオンライン(ネットやSNS)、③質の悪い転職エージェントの3つです。
転職先を知られると、上司などに嫌がらせされそう…など前職とは縁を切りたくて辞めた方も多いかと思います。
色んな思いを持って転職をしますが、前職先に転職先を知られて得することは無いです。
本記事では、前職に転職先がバレる原因と対策をご説明いたします。
内容を理解いただければ、前職とはきっぱり縁を切り、気持ちよく新天地(転職先)で頑張れる後押しになると思います。
・リアル、オンライン、質の悪い転職エージェントから情報漏洩する
・リアル対策:どんなに仲が良い人にも転職先を話さない
・オンライン対策:特にSNS発信・管理は十二分に注意する
・転職エージェント対策:大手なら間違いないが、中小を選ぶなら口コミなど調べる
・転職先に前職の情報は一部伝わる
転職先が前の会社にバレる3つの理由
転職先が前の会社にバレるのは、①前の会社の人間から、②SNSやインターネット上の情報漏洩、③転職エージェントの不適切な管理、の3つが主な理由です。
(1)前の会社の人間のしわざ
前職場の関係者、つまり上司・同僚・部下もしくは取引先などからあなたの転職先情報が伝わってしまう可能性があります。
個人的なうらみがあろうがなかろうが、ウワサ好きな人間はどこの会社でも一定数はいると考えた方がいいでしょう。
あなたが「転職する」という直接的な発言ではなくも、「今の仕事がつまらない」や「X社って高年収らしいぞ」のような間接的な発言からでもウワサは一気に広まります。
(2)SNSやインターネット上の情報漏洩
XやInstagramなどのSNS各種、もしくはブログなどで転職関連の情報発信をしていたりすると前職にまで転職先がバレることがあります。
「まさか…」と思われるかもしれませんが、想像以上に世間は狭いものです。
私もつい最近びっくり体験をしました…
(3)質の悪い転職エージェントや人材紹介会社の不適切な管理
質の悪い転職エージェントや人材紹介会社の不適切な管理によって、あなたの転職先が前職に伝わってしまうことがあります。
転職エージェントをはじめとする職業紹介事業者数は右肩上がりで、29,489件(2022年11月時点)もあります。
TVCM・Web広告でも見るような大手転職エージェントであれば、まず問題ありませんが、中小規模の転職エージェントは玉石混交(価値のあるものとないものとが、入りまじっていること)です。
引用:circus AGENT「人材紹介の市場規模は?派遣との比較、コロナ後の動向、最新トレンドを紹介」
転職先がバレないための対策①:コミュニケーション対策
1つ目の対策として、コミュニケーション対策があります。①前の会社との関係性注意、②社外との関係性注意、③内密な転職活動を工夫、の3つの対策でバレる可能性が下げられます。
(1)前の会社(従業員)との関係性に注意
信頼している上司、信用している部下、心を許している同僚…あなたにもいるかもしれません。
しかしどんなに仲良しでも転職については社内の人間には話してはいけません。
また転職はいまだに「裏切り行為」と考える風土の企業は数多くあります。
個人ベースでは色んな考えを持ってはいても、組織としては純粋な円満退職などありません。
特に経営に近い立場の人間(上司など)は良い感情は持たないことが多いです。
(2)社外との関係性にも注意
では社外の人間なら転職先を話してもいいのか?というとそうでもありません。
たとえば以下のようなケースは現実にあり得ます。
☑同じ大学の先輩 ⇒上司の友人
☑高校の同級生 ⇒日頃関わりのない遠方の営業所の社員
☑社会人サークル仲間 ⇒本社の人事部
人間関係は思わぬつながりがあります。
ましてや今やSNSなどオンラインでつながっている世界です。
「この人は前職と関係ない」と思い込んで話はするのは厳禁です。
(3)(退職前なら)内密に転職活動を行うための工夫
職場での動きにも注意しましょう。
転職が決まると、今まで(転職活動前)とはちがう動き、具体的には以下のような行動になりがちなので周囲にさとられないようにする必要があります。
☑急に残業を一切しなくなった
☑会議で全く発言しなくなった
☑社内行事に一切参加しなくなった
意外と他人はあなたの行動を見ています。
ただ転職はバレてもいいけど、転職先はバレたくないのであれば、発言にさえ気を付ければ行動は気にしなくていいです。
転職先がバレないための対策②:オンライン対策
2つ目の対策として、オンライン対策があります。①SNS厳重管理、②SNS設定、③情報流出リスク管理、の3つの対策でバレる可能性が下げられます。
(1)SNS利用は厳重に管理
そもそも転職については発信しないのが無難です。
特定のアカウントについての「いいね」も注意したが良いかもしれません。
ましてや転職先が特定されるような投稿は危険です。
SNS上には前の会社の同僚や上司など、職場関係の人物が存在する可能性もあります。
転職先がバレないようにするためには、これらの人々を適切に選別することが必要です。
(2)SNS設定
自身のプライベートな情報を適切に管理することで、転職先がバレるリスクを減らすことができます。
SNSのプライバシー設定を確認し、公開範囲を制限することで他人に情報が漏れにくくなります。
知り合いやフォロワーとの関係ごとに、適切な情報の公開範囲を設定しましょう。
(3)情報流出リスク管理
オンライン上での情報の流出リスクを最小限に抑えるために、以下の対策を実施しましょう。
☑パスワードの強化と定期的な変更
☑セキュリティソフトウェアなどの常時更新
☑不正なメールやリンクに注意(開かない、クリックしない)
転職先がバレないための対策③:適切な転職エージェント選び
3つ目の対策として、適切な転職エージェント選びがあります。①信頼できる転職エージェントの選択、②口コミなどの情報収集、③個人情報の適切な取り扱い確認、の3つの対策でバレる可能性が下げられます。
(1)信頼できる転職エージェントの選択
まず信頼できる転職エージェントを選びましょう。
選び方はいたってカンタンです。
大手の転職エージェントを選べば間違いないです。
なぜなら大手はセキュリティ意識が高く、情報管理能力も高いからです。
また情報漏洩は企業にとってブランド価値を大きく損なうので、特に大企業は恐れています。(つまり厳重管理されている)
(2)口コミや評判を参考にした情報収集
大手転職エージェントとは『リクルートエージェント』『doda』『マイナビエージェント』などです。
大手はセキュリティ意識・情報管理能力が高いのは確かですが、いわゆる総合型の転職エージェントがほとんどです。
業界・業種特化型の中小の転職エージェントを利用するのであれば、徹底的に口コミや評判を調べましょう。
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(3)個人情報の適切な取り扱いについての確認
大手転職エージェントであれば、適切に取り扱われる可能性がきわめて高いです。
個人情報が仮に漏洩してしまったら、キャリアアドバイザーの減給や降格など個人レベルでは済まず企業価値が下がります。(個人は多くのケースで懲戒解雇になる)
前職⇔転職先で個人情報がバレる問題についてのよくある質問と回答
前職⇔転職先で個人情報がバレる問題についてのあるあるについて回答いたします。
(1)社会保険(雇用保険)から前職に転職先がバレませんか?
前職に転職先はバレません。
ただし逆に転職先に前職の情報は伝わります。
①雇用保険被保険者証
転職する時に「雇用保険被保険者証」という書類があります。
雇用保険に加入していた証拠となる書類で、転職先で雇用保険に加入時に必要になります。
「雇用保険被保険者証」には、事業所名・資格取得日が載っており、前職の会社名と前職の入社時期は伝わります。
②年金手帳
年金手帳も転職先に提出を求められます。
年金手帳には、国民年金に加入した時期や厚生年金に切り替わった時期などが掲載されています。
前職の在職期間と厚生年金の加入期間を照らし合わせれば、正確な在職期間がわかります。
③社会保険(雇用保険)
社会保険から前職の会社名や在籍期間、つまり「職歴」は確認できます。
社会保険で確認できるのはあくまで在籍期間であり、前職をどのような理由(例:解雇)で退職したのかまでは確認できません。
ただし離職票には退職理由が掲載されているので、懲戒解雇の場合は転職先に伝わってしまいます。(転職先に離職票の提出を求められた場合のみ)
(2)転職先から前の会社に連絡されることはある?
基本的には調べられることも、連絡されることもありません。
なぜなら個人情報保護法があるからです。
なお転職先の源泉徴収票を提出することで、勤務先、年収、家族構成は伝わります。
(3)転職サイト・エージェントに登録したら勤め先にバレますか?
バレる可能性は極めて低いです。
転職サイト・エージェントへの登録内容、氏名・住所・電話番号などの個人情報は公表されません。
匿名状態なので、個人が特定されることはまずありません。
転職先は誰にも言わない(推測もさせない)
前職に転職先がバレるのは、主にリアル・オンライン・質の悪い転職エージェントの3つからです。
しかしいずれも対策はあります。
しっかり対策をすれば、前職ときっぱり関係を切ることができ、転職先で新しい生活が待っています。
・リアル、オンライン、質の悪い転職エージェントから情報漏洩する
・リアル対策:どんなに仲が良い人にも転職先を話さない
・オンライン対策:特にSNS発信・管理は十二分に注意する
・転職エージェント対策:大手なら間違いないが、中小を選ぶなら口コミなど調べる
・転職先に前職の情報は一部伝わる