☑ファイナンシャルプランナーに相談しても意味ないのでは…と不安だ
☑今までファイナンシャルプランナーに相談したことあるけど、イヤな思い出しかない
☑ファイナンシャルプランナーに相談する時の留意点を知りたい
「ファイナンシャルプランナーに相談しても意味ないよ」と聞いたことがある、もしくは実体験をされた方も多いかと思います。
私も今までに2回、ファイナンシャルプランナーに相談したことがありますが、1回目は意味ない時間にしてしまった経験があります。
意味がなくなってしまう理由は大きくは2つあります。
ひとつはファイナンシャルプランナーがどんな人なのか知らないから。
もうひとつは少し厳しい言い方ですが、あなたが準備不足だからです。
ではどんな心構えで、どのような準備をした上で相談すべきなのかお伝えいたします。
↓↓『保険チャンネル』でライフプランのシミュレーションしてみる↓↓
\何度でも無料相談できる/
・ファイナンシャルプランナーはお金のプロだが、何でもできるわけではない
・ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルを知った上で相談する
・ファイナンシャルプランナーに丸投げせず、自分の目的・課題・打ち手を伝えた上で相談する
・最低限の知識は持ち、ファイナンシャルプランナーが言っていることをうのみにしない
ファイナンシャルプランナーに相談しても意味ない3つの理由
ファイナンシャルプランナーに相談しても意味がない理由は3つです。
①ファイナンシャルプランナーがどんな人なのかを理解していないから
②相談者であるあなたが相談すべきことを決めていない受身な状態だから
③相談内容を家族で話し合わずにファイナンシャルプランナーに相談するから
詳しく確認していきましょう。
(1)ファイナンシャルプランナーはどんな人なのか?を理解していないから
①ファイナンシャルプランナーはあくまでお金全般のプロ
ファイナンシャルプランナーはお金のプロではありますが、独占業務はありません。
たとえば…
☑税務(税金):税理士
☑法務(法律):弁護士
☑社会保険など:社会保険労務士
仮に禁止行為を行ってしまうと、税務であれば税理士法(租税法令など)に抵触します。
ですので、一歩踏み込んだアドバイスが難しかったりします。
たとえば確定申告書を顧客に代わって作成したり、所得税の計算をしたりすることは有償無償にかかわらず法律で禁止されています。
この点は、ダブルライセンスでファイナンシャルプランナーと税理士資格を保有するファイナンシャルプランナーであれば心強いですね。
②ファイナンシャルプランナーにも得手不得手がある
ファイナンシャルプランナー資格試験には6つの分野があります。
☑ライフプランニングと資金計画:人生設計など
☑金融資産運用:株式や経済の動きなど
☑タックスプランニング:税金
☑リスク管理:保険
☑不動産
☑相続・事業承継
有資格者であれば、すべての分野の一定の知識はありますが、やはり得手不得手はあります。
仮にあなたが不動産のことで相談したいのに、不動産が苦手なファイナンシャルプランナーだとキツいですよね。
ちなみに私は「保険」は苦手分野です…
③完全に中立な立場のFPはいない
あなたがお探しのファイナンシャルプランナーはどんな人でしょうか?
☑銀行・証券会社窓口(株式、債券など金融商品売りたい)
☑保険の営業担当(自社の保険を売りたい)
☑住宅展示場(モデルハウスの物件を売りたい)
上記のファイナンシャルプランナー相談は基本的には無料かと思います。
しかし無料ではファイナンシャルプランナーも食っていけません。生活がありますからね。
だから何かしら“売りたい“のです。
売って、企業からお金をいただくのが仕事です。
なので家計分析はともかく、提案はどうしても偏り(あなたよりも企業寄り)が出てしまいます。
(2)相談者であるあなたが何を相談するか決めていないから
ファイナンシャルプランナーがまともな人でも、相談者に何も考えずに相談に行くとさすがに意味がなくなってしまうことがあります。(私自身経験あり、、、)
とりあえずファイナンシャルプランナーに相談の場があれば手取り足取り何をしたらいいか教えてくれる…こんな考えだと危ういです。
たとえば「老後の資金が不安」「保険の見直しがしたい」「結婚したから教育資金について考えたい」など、相談内容がボヤっとしてもいいですが、何かしら考えておきましょう。
具体的にしていくのは相談した後で問題ないです。
↓↓↓ファイナンシャルプランナーにはこんな相談ができます↓↓↓
引用:『保険チャンネル』
(3)相談内容を家族と話し合っていない
相談者自身は相談内容をしっかり考えていても、家族と話し合っていないと相談の意味がなくなります。
なぜならファイナンシャルプランナーへの相談で最初に行うライフプランニング(人生設計)は、家族の意見が切っても切り離せないからです。
たとえば、「子供は何歳の時に、何人」や「住宅は一生賃貸でいくのか、いつか持ち家にするのか」など人生でも重大なイベントは相談者の独断では決められない(決めても反対されたり)はずです。
ファイナンシャルプランナー相談を意味あるものにする5つの心得
5つの心得でファイナンシャルプランナー相談に臨めば、意味あるものになります。
心得の中でも最も大事なのは、ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルの理解です。
なぜ無料なのか?不思議に思いませんか。
(1)ファイナンシャルプランナーの相談料はなぜ無料なのか?を考える
なぜ無料なのか?を知るには、ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルを理解することが必要です。
上記の図解の通り、ファイナンシャルプランナーは基本的に企業(保険会社や証券会社)と提携して、収益を得ています。
たとえば…
FP相談は無料でした
⇒ 相談者が保険契約しました(年額24万円)
⇒ 企業からFPに成功報酬(12万円)
上記のケースの場合、すべての相談者が保険契約をしなくても、6人に1人が保険契約をしてくれたら2万円(12万円÷6人)の報酬を得られることになります。
保険会社から報酬を得ているFPはその企業の保険加入に誘導したくなるのも無理はありません。
FPのビジネスモデルに限らず、“無料”のサービスを受ける時は“どこからお金をもらっているのか?”を理解しておく必要があります。
(2)商品は売り込まれるものだと理解する
ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルでもわかるように、最初は無料相談でも金融商品や保険を売り込まれます。
「ファイナンシャルプランナー相談したら商品を売り込まれるんだなぁ」と最初から理解した上で、相談しましょう。
では商品を売り込むファイナンシャルプランナーが悪いのか?というとそんなことはありません。
ライフプランニングの結果、適切な商品を提案されることはむしろありがたいことです。
悪いのは相談者の人生、ライフプランを無視して、オプションや無駄な契約をさせようとするファイナンシャルプランナーです。
「商品を売り込むようなファイナンシャルプランナーに絶対相談なんかしないぞ!」と頭ごなしに拒否するのもちがうと思います。
(3)相談者が意思表示をする
ファイナンシャルプランナー相談が無駄になる典型的なパターンとして…
☑「老後が心配なので相談にきました」
☑「資産運用ってやった方がいいんですか?」
☑「住宅って賃貸がいいですか?持ち家がいいですか?」
これらは“相談”になっていないですね。
会社で上司に「契約ってどうしたら取れますか?」って言ったら怒られますよね?それと同じです。
“相談”とは、
どうするかを決めるために話し合うこと。話し合い。
引用:コトバンク「相談」
“相談”は何を決めるために、話し合うことなんですね。
相談者から一方的に丸投げするのもちがうし、ファイナンシャルプランナーから「こうした方がいいですよ」との提案をうのみにするのもちがいます。
“相談”には自分の意思表示をすることが前提です。
でなければ、ファイナンシャルプランナーも一般論しか答えられません。
ではどんな相談の仕方がいいのか?たとえば以下のように具体的な考えを持っていくといいです。
「来年、妻(32歳)が出産予定でお金がかかります。しかし10年以内に持ち家を建てることが夢なんです。住宅ローンも大きい金額になると思うので、それまでに資産運用も考えています。いつ住宅購入をすべきか知りたいので、適正な資産運用方法、今後のシミュレーションを知りたいです。現在の資産は1,000万円で、年収は600万円です。」
(4)最低限のお金の知識を身につける
ファイナンシャルプランナーに相談する前にある程度のお金の知識を身につけておく必要があります。
「ある程度ってどれぐらい?」となりますね。
理想はファイナンシャルプランナー3級取得ぐらいですが、忙しいビジネスパーソンにそんな時間はないと思います。
お金の知識を幅広くできなくても今、目の前の課題についてだけは勉強しておきましょう。
たとえば自分が資産運用で悩んでいてファイナンシャルプランナー相談するのであれば、資産運用に関わる本を3冊ぐらいは読むとか、それでもハードル高ければブログを読んだり、YouTube視聴で知識は得られます。
知識が0か1かのちがいは大きいです。
仮に悪いファイナンシャルプランナーに出くわしてしまっても、多少でも知識があると、相手が「おかしいこと言ってるぞ」と気づけますしね。
(5)複数のファイナンシャルプランナーを比較する
前述した通り、ファイナンシャルプランナーもどんな企業と提携しているか、得意分野は何か?などの特徴があります。
ですので、1人のファイナンシャルプランナーだけに相談すると偏った助言だけをうのみにすることになるかもしれません。
複数、できれば3名のファイナンシャルプランナーに相談するとリスク分散できます。
時間がなくて、3名は無理でも2名には相談しましょう。
1人に依存するのは危険です。
完全中立、すべてのジャンルに詳しい、そんなステキなファイナンシャルプランナーは極めて少ないと思います。
実際にファイナンシャルプランナー相談してみた
実際のファイナンシャルプランナーへの相談の流れと私の体験談もお伝えいたします。
相談者のスタンスとして、「意思表示する」「事実をすべてファイナンシャルプランナーに伝える」の2つがポイントです。
(1)ファイナンシャルプランナー相談の流れ(事前準備含む)
①あなたの目的と課題を明確にしておく
ファイナンシャルプランナー相談に行く目的と課題をはっきりさせておきましょう。
たとえば、
☑目的:持ち家にしたい
☑課題:住宅ローンがこわい
☑打ち手:わからない
最低限、これぐらいは知識がなくてもわかると思います。
できればもう少し具体的に、肉付けをしていくとより良い相談が出来ます。
☑目的:10年以内に持ち家にしたい
☑課題:35年の住宅ローン(金利はどれぐらいだろう…?)
☑打ち手:資産運用でお金をつくっておく
少し具体的になりました。
ファイナンシャルプランナーの立場からすれば、テーマを絞り、具体的な相談をされると答えやすいです。
②あなたの現状がある程度わかるようにしておく
☑家族の状況(年齢や出産などのライフイベント)を書き出しておく
☑家計簿、給与明細、保険証書などの資料を集めておく
これらの情報があるとファイナンシャルプランナーは家計の無駄や相談目的の実現可能性などの仮説を立てやすくなります。
③ファイナンシャルプランナー相談は家族がいれば、一緒に行く
よほどの理由がない限り、家族がいる場合はファイナンシャルプランナーへの相談に一人ではいかない方がいいです。
配偶者がいれば一緒に行き、将来の人生設計を考えましょう。
配偶者の意見も聞かず、一人よがりの計画を作っても実現できないですからね。
また「妻(夫)はこんなこと考えているんだなぁ」がわかります。
日常生活の中でなかなかお金や将来の話をすることはないですからね。良い機会になるかもしれません。
④ファイナンシャルプランナー相談
内容によりますが、おおむね90分~120分です。
最近はオンライン面談も増えてきています。
⑤ファイナンシャルプランナーからもらった宿題をやる
相談した結果、ファイナンシャルプランナーは必要な情報収集をはじめます。
「こんな資料(保険証書など)を持ってきてください」と言われると思います。
たまに相談しているとは言え、初めて会ったFPにすべての情報を伝えるのはイヤだ。と考え、正しい情報を伝えない人がいます。
たとえば、何か売りつけられるのがイヤで金融資産が1,000万円あるのに、100万円と言ってみたり。
正しい情報がなければ、正しいライフプラニングができないです。
ファイナンシャルプランナーには事実をすべて伝えてください。
「いや、この人は信用できない」と思うのであれば、そのファイナンシャルプランナーはやめた方がいいです。
⑥目的、課題、打ち手について知識を増やしておく
忙しいかもしれませんが、少しでも知識を入れておきましょう。
☑目的:10年以内に持ち家にしたい
⇒ 例:「持ち家か賃貸か」の書籍を読んでみる
☑課題:35年の住宅ローン(金利はどれぐらいだろう…?)
⇒ 例:住宅メーカーや個人のブログを読む
☑打ち手:資産運用でお金をつくっておく
⇒ 例:資産運用のインフルエンサーYouTubeを3本視聴
⑦2回目のファイナンシャルプランナー相談に行く
初回のファイナンシャルプランナー相談後、ほとんどの場合2回目の面談アポイントをファイナンシャルプランナーから提案されます。
90分~120分ではライフプラニングはできないですからね。
初回の面談でヒアリングをされ、2回目で目的や課題を加味したシミュレーション(このままだと何歳時点で資産が無くなるなど)がもらえることが多いです。
(2)【失敗談】人生初のファイナンシャルプランナー相談:独身(32歳)
人生初のファイナンシャルプランナー相談でした。
当時は知識もなく、「なんかファイナンシャルプランナー相談ってかっこいいな」ぐらいにしか考えていませんでした。
相談料は5,000円で、90分間ぐらい、某駅構内の喫茶店で面談でした。
「将来設計をどうしたらいいか」と相談した覚えがあります。
「どうしたらいいか…?」それはあなたが考えるんでしょうが!と過去の自分を叱ってやりたい気持ちです。
人間のできた、立派な女性ファイナンシャルプランナーさんだったのでバカな相談者に商品も売りつけずに「もう少し具体的に未来を考えてみましょう」と笑顔で対応してくださいました。
一方で、私はかなり迷惑な相談者だったと思います。
こんな私がえらそうに語って申し訳ございません。
(3)【体験談】人生2回目のファイナンシャルプランナー相談:結婚した年(40歳)
結婚して生活が変わるタイミングでファイナンシャルプランナー相談しました。妻も連れていきました。
会社の福利厚生の一環でFP無料相談サービス(32歳の時はそんな福利厚生があることすら知りませんでした)があるので活用させてもらいました。
ベテランのおじさまファイナンシャルプランナーさんで、保険会社とがっつり提携なされている方でした。
初回から家計簿情報、保険証書など資料を持っていき、目的・課題・打ち手を伝えました。
2回目の面談でシミュレーションを出してもらい、何歳時点でどの程度の資産が必要かなど情報はもらえました。
ただ私は民間保険不要だと思っているのに、FPさんの落としどころが保険の販売だったので3回目の面談はありませんでした。
しかしファイナンシャルプランナーへの相談は全く無駄ではなく、目的・課題・打ち手はある程度見えたので、おじさまファイナンシャルプランナーさんには感謝しています。
ファイナンシャルプランナー相談に関わる注意点
よくある質問について、一問一答いたします。
(1)ファイナンシャルプランナーの相談は危険ですか?
危険ではありません。
ただし、以下のポイントはおさえた上で面談に臨まないと危険かもしれません。
☑ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルを知る(多くのファイナンシャルプランナーは企業から報酬を得ている)
☑提携している企業の取扱い商品に誘導されると心得る
☑自分でも最低限の知識は入れておく
(2)有料のファイナンシャルプランナー相談は安心ですか?
有料だから安心とは限りません。
無料も有料も相談の質は基本的には変わりません。
「無料はお金を払っていないから無責任になるんじゃない?」と考える方もいますが、ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルでお伝えしたように質問者さんからお金をもらっていないだけで、企業からもらっていますからね。
なんなら無料の方が乗り換えしやすくていいかもしれません。
(3)ファイナンシャルプランナーはどうやって探しますか?
ファイナンシャルプランナー協会でも、民間でも調べられます。
①ファイナンシャルプランナー協会
日本FP協会を通してファイナンシャルプランナーを探せます。
面談はE-mail、Skype、LINE等を使った非対面の相談です。
日本FP協会「相談できるファイナンシャル・プランナーを探す」
②民間
最近注目されているのは『保険チャンネル』のFP無料相談です。
「保険の見直し」「家計の相談」「老後資金の相談」「教育費・子育て費用の相談」といった内容が何度でも無料で相談できます。
相談しなくても、まずは登録だけしてシミュレーションを組んでみるのもリクルートIDあれば登録がとても楽です。じゃらん、ホットペッパーなどを使っていれば登録すべき情報が反映されますからね。
相談しなくても、まずは登録だけしてシミュレーションを組んでみるのもいいと思います。
↓↓↓3分くらいで出ます↓↓↓
↓↓『保険チャンネル』でライフプランのシミュレーションしてみる↓↓
\何度でも無料相談できる/
↓↓↓ファイナンシャルプランナー資格にご興味あれば↓↓↓
中立や公平な人はいないと思った方がいい
FP相談は無意味と感じるのであれば、もしかしたらファイナンシャルプランナーに期待過剰なのかもしれません。
他人にはあまり期待しないことです。
そしてファイナンシャルプランナーに限らずですが、ビジネスの世界に純粋に中立な立場はないと思います。
中立なことが重要なのではなく、自分にとって必要かどうかを自分で判断することです。
判断するためには最低限の知識が必要です。
要は大事なのは自分自身、ですね。
・ファイナンシャルプランナーに相談する意味がないのは“受身”だから
・ファイナンシャルプランナーはお金のプロだが、何でもできるわけではない
・ファイナンシャルプランナーのビジネスモデルを知った上で相談する
・ファイナンシャルプランナーに丸投げせず、自分の目的・課題・打ち手を伝えた上で相談する
・最低限の知識は持ち、ファイナンシャルプランナーが言っていることをうのみにしない