① やるべきことが生活・職場・公的手続き・独立について一気通貫で確認できる
② 時間とお金を最大限にして辞める方法がわかる
③ 脱サラの成功確率を高める
「サラリーマンを辞めてフリーランスになる!」(でも正直不安)
「脱サラして第2の人生を!」(でも何やったらいいんだろ・・・?)
サラリーマンを辞めるとなると、前向きな気持ちと同時に不安をかかえている方は多くいらっしゃいます。サラリーマンから個人で事業をするのは、会社という大きな組織に守られることなく一人で生きていくことです。
“自由”を手に入れるとともに“安定“を失うことになります。”自由“というメリット、”安定“を失うデメリットを受け入れなければなりません。
ただ”安定“を失うとは具体的に何なのか?事前に対策できることはないか?まとめましたので確認してみてください。
生活編
(1)身体のメンテナンス
第一にお金や仕事よりも身体のことを考えてください。なぜなら、個人事業主はまさに身体が資本だからです。会社であれば自分が休んでも、誰かがやってくれます。
休んでも傷病手当金や有給であればお金はもらえます。個人事業主は代わりがいません。今まで以上に自分の身体を大切にしてください。
① 健康診断(年に1回)
やばい数値(基準外)があれば再検査を受けてください。血液検査で解決することが多く、お近くの病院に直近の健康診断結果を持っていけば診察してくれます。
② 歯の定期健診(年に3回)
歯は命と直結する“食”に関係します。他にも話す、力を入れるなど重要な役割を果たします。
③ 食事・運動・睡眠
健康をつくる3条件は誰でも知っていますが、実践するのが難しい。特に在宅ワークであれば、身体を動かさないリスクがあるので、筋トレと徒歩は最低限やりましょう。(無料)
(2)お金の管理
① 資産の棚卸
今いくらの自分にいくらの資産があるのか?正確に把握されていますでしょうか?現資産・負債(ローン)と合わせて、年金受給予定額も確認が必要です。
② 生活費適正化
固定費削減を中心に適正化を進めておきましょう。特に金額の構成比が大きい保険(生命、医療、自動車)、通信費(スマホ、Wi-Fi)は優先して着手すべきです。
変動費は“買物習慣”なので変えられるものは変えましょう。例えば、コンビニ⇒スーパーやドラッグストア、ホームセンター⇒100円ショップなど。
③ 資金繰り
退職後、お金の流れがガラっと変わります。一般に収入が減り、支出が増えます。仮に無収入でどこまで資金が尽きないか?いつまでにいくら稼がないといけないのか?感覚ではなく数値で把握しておくと安心できます。
↓以下、イメージです。
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(3)家財整理 ⇒ 不用品を売る
いわゆる断捨離です。
不用品を売るメリットは以下の通りです。
① お金が手に入る(収入アップ)
② 管理費用が減る(支出ダウン)
③ 時短になる(探す時間が減る)
管理費用とは、物を置いておくだけでかかる費用です。例えば車はあるだけで駐車料金がかかります。また物があふれていたら探す時間がかかります。
売るものとしては車(本当に必要か再考の上)、書籍、家具、やらなくなったゲーム機やソフトなどです。売り方はリアルでは出張買取、BOOKOFFなど、ネットではメルカリなどあります。
(4)買う・借りるものがあれば退職前に
退職のタイミングで住宅や車のローンを組むことはオススメしませんが、やむを得ない時は退職前に購入しておきましょう。(ただし計画的な退職の場合、住宅ローンを組むのは危険です)
多くは住居について賃貸になると思いますが、サラリーマンでなくなると部屋を借りるのが非常に困難になります。
個人事業主が部屋を借りられなくなるのではなく、脱サラしたばかりの“収入の無い”個人事業主になると不動産業者はかなり賃貸をしぶります。
私も体験しましたが退職と同時に引越をする際、私自身は部屋を借りられませんでした。妻の父親に代理契約してもらい、なんとか今の部屋を借りられました。
(5)クレジットカードの作成
賃貸同様、信用が関わるため個人になると作りづらくなります。現状使っているクレジットカードが使えなくなるわけではないのですが、事業用のクレジットカードを作っておくとメリットが多いです。
事業用のクレジットカードのメリット
・現金払いがなくなるので資金繰りが助かる
・WEB上で明確確認できるので管理が楽(確定申告も楽)
・盗難リスクが低い(不正利用あっても返金システムあり)
・ポイント付与される
(6)投資(高配当株が優先)
個人事業主のスタート時はほとんどの方が低収入ですので、不労所得があるととても安心します。投資は退職前にやることではなく、早めに着手すべきです。(複利効果で時間をかけるほどお金が増える)
投資すべきは目先の収入のための高配当株、もしくは老後資金のために積立NISAやiDeCoを活用した資金づくりが望ましいです。
職場編
(1)仕事を辞めるまでのステップ
① 1~3年前:次のステップへの準備期間
② 3ヶ月間:退職の意思表示
③ 1ヶ月前:退職手続き
④ 1週間前:仲間へのあいさつ
⑤ 有給休暇取得:少し休憩&準備期間
⑥ 退職日
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(2)就業規則や必要書類確認&記録しておく
退職前後はトラブルが多いです。たとえば、賞与・退職金・残業代が支払われないお金に関わるトラブルから、希望する退職日に辞めさせてくれない”引き止めトラブル”もあります。
就業規則を中心、在職中か入手できない情報もありますので事前に対策しておきましょう。
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(3)今の会社の中身を見ておく(経営者脳)
個人で事業をするにあたり、経営者脳になっておく必要があります。今までサラリーマンとして会社から“あたえられる側”でしたが、今後は個人事業主として“あたえる側”になります。
たとえ、あなたが一人で起業し誰も雇っていなくても、自身で目標を立て達成し、自分自身を養っていかねばなりません。会社にいるうちから組織をよく見ておき、組織がどのように機能しているのか見ておきましょう。
(4)納得して辞める
サラリーマンは社畜だとか不自由だとか言われますが、福利厚生や金銭面・信用面でかなり優遇されています。
特に社会保険である健康保険、厚生年金、雇用保険など手厚いです。それらを捨ててでも、納得した上で辞める強い気持ちがあればサラリーマンを辞めてしまいましょう。
公的手続き編
手続き自体は退職後になりますが、退職後すぐに動かないといけないので事前に準備はしておきましょう。
(1)健康保険(国保・任継・扶養)の選択
退職すると3つの選択肢があります。一長一短ありますので、今の自分にとってどれを選択するのが得なのか?見極める必要があります。毎月の固定費ですので慎重に。
① 国民健康保険
② 任意継続制度
③ 家族の扶養に入る
(2)年金免除制度活用
退職直後、諸条件はありますが無収入(無職)状態になると年金全額免除申請ができます。全額免除の期間は、保険料を納めなくても、年金額が 2 分の 1 保障されます。
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(3)失業手当はいつ、いくらもらえる?
サラリーマンをやめて収入がほとんど無い状態で頼みのつなである失業手当。資金繰りを把握するためにいくら受給できるのか?確認しておきましょう。
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(4)確定申告をしてみる
脱サラする前に今年は確定申告をしましょう。理由は2つで、①個人事業主になる前の練習、②サラリーマンでも還付金が発生することがあるからです。
たとえば以下の控除です。
・医療費控除:世帯で年間医療費が10万円を超える
・寄付金控除:ふるさと納税をしている
・外国税額控除:外国株式投資をしている
↓↓↓サラリーマンの確定申告についての詳細はこちら↓↓↓
独立準備編
(1)事業戦略を立てる
あまりおおげさに考えず、事業戦略を立て、紙やデータに計画を落とし込みましょう。おおまかにでも“地図”があるとないとでは大違いです。
個人でがむしゃらに進んでも迷子になります。後からいくらでも修正できますので、気楽に作成してみましょう。
↓↓↓事業戦略・計画の立て方がよくわからない方はこちら↓↓↓
(2)事業スタート時は金をかけない
初期投資で1,000万円借入して事業を起こす、これはオススメできません。令和のご時世、無料でできる商売はたくさんあります。SNSやココナラなどのクラウドソーシングサービスも充実しています。一人でできて、お金をかけずにできる事業がオススメです。
【参考】堀江貴文さんの儲かるビジネスの4原則
・利益率の高い商売
・在庫を持たない商売
・定期的に一定額の収入が入ってくる商売
・資本ゼロあるいは小資本で始められる商売
(3)個人事業主の先輩に話を聴く
身近にはあまりいないかもしれませんが、YouTubeに飛び込めば成功者はたくさんいらっしゃいます。
日頃から視聴しているインフルエンサーでもいいです。
突然、インフルエンサーに仲良くしてくださいと言っても相手にされませんのでYouTubeのライブ配信に参加することをオススメします。
なぜなら、ライブ配信ではない場合は編集でキレイにまとめていたりや演じているケースがほとんどです(悪い意味ではなく)し、一方通行です。
一方でライブ配信は比較的、素の状態で話してくれますし、双方向ですからライブチャットで発言すれば話しかけてくれます。
身近な人を大切に(夢を夢で終わらせない)
サラリーマンをやめるには覚悟がいります。
配偶者がいればまず配偶者には理解してもらわないといけません。
自分の想い、将来設計、資金繰りをどうするかなど話し合った上で計画を進めましょう。
個人事業主はサラリーマンのように安定しないですが、不安定⇒リスクが高い⇒稼げないかもしれないけど、すごい稼げるかもしれない、といった夢があります。
夢を夢で終わらせないために、事業戦略を練って、資金繰りを確認しながら個人事業主を楽しみましょう♪
サラリーマン辞める前にやっておくことべき18の行動
1.生活編
(1)身体のメンテナンス(健康診断、歯の健診)
(2)お金の管理(資産棚卸、支出適正、資金繰り)
(3)家財整理 ⇒ 不用品を売る
(4)買う・借りるものがあれば退職前に
(5)クレジットカードの作成
(6)投資(高配当株が優先)
2.職場編
(1)仕事を辞めるまでのステップ
(2)就業規則や必要書類確認&記録しておく
(3)今の会社の中身を見ておく(経営者脳)
(4)納得して辞める
3.公的手続き編
(1)健康保険(国保・任継・扶養)の選択
(2)年金免除制度活用
(3)失業手当はいつ、いくらもらえる?
(4)確定申告をしてみる
4.独立準備編
(1)事業戦略を立てる
(2)事業スタート時は金をかけない
(3)個人事業主の先輩に話を聴く
5.身近な人を大切に(夢を夢で終わらせない)