☑とにかく今すぐ仕事を辞めたい
☑仕事辞めたいけど、準備できることはしておきたい
☑40代で仕事辞めたらどうなるのか知りたい
「次の仕事決まってないけど辞めたい」
「とにかくもう会社に行きたくない」
私も半年前同じ気持ちでした。結論、辞めて良かったです。
将来への不安はないというとウソになりますが、とても前向きな毎日を送っています。
私は過去、退職を4回(4回とも転職先決めずに退職)経験しています。
半年前に14年間勤めた会社を辞め、40代前半で退職し、5ヶ月が経過しました。
多くのケースでどうにかなると思いますが、場合によっては厳しい状況になりますので、メリット・デメリットを確認しましょう。
私自身の反省もふまえて対策も考えましたので、現状のあなたにとってどうか?考えるきっかけになれば幸いです。
なお、「仕事決めらずに辞めるの不安じゃない?」と思われがちですが、74%の方が転職先を決めず(決まらず)に退職しています。
引用元:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」のデータをもとに運営者作成
☑仕事辞める最大のメリットは時間が手に入る
☑仕事辞める最大のデメリットはお金(収入源)を失う
☑手にした時間で“自分と向き合う”ことで転職や独立起業が有利になる
☑手にした時間で“自分と向き合う”ことで健全な人生が送れる
☑「退職という選択が正解か不正解か?」ではなく「退職をしたけど、これからどう正解にするか」と考える
次の仕事が決まっていないけど仕事を辞めるメリット
仕事を辞めると収入源を失う代わりに、“時間”が手に入ります。
“時間”は活用のし方によっては、お金よりも重要な資源となります。
(1)自分自身と向き合える
最重要なメリットです。
時間という資源を使って、深く自分自身と向き合う時間がつくれます。
特にブラックな環境にいるほど労働時間も長く、心身ともに疲れていて日頃から自分自身と向き合う時間がない(自分をごまかしている)ことが多いです。
自分自身と向き合うメリット
・自分自身を深くほり下げることで大事にしている価値観に気づく
・自分の気持ちに素直になり、本来の自分の人生が歩めるかもしれない
・人生の選択肢が広がる(再就職がすべてではないかもしれない)
・自己分析が進み、転職活動が有利になる
・落ち着いて転職活動ができる(就きたい仕事に就職できる確率が上がる)
(2)周囲への感謝が行動でしめせる
親の介護、育児、家事、墓参り・・・「時間があるならやりたいけど、仕事が多忙でできない。ごめん。」はあなたにもたくさんあると思います。
時間ができるとこれらの感謝の気持ちを行動でしめすことができます。
(3)納得のいく転職・独立起業ができる
前述の「自分自身と向き合える」ともつながる話です。
仕事がやめたく仕方ない時はあまり良い精神状態とは言えません。
良くない精神状態の時に転職活動をしても、視野がせまくなっており、再就職先をあやまる可能性があります。
再就職ではなく、独立起業するとしても冷静で健全な状態で考えた方が良い結果が出ます。
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(4)職場のストレスから解放
死ぬほどイヤだった事務所のドアを開かなくていい、一生顔も見たくない上司と関わらなくていい、となると心身ともに解放されます。
リフレッシュした状態を取り戻せます。
次の仕事が決まっていないけど仕事を辞めるデメリット
収入源とお金を失います。無職期間が発生すると、収入が減ることはもちろん、支出が増えます。
(1)お金の心配
一番の心配ごとです。
① 収入
無職になると当然ながらアルバイトなどしない限り、無収入です。
雇用保険加入していれば、失業手当はあります。
ただし自己都合退職であればタイムラグがあり、およそ3ヶ月後に手当が入金されます。
私は5月31日に退職し、9月2日に初回の失業手当入金がありました。
② 支出
無職期間は会社員時代より支出が増えがちです。
なぜなら社会保険料がかかるからです。
会社員を辞めると、国民健康保険と国民年金への切り替えが必要です。
会社員時代、健康保険も厚生年金も会社が折半(50%を負担)してくれていましたが全て自分で支払うことになるので、単純に倍です。
また国民健康保険は扶養の概念がないので、扶養家族分の支払いも必要です。
税金では住民税がかかります。
住民税は増えるわけではないですが、前年の年収に対して課税されますが納税は後からやってきます。
無収入の無職期間に住民税の納付書が届き、請求されるわけです。
(2)転職が不利(求人少ない)
一般に40代になると求人が極端に少なくなります。
マネジメント経験や専門性がない限り、40代以上の人材を採用するメリットがないからです。
また無職期間が長引くと「働く気がない」「他社に採用されない人材」との見方をされ、転職は困難になります。
(3)不安がつのる
お金の不安がつきない、再就職はできるのか?ととにかく不安にあおられます。
自分軸がしっかりしていないとつらくなります。
社会とのつながりがなくなるのも不安の一因になります。
(4)周囲からの目が気になる
「え?無職なの?」と言葉にするしないは別として、周囲からひややかな目で見られることがあります。
身近な両親や家族は事情をわかってくれても、それ以外の人たちは“会社員だったあなた”と“無職のあなた”では接し方が変わってこともあります。
いつ仕事を辞めてもいいように事前にやっとくこと
次の仕事決まってないけど辞めてもどうにかなりますが、できるだけ会社員のうちに準備をしておきましょう。
とにかくまとまった“時間”が必要です。
作戦を考え、計画を立てる時間を確保できれば勝機が見えます。
(1)考える時間の確保
考える時間をつくりましょう。
たとえ会社のあなたへの評価が下がってもいいと覚悟して、土日を休む、定時帰りを一定期間でもいいので実践してください。できれば3連休以上ほしいところです。
場合によっては仮病を使ってでも休んでいいと思います。
何のための時間かというと、自分自身と向き合う時間です。
自分の本音が聞けることがあります。本当に会社を辞めたいのか?辞めるとして何がしたいのか?その手段は・・・?
“自分自身と向き合う”ベストな環境
・できれば3日間泊まり込み
・非日常空間(自宅でなくホテルなど)
・独り(家族には事情話して)
・スマホもほとんど見ない(外部情報を絶つ)
⇒ 自分と対話するイメージです
(2)期日を設ける
“時間”は有限です。退職日はいつ、無職期間はいつまで、アルバイトする期間、無職をたのしむ期間・・・すべての期間に期日を設けましょう。
思い通りにいかないことの方が多いですが、だからこそダラダラして貴重な“時間”を捨ててはなりません。
(3)お金の知識に関心を持つ
仕事を辞める最大のデメリットであるお金について、退職前から関心を持ちましょう。
生活費見直しや資金繰り表を作成しておくことをオススメいたします。
資金繰り表は一見面倒くさそうですが、無職になると特に重要です。
なぜなら現金が尽きると生活ができなくなるからです。
現金の動きを正しく把握するのは、現実と向き合う恐怖とともに安心感も生みます。
いつまでにいくら収入がないと生きていけないのかなど把握できれば事前に手を打てます。
なお、退職するなら最低1年間無収入でも過ごせる資金は必要です。
また退職時に関わる税金や社会保険についても理解しておくと支出を最大限におさえられます。
↓資金繰り表イメージです
(4)社内でやれることはやったか
仕事を辞めたい理由は何でしょうか?
人間関係?仕事内容?もしかしたら他部署や他支店へ異動することで解消するかもしれません。であれば異動届を出しましょう。
休みも「取れない」と決めつけずに、介護のため、育児のために休ませてくださいと言ってみたら上司が理解してくれるかもしれません。
辞める覚悟があれば、会社の評価なんて小さい話です。
(5)副業を試みる
多忙なあなたには難しいかもしれませんが、副業の目的を“稼ぐ”ではなく“視野を広げる”ために行ってみてはいかがでしょうか。
退職以外の方法が見えてくるかもしれませんし、上手くいけば副業で稼げるようになる可能性も十分ありえます。
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【体験談】会社を辞めてから今まで
私事で恐縮ですが、少しだけ私自身の話もお伝えいたします。
「会社辞めてどうですか?」と聞かれたら「もっと早く辞めるべきでした。人生の無駄づかいでした。」と答えます。
ただ私が辞められたのは妻や周囲の人たちに支えられている環境だからです。
感謝しても感謝しきれません。
(1)3つの退職理由
家庭・健康、仕事、お金の3つの側面から退職理由を述べます。
①家庭・健康面
妻との時間を確保、両親の介護のことを考えるとサラリーマンを辞めるのがベストでした。(実際に父親が介護状態になったのは退職後に出た話ですが)
「時間と場所を選ばない生き方」で家族との時間を確保できると考えました。
自身の健康状態もサラリーマンより個人の方が保ちやすいです。
過酷な労働時間、人間関係によるストレスを避けられるので心身ともに健康を保てます。
家族のためにもまずは自分が健康であることが必要です。
②仕事面
仕事面では管理職になってずっとモヤモヤしていましたが、自分に合っていませんでした。
「人に指示されるのも、指示するのも嫌い」でしたから。
ただこれは表面的な理由で、本質的な理由は「サラリーマンは自分の資産が積みあがらない」と感じ始めていたからです。
資産とは”稼げる力”です。
もう少しかみくだくと、顧客からの信用信頼(ブランド)や技術・ノウハウ、人材育成(後輩育成など)がお金を生み出す”稼げる力”です。
サラリーマンはこれらの経験をすると同時に労働力として提供しています。
経験値はたまりますが、自身の資産にはならないです。あくまで会社のものです。
③お金面
サラリーマンは収入に上限があることに不満がありました。
サラリーマンでいる限り、会社に時間(労働力)を提供している時給労働者です。
とんでもなく稼いでいるサラリーマンもいるでしょうが、私の前職では出世して部長レベルになっても年収1,500万円程度です。
十分では?と考える人もいるかもしれませんが、時間、場所、人間関係(3つの不自由)から自由になるには不足しています。
そもそもサラリーマンでいる限り”3つの不自由”はついて回りますしね。
(2)退職決意は思い切り、退職意思表示は計画的
退職したのは退職を決意した9ヶ月前でした。
1年以上前から辞めたい気持ちはフツフツと温まっていましたが、上司に退職意思の表示をしたのは5ヶ月前でした。
つまり退職する決意をしたまま、4ヶ月間そしらぬ顔して仕事をしていました。
(3)退職決意~現在まで
・2021年08月:退職決意
・2021年09月:副業開始(ブログ執筆)
・2022年01月:退職意思表示
・2022年03月:最終出勤日
・2022年05月:有給消化
・2022年06月:無職開始(ブログ執筆中)
(4)周囲の理解
結婚して1年半後に夫が「会社辞める、次は決まってない」に対して妻はイヤな顔一つせず、「わかったよー」って言ってくれました。
私の両親は当初、戸惑っていましたが今は理解をしめしてくれています。
妻の両親も「がんばってください」と応援してくれています。かなり恵まれた環境です。
2022年2月、私が退職意思表示をした後に父親が要介護になってしまいました。
時間ができたおかげで、遠方(電車で片道5時間)ですが母親の介護フォロー(父親が半身不随)もできるようになりました。
ただ私に子供がいたり、住宅ローンを組んだばかりだと会社を辞めるのは難しかったかもしれません。
(5)職場との関係
直近の会社については14年間いましたので、多くのドラマがありました。
とてもお世話になった尊敬する上司、今でも連絡をくれる同僚や部下、逆に二度と顔も見なくない上司や嫌いな部下もいました。
“会社”という組織とは契約上の関係ですが、在籍中に関わりのあった“個人“とは人と人の温かいつながりがあるものです。
ですので、会社を辞めても自分にとって大事な”個人“には感謝と報恩の気持ちでいっぱいです。
(6)今の気持ち
将来への期待と不安が7:3ぐらいです。
私は「次の仕事決まってないけど辞めた」というより確実な収入源確保ができていないまま辞めました。
それでも根拠なき自信と日々の勉強で精神状態は安定しています。再就職はせず、個人で稼ぐ道を選んだことを後悔はしていません。(今のところ)
40代の退職は良かった~自分に素直に~
仕事が決まってようが決まってなかろうが、自分に素直に、自分の心の声にしたがって健全な人生を送りたいものです。
ただし自分の大切な人(配偶者など)をないがしろにして、自分のやりたいことを押し進めるのはオススメできませんので、しっかり話し合った上で物事は進めましょう。
安定収入を失うというのはやはり怖いです。
それでも会社を辞めて収入なくなったらどうしよう・・・ではなく、どうにかするしかないんですね。
「退職という選択が正解か不正解か?」ではなく「退職をしたけど、これからどう正解にするか」と考えるのが正しい思考ではないでしょうか。
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☑仕事辞める最大のメリットは時間が手に入る
☑仕事辞める最大のデメリットはお金(収入源)を失う
☑手にした時間で“自分と向き合う”ことで転職や独立起業が有利になる
☑手にした時間で“自分と向き合う”ことで健全な人生が送れる
☑「退職という選択が正解か不正解か?」ではなく「退職をしたけど、これからどう正解にするか」と考える
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