☑失業保険をもらいながら在宅ワークはできるのか不安
☑失業保険をもらいながら在宅ワークでいくらまでなら稼いでも減額されないのか不明
☑在宅ワークをどうやって探そうか検討中
ハローワークの雇用保険説明会で不正受給について厳しく言われ、「とにかく仕事はしちゃダメ」とすり込まれている方もいるかもしれませんが仕事はできます。
ただし、仕事でいくら以上稼いだら失業保険が減らされる、1日4時間以上で週20時間未満の短期であること、などルールがあります。
↓本記事はここ(この期間)の話です↓
・失業期間中にいくらまでなら稼いでいいのか計算してみる
・1日4時間以上の労働をすると失業保険の給付が1日先送りされる
・バイトの事前も事後もハローワークには報告&相談する
・クラウドソーシングサービスやバイトアプリを使って、在宅ワーク探しをする。
失業保険をもらいながら内職はできる
失業保険をもらいながら内職はできます。
ただし一定のルールがありますので、内容確認しましょう。
(1)短期アルバイトはできる
失業手当もらいながらアルバイト(内職、在宅ワーク含む)するには基本的に「1日4時間未満」「稼ぎ(控除あり)が賃金日額80%を超えない」の2つをクリアすれば全額受給できます。
なお、雇用保険の加入条件を満たした働き方をすると再就職とみなされ、失業手当はもらえなくなります。
雇用保険加入条件
・31 日以上引き続き雇用されることが見込まれる場合
・1週間の所定労働時間が 20 時間以上の場合
(2)アルバイトと内職のちがい
ハローワークへの失業認定日にする失業申告において、アルバイトと内職にちがいはありません。
区別するのはあくまで1日の労働時間が「4時間以上」なのか「4時間未満」なのかで判断されます。
(3)失業手当受給中のバイトで4時間ピッタリはどうなるか?
1日の労働時間が4時間ピッタリの場合は「就労」扱いとなります。
その日の失業手当は次回に繰り越しされてしまいます。
(4)在宅ワークは内職扱い
では在宅ワークはどうなるのかというと、内職扱いです。
前述した通り、内職かどうかは関係なく、1日の労働時間が“4時間以上”か“4時間未満”なのかで区別されています。
つまり仕事内容は関係なく「コンビニで3時間の接客業務」と「在宅ワークで3時間のデータ入力業務」は同じ扱いになります。
「内職って何時間働いたなんてわからないのでは?」と疑問がわいてきますが、あくまで自己申告になります。
失業手当受給期間中のルール
失業手当受給期間中の稼ぎは基本的には、収入金額と労働時間の2つの基準で決まります。
細かいルールがあるので確認しましょう。
(1)失業手当受給中のアルバイトはいくらまで稼いでいいのか?
【準備物】
・『雇用保険受給資格証』
・電卓(スマホので十分)
↓『雇用保険受給資格証』はこちらです↓
確認すべき数字は以下の通りです(数字は一例です)。
【必要な数字】
① 賃金日額:離職した日の直前6ヶ月に受けた賃金の総額を180で割った1日単位の賃金額
② 基本手当日額:基本手当として受給できる1日当たりの受給額
③ 控除額:国が決めた基準額(毎年8月1日に決まる)
④ 賃金日額80%金額:①の80%
上記の①と②は『雇用保険受給資格証』の「14.離職時賃金日額」「19.基本手当日額」に記載されています。
雇用保険説明会時にもらった『雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり』では上記のような説明です。
前提条件(仮設定)
① 賃金日額:10,000円
② 基本手当日額:5,500円
③ 控除額:1,310円(固定)
④ 賃金日額80%金額:8,000円
上記のケースであれば1日あたりの稼ぎが、3,810円までは全額受給可能となります。
【結論】
・全額受給可:3,810円までは稼いでも減額されません。
・減額される:4,000円稼ぐと、190円の減額となります。
・全額受給不可:9,310円以上稼ぐと、受給不可になります。
【計算内訳】
・全額受給可:3,810-1,310+5,500 ≦ 8,000
・減額される:4,000-1,310+5,500 > 8,000
・全額受給不可:9,310-1,310 ≧ 8,000
※一番左の数字がバイト収入額です。
(2)手当受給ルール
基本的に、収入金額と労働時間で決まります。
・求職申込み直後の7日間(待期期間中)は、アルバイトは一切できない。
・1日4時間以上の労働をすると失業保険の給付が1日先送りされる。
・1日の受給額の80%以上の収入があると支給されない(前述通り)。
(3)失業手当受給4パターン
失業保険はいずれかになります。基本的には収入金額と労働時間の2つの基準で決まります。
・労働収入:〇⇒ 稼ぎ(控除あり)が賃金日額80%を超えない
×⇒ 超える
・労働時間:〇⇒ 4時間未満
×⇒ 4時間以上
① 全額支給:収入〇、労働時間〇
いずれの条件もクリアした状態です。
② 減額:収入×、労働時間〇
減額されても失業手当受給日数としてカウントされます。
ある意味、“働いた損”なので、1日の労働時間が4時間以上のアルバイトを選ぶ方がいいです。
③ 先送り:労働時間×
1日4時間以上の労働は「就職または就労」とみなされ、“働いた日は”失業保険が支給されません。支給されなかった分は先送りされ、後に受給できます。
ただし失業保険の受給期間は離職日の翌日から1年間なので、受け取れる期間内で先送りしましょう。
④ 支給停止:就職扱い
1週間の労働時間が20時間以上で、雇用期間が31日以上のアルバイトをすると「就職した」とみなされ、失業手当が支給停止になります。
雇用保険の加入することになり「就職した」扱いになります。短期のアルバイトを選びましょう。
(4)入金タイミングが算出基準になる
「手当全額受給か?金額」は収入を得たタイミングになります。
4時間未満で働いたと申告した期間に対してではなく、収入(入金)があった期間に対して計算されます。
失業保険(内職)をもらう時の申告書書き方
アルバイト、試用期間、研修期間、内職、手伝い、ボランティアなどをした場合、収入の有無に関わらず、働いた日を申告する必要があります。
毎回の失業認定日に向けて、失業認定申告書を作成し、報告することになります。
5つの問いがありますので答えていきましょう。
この失業認定申告書は失業保険をもらうには超重要な資料です。
申告しない場合、不正受給とみなされ処分されます…
なお、画像はわかりやすくするため赤色で記入していますが、申告書の記入は黒色で記入しましょう。
(1)就職、就労、内職・手伝いを申告する
失業認定期間にどのような活動(働いたり、手伝いしたり)をしていましたか?を問われています。
以下の「何もしていない」以外は右の日付欄に記入が必要になります。
☑就職:原則、週に20時間以上働く ⇒ 〇
☑就労:原則、1日4時間以上働く ⇒ 〇
☑内職・手伝い:原則、1日4時間以上働く ⇒ ×
☑何もしていない ⇒ 記入なし
私の場合、毎週(火)~(金)の4日間、3時間の執筆活動をしているので(火)~(金)は「×」で申告しています。
(2)内職・手伝いをして得た収入を申告する
内職や手伝いをした場合、収入はいくらなのかを記入します。
☑収入があった日はいつか?
☑収入金額はいくらか?
☑何日分の収入か?
私の場合、収入が発生していないので0円で申告しています。
(3)求職活動実績を申告する
☑休職活動した?しなかった? ⇒ 「しなかった」だと失業認定されません。
☑職業相談などの活動 ⇒ 活動日、利用機関、求職活動内容
☑転職活動実績 ⇒ どの会社のどの部署のどんな職種に、いつ、どんな方法で、応募結果はどうだった?
※応募方法に転職サイトやエージェントを利用していれば、どのサイトか?まで記入が必要です。
ちなみに求職活動のベストな作り方は、1回目:職業相談(失業認定日に)、2回目:転職エージェントのオンラインセミナー参加です。
ですので、私は毎回、「職業相談などの活動」は失業認定日に実施していました。
(4)仕事が紹介されたらすぐに対応できますか?
ハローワークから職業紹介があったらすぐに応じられますか?と問われています。
応じられない理由があれば、申告書の裏面から選択して記入します。
「応じられない」を選択するとハローワーク側から色々と突っ込まれます…
(5)就職や自営をした、または予定あれば記入してください
最後に就職や自営をしたらいつ?(予定あれば予定を)就職先または自営であれば事業所名や所在地を申告します。
ハローワークとのコミュニケーション
アルバイトする前も後もハローワークには相談及び報告をしておきましょう。
事前報告の義務はありませんが、認識がまちがっていて不正受給(詐欺罪)になってしまうこともあります。
(1)アルバイト実施前後
各管轄のハローワークによって失業手当の見解が異なることがあります。
「在宅ワークのバイトをしようと思っています」「週5日の内職をしても問題ないでしょうか?」など事前の確認及び相談をしておくとトラブルをさけられます。
①実施前(報告義務なし)
「このぐらいの労働時間と収入であれば、失業手当受給額にはどの程度影響しますか?」と質問すれば、金額計算をしてくれます。
先日、私が実際に失業認定日にハローワークで事前確認した内容を共有いたします。ハ⇒ハローワーク担当者さんです。
私「ブログアフィリエイトをやっているんですが、申告必要でしょうか?」
ハ「ブログ?ア、アフィリエイト??」
私「ブログを書いて、読んでもらって広告収入を得る仕組みです」
ハ「あぁ・・・よく知らなくてごめんなさい。申告してください」
私「現時点で収益発生していないですが、必要ですか?」
ハ「はい。1秒でも作業したら必ず申告してください(ちょっとこわかった)」
私「前回の申告書には何も書かずに提出してしまいました・・・」
ハ「ええっと、収益はどのように発生しますか?」
私「ブログを見てもらった回数によって収益が決まります」
ハ「収益が発生してから、入金方法はどうなっていますか?」
私「8,000円に達したら入金される仕組みです」
ハ「わかりました。どれだけの時間をかけて、いくらになるのかが重要ですので、入金があれば必ず報告してください」
⇒ やはり気にしているのは労働時間と収入でした。
②実施後(報告義務あり)
失業認定日に失業認定申告書を提出しますが、内職がアルバイトと判断されれば収入金額だけでなく、労働時間も報告する必要があります。
即答できるよう収入金額と労働時間は記録しておきましょう。
(2)ハローワークはどこまで調べる?
「内職なんて絶対にバレないし、報告しなくてよくないですか?」と考える方もいますが、危うい考えです。
国の機関ですから、税務署から税金の支払い状況もわかります。
またハローワークが主体的に調べなくてもいわゆる”善意の第三者”からの通報で不正受給がバレる、というのが最も多いようです。
SNSも発達した今のご時世、どこかの誰かに見られていると思った方が賢明かと思います。
(3)「フリーランスになろうと思っています」←×
職業相談などで「内職してスキルを身につけて、フリーランスになろうとしています」とハローワーク職員さんに伝えると、失業手当はストップします。
本当のことなら仕方ありませんが、フリーランスや独立起業は準備中であっても失業手当の対象外となります。
【失業手当の受給条件】
・現在無職である
・働く意思がある
・働ける状態である
他方で再就職手当もらえる可能性があります。
諸条件や開業届など手続きは必要になりますが、決めているなら早めの行動を取るのもひとつの決断です。
↓↓↓再就職手当がもらえるかも↓↓↓
失業手当受給中のおすすめのアルバイト(在宅ワーク)の探し方
アルバイト(在宅ワーク)を探すには、アプリを活用すると効果的・効率的です。
どのぐらいの労働時間、どのぐらいの収入までなら稼いでいいのかがわかれば、あとはどんな内職(在宅ワーク)をするのかを決めましょう。
(1)失業手当をもらいながらクラウドソーシングを使う
① クラウドワークス
登録数200万人、求人のカテゴリは246種類の日本最大級のクラウドソージングサービスを提供しています。
オンラインで仕事発注者と在宅ワーカー(受注)とのマッチングから報酬の支払いまで一括で行っています。
② ランサーズ
クラウドワークスと肩を並べるクラウドソーシングサイトです。
③ ココナラ
「得意を売るならココナラ♪」でおなじみ。
スキル・知識・経験をオンライン上で自由に売り買いできるサービスを提供しており、クラウドワークスやランサーズと比較すると、ビジネス色があまりないのが特徴です。
(2)★お祝い金あり★バイトアプリを使う
「バイトル」「タウンワーク」など有名どころがありますが、求人側のお祝い金とは別に独自のボーナスがある『アルバイトEX』がおすすめです。
『アルバイトEX』は大手求人メディア20社(マッハバイト、しゅふJOB、シフトワークスなど)と提携しており、180万件以上のお仕事を一括検索・比較・応募ができます。
最大の魅力は、一部の案件については、応募者に現金振り込みでお祝い金をプレゼントしており、3万円〜10万円と非常に高額です。
【X(旧Twitter)の声】
あああああ!!!!!!www
それ今日見ました!!!!!www
アルバイトEXで5万円ボーナスやん!!
って思って調べたら5万円もらえるの実質8ヶ月後でしたwww
そういうのちゃんと調べないとですよね👍— 凛月あばば (@ABaba63843) September 12, 2023
アルバイトEXでお祝い金もらえたってツイートが出て来ないんだけど、みんなへそくりにして隠しているのかな?
そのアプリで仕事探ししてるけど、手順がややこしそうで、個人情報は別会社にも行き渡るみたいだし、不安で新規登録出来ずにいる。— カッペリン (@xuqnkhe) October 1, 2023
失業期間中も収入の最大化をはかりましょう
確認してきた通り、一定のルール内であれば、失業手当を減額されずに働くことができます。
ハローワークとコミュニケーションを取りながら、収入が苦しくなる失業期間に短期バイト、在宅ワークをして、ルール内でかせいでいきましょう。
↓↓↓リクルートエージェントのオンライン セミナー↓↓↓
\はじめての転職ならまずはセミナー参加/
・失業期間中にいくらまでなら稼いでいいのか計算してみる
・1日4時間以上の労働をすると失業保険の給付が1日先送りされる
・バイトの事前も事後もハローワークには報告&相談する
・クラウドソーシングサービスやバイトアプリを使って、在宅ワーク探しをする。