☑40代で転職に失敗してしまった…今後どうしたらいいかわからない
☑40代で転職したいけど、失敗しないためにはどうしたらいいか知りたい
☑「転職で失敗した」とはどういう状態なのか知りたい
40代でもう一度、すぐ転職となると短期離職になるし…この先どうしようか、、。
不安になってしまいますよね。
転職失敗しても打ち手はありますし、もしかしたらその失敗(と思っている)は早とちりの可能性もあります。
本記事では40代で転職失敗した時のリカバリー方法、そもそも失敗しないための年代別の対策ついて記しています。
・転職失敗の一番の原因は「転職活動が不十分」だったこと
・40代が転職で「失敗した」と感じるのは“早とちり“であることも多い
・転職失敗は“早とちり”であるケースは定性的なこと
・転職失敗は“早とちり”ではないケースは定量的なこと
・40代で転職に失敗してしまったら「転職を前提としない転職活動をする」
・転職を失敗しないための取り組みは年代によってちがう
40代が転職で「失敗した」と感じる3つの“早とちり”
特に40代が転職失敗と感じる3つの“早とちり”は以下の通りです。
☑社風が合わない
☑職務経験やスキルが合わない
☑働き方が合わない
転職者の4人に1人が転職を後悔しています。
引用:転職会議「なんと転職者全体の4人に1人が転職したことを後悔!!転職に失敗してしまう理由とは?」
転職を後悔する理由の1位はやはり「給与」ですが、2位はなんと「人間関係(社風)が合わない」です。
引用:マイナビニュース「転職先の企業に⼊社してから「後悔・失敗した」と 思ったこと」
実は40代も「転職に失敗した」と感じる一番の理由は、人間関係も含めて「社風に合わない」ことです。
けっきょく転職に失敗したんだよね
社風が合わなかったわ、、、— 休職くん (@RzeRgM5rBRu4bzz) April 27, 2023
しかしそれは“早とちり“である可能性が高いです。
なぜなら40代は一般的に、社会的な立場や役割が定まってきて、自己認識や自己評価が深まる時期だからです。
新しい環境に対して、20代であれば「まぁ、こんなもんかな」と受け入れられます。
一方、40代になると「いや、これはおかしい。今までとちがう。」と考えがちです。
特に40代での転職が初めての転職であれば、前職とどうしても比較してしまうでしょう。
もし自分が40代ではなく20代だったら?
前職と過剰に比較しすぎているだけかもしれません。
3つの“早とちり“について、もう少し細かく見てみましょう。
(1)社風が合わない
「転職して3ヶ月経つけど、なんか合わないんだよなぁ…」
上手く説明できないけど、なんとなく合わないことがあります。
なんとなくの内訳は、例えばこんな感じでしょうか。
☑上下関係にうるさい
☑敬語で話さない人がいる
☑上司への報告が細かすぎる
これは当たり前のことです。
会社は法人格とも言われます。
法“人格”なんです。
個人個人がさまざまな性格があるように、法人にも性格があるんですね。
人付き合いと一緒です。
40代にもなると、すり合わせには時間がかかります。
それだけで転職失敗と考えるのは“早とちり”なのかもしれません。
(2)職務経験やスキルが合わない
「思っていた仕事とちがった」
「自分のスキルが活かせない環境だ」
こう感じることもあるかもしれません。
☑あなた自身が転職先の業務内容を理解する
☑上司があなたのスキルを理解する
少なくともこの2つが揃ってあなたの力が転職先で発揮されることになります。
面接や書類選考では深いところまで理解されていません。
仮に「即戦力採用」など言われていても、スキルが活かされるのには時間がかかります。
(3)働き方が合わない
労働時間が不規則であったり、周囲のメンバーがゆるい環境(しょっちゅう外で喫煙休憩とか)あったり、逆に誰でも話さない職場だったり、さまざまです。
仮にあなたが前職で20年近く同じ環境で過ごしてきたなら、違和感を覚えて当然です。
社風と近い話ですが、働き方もさまざまです。
働き方を合わせるのには時間が必要です。
転職失敗は“早とちり”ではない3つのケース
一方で、“早とちり”ではなく本当に転職失敗の可能性が高いのは以下の3点です。
☑労働条件がちがう
☑業務内容がちがう
☑実績を上げても評価されない
前述の3つの“早とちり”は「居心地」の問題です。
つまり定性(数値で測れない)の問題と言えます。
一方、定量(数値で測れる)の問題は“早とちり”ではありません。
改善が見込めないのであれば、再度転職も視野に入れた方がいいです。
(1)労働条件がちがう
以下の条件が認識とちがった場合、転職失敗と言えるかもしれません。
☑勤務時間:勤務時間、休憩時間、休日日数などが極端にちがう
☑賃金:給与、賞与、各種手当
☑退職制度:退職金、企業年金
☑雇用形態:正社員、契約社員、アルバイト・パートタイム社員など
☑教育研修:スキルアップ研修やキャリアアップ支援など
(2)業務内容がちがう
業務内容が認識とちがったら致命的です。
キャリア形成に大きく影響しますからね。
Yahoo!知恵袋などでも以下のような声を聞きます。
☑営業職と聞いていたのに事務所から出ない
☑「1年現場経験後に課長」と聞いていたのに昇進なし
☑すぐに転勤させられ、希望とちがう職種になった
(3)実績を上げても評価されない
給与や賞与にも反映される人事評価も非常に重要です。
実績を上げていないのなら文句も言えませんが、部署の目標値を超えるような実績を上げているにも関わらず、評価されないのであれば再度転職したが方が良いかもしれません。
「中途社員よりプロパー(新卒)社員を優先する」そんな会社も日本には結構あります。
ただ人事評価には時間がかかるものですので、少なくとも半年間ぐらいは様子見かと思います。
↓↓↓転職後、がんばりすぎない↓↓↓
40代で転職に失敗してしまった時の3つの対処法
転職に失敗してしまったら、改めて転職活動をするしかありません。
ただし必ずしも今の会社から転職するための転職活動ではなく、「転職先で実現したかったことは何だったか?」を明確にするための転職活動です。
(1)独りで1泊2日の旅に出る
転職先という新しい環境に身を置き、毎日周囲への気疲れで自分自身のことを考えられていますでしょうか?
自分を客観視する時間を作る必要があります。
転職失敗は“早とちり”なのか?
本当に転職失敗なのか?
そもそも何をもってして私の転職は成功なんだっけ?
できればスマホも持たずに、非日常空間で考えてみませんか。
(2)転職軸を明確にする
今の転職が失敗と感じているなら、もしかしたら転職活動で転職軸が明確になっていなかったかもしれません。
転職軸とは、転職において譲れないことです。
実現したいこと、最優先で考えていること、と言い換えてもいいでしょう。
たとえば…
☑育児をしながらなので、8時間労働と週休2日は絶対
☑住宅ローンもあるし、2人の子供もいるので、年収700万はゆずれない
☑Webマーケティングを極めたいので、他の部署は考えられない
転職軸が明確になっていれば、これらを実現するために、他の条件(年収や休日、希望職種など)は捨てられる覚悟が持てます。
↓↓↓転職軸(自分軸)を明確にするやり方↓↓↓
(3)転職を前提としない、転職活動をする
転職失敗の多くは“転職活動が不十分だった”可能性が高いです。
しかし前回と同じ内容の転職活動だとやはり不十分になるかもしれません。
以下の3点が留意点になります。
①転職の決断を急がない
仮に再度転職する決断をしても、すぐに転職しないでください。
「とりあえず内定もらえたんで…」では同じ轍(てつ)を踏むことになりかねません。
転職活動を十分に行いましょう。
②転職条件の優先順位をつける
前述の転職軸の話です。
「絶対に大手企業がいい」「年収は前職より高い」「ワークライフバランスを取りたい」「やりたい仕事がしたい」…すべて叶えられればありがたいですが、そんな企業はきっとありません。
自分にとって大事なもの、優先順位を決めて転職活動に臨みましょう。
③転職のプロを頼る
もし前回の転職活動は独りでやっていたのであれば、今回は転職エージェントを頼ってみてもいいかもしれません。
転職エージェントは転職のプロフェッショナルです。
今すぐ転職をしなくても、転職エージェントに登録することはできます。
↓↓↓転職のプロ、転職エージェントに依頼する↓↓↓
40代での転職失敗を回避するために、どのようなキャリアプランを立てるべきですか?
年代によってキャリアプランは異なりますが、お金・キャリアアップ・社外に目を向ける、この3点がポイントです。
お金はキャリアプランに直接は関係ありませんが、年代問わず、人生の選択肢を増やすためには必要です。
では年代別に確認しましょう。
(1)転職失敗回避:20代が考えるべきこと
①片足転職でキャリア形成
20代は比較的ビジネス経験が短いため、遠い未来はイメージしづらいです。
3~5年先ぐらいを目標にし、その時になったらまた考えればいいと思います。
ただ年収を上げていきたいと考えているなら、大筋ではキャリアを考えていた方がいいです。
給料は業種×職種で決まります。
原則、以下の2つの方向性が考えられます。
☑高い専門性を追求する
☑一つの分野にこだわらず片足転職でスキルアップする
20代のうちに方向性が決まっていれば、40代で転職失敗する可能性はきわめて低いです。
↓↓↓片足転職って何??↓↓↓
②副業をしてみる
ここでの副業は小遣い稼ぎではなく、スキルアップが目的です。
☑社外の視点が手に入る(視野が広がる)
☑税金や経費について考えるようになる(コスト意識が持てる)
☑副業は事業であるため、経営者思考(視座が高くなる)が身につく
これらのスキルが身につく副業をしましょう。
転職で役立つのものはもちろん、仮に独立起業することになっても圧倒的に有利です。
↓↓↓副業するために必要な知識↓↓↓
③投資をはじめる
「長期・積立・分散」の投資をはじめてみましょう。
20代はそれほど大きな金額の投資は難しいかもしれませんが、少額でも長期間積み立てることでお金が増えていきます。
しかも投資は長期間になればなるほど、複利の力も働きます。
いざ転職活動するタイミングが来た時に、お金があれば心に余裕を持って転職先を選べます。
(2)転職失敗回避:30代が考えるべきこと
①転職計画+積極的な部署異動
20代のように転職計画も良いのですが、自社内で部署異動を希望するのも手段のひとつです。
ただし興味本位だけではなく、たとえば「42歳でITベンチャーにハイクラス転職をする」など目標を決めて異動先を決めましょう。
必然的にやるべきことが明確になります。
②副業をしてみる
基本的には20代と同じですが、30代であれば本業でのスキルもかなり身についてきていると思います。
関連した内容の副業をすることで相乗効果が生まれます。
③投資をはじめる
「長期・積立・分散」に加えて、少しお金に余裕が出てきたら、高配当株などにも投資をしてみてもいいかもしれません。
高配当株は金のなる木です。
(3)転職失敗回避:40代が考えるべきこと
①転職を前提としない転職活動をする
前述の通りですが、転職活動が不十分だと転職失敗の確率がグッと上がります。
「40代になったから…」ではなく40代だからこそ転職活動は必要だと思います。
なぜならサラリーマンを20年もやっていると自分が見えなくなるからです。
ましてや同じ会社で20年いると、その会社が自分の人生になり、自分よりも会社が優先になります。
すると、自分の本音はどんどん隠れてしまい、仮面をかぶってしまい、自分の心の声が聴こえなくなってくるものです。
私も前職の退職前はそんな感じでした…
②セカンドキャリアを見据えて資格取得
40代になれば転職してもしなくて、セカンドキャリアを考えるべきかと考えます。
本業でスキル・経験は十分につちかっていると思いますが、さらに資格を取得することで盤石になります。
40代から資格試験勉強は不安?
ハーバード大学の研究では43歳が集中力のピークだそうです。
↓↓↓会社を辞めても食べていける資格↓↓↓
③独立起業
転職失敗しないために、転職をしないという選択肢もあります。
再就職はせず、思い切って独立起業してみるのも悪くありません。
少し前の話ですが、45歳定年説というのもありましたね。
会社での定年を待たず、自ら45歳から別の人生を歩む道もあります。(私はコレです)
↓↓↓45歳を定年と考えてみると…?↓↓↓
40代で転職失敗したと思ったら、まず転職活動をする
まず転職失敗か、ただの“早とちり“なのかの見極めをしましょう。
見極めるためにも転職を前提としない、転職活動を実施しましょう。
“早とちり”ではなく、本当に失敗だった場合…
やはり転職活動です。
自分が一番大切にしていることは何でしょうか?
転職活動で見つけることができます。
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