☑会議でメンバーから発言を上手く引き出せない
☑ファシリテーターの自分だけ一生懸命
☑管理職になって3年以内
最近、会議でちょっと疲れてるように見えるけど、大丈夫ですか?
うーん…部下から全然意見が出なくて、ちょっと悩んでます…
それって、もしかして会議の進め方に問題があるのかも?
そうかもしれないです…。でも、みんなやる気がないわけじゃないと思うんだけどなぁ…
であれば、まずは会議の仕組みそのものを見直してみたらどうでしょうか。
- 会議で意見が出ないのは構造のせい
- 情報共有が発言を引き出すカギ
- 書くことで話せる人が増える
- 雑談の場が本音と発想を生む
- AIとの対話でアイデアの幅が広がる
管理職として1,500回以上の会議を運営してきた経験からお伝えします
なぜ会議でアイデアが出ないのか
会議でアイデアが出ないのは、参加者のやる気がないからではありません。
情報が不足したまま始まることが原因です。
本章では「意見が出やすくなる会議」の基本設計を解説します。
(1)会議で「意見が出ない」本当の理由
「いいアイデア出して」と言われても、何をどう考えてよいのか分からない――そんな経験、ありませんか?
多くの会議で意見が出ないのは、個人のやる気の問題ではなく、そもそも「意見が出せる状態にない」から。
情報共有が不十分なままスタートする会議では、参加者が何を話せばいいのか分からず、沈黙が流れるのも当然です。
(2)情報が足りないままでは意見は出ない
たとえば新商品アイスのアイデア会議で、「とにかく新しいものを」と言われても、どの層が伸びているか、過去に何がウケなかったかなど、判断材料がなければ発想しようがありません。
事前に売上動向・市場データ・顧客の声などが共有されていれば、参加者は“自分の言葉”で意見を出しやすくなります。
情報共有前では個々人で持っている情報の量と質が異なる為、前提条件が整っていません。
結果、持っている情報の量と質に関わらず、声の大きい人の発言だけが取り上げられてしまうことになります。
(3)意見は“後”で出すもの
アイデア出しの前にやるべきことがあります。
それは、まず「事実のすり合わせ」。
全員が同じ地図(=共通理解)を持っていないと、発言内容もズレがちです。
意見を出すのはその後。
「誰に向けて、どんな方向でアイスを出したいか」を一緒に考えることが、良質なアイデアにつながります。
重要なのは情報共有と意見出しは切り分け、必ず情報共有してから意見出しを行う事です
メンバーの本音とアイデアを引き出すには
会議で話さない人にも、実は伝えたいことがあるかもしれません。
本章では、個別対応・書く工夫・雑談の力を活かし、メンバーの本音やアイデアを自然に引き出す方法を紹介します。
(1)一斉に話すのが苦手な人もいる
会議の場で黙っているからといって「何も考えていない」とは限りません。
むしろ1対1だと話せる人も多く、全体の場では委縮してしまうだけ。
管理職としては、全体会議だけでなく個別の声かけや、小さなグループ内での対話も意識しておくと、多様な意見を引き出しやすくなります。
ボクも会議で黙っていたら上司に「意見が無いなら出ていけ!」と言われた苦い思い出があります…
(2)「書くこと」でアイデアは出やすくなる
「発言してください」ではなく「まず紙に書いてください」とするだけで、話せなかった人が発言するようになります。
付箋に書いてボードに貼る、事前にアイデア記入シートを配るなど、“書くプロセス”を入れると、頭が整理され、自信をもって話せるようになります。
(3)ランチや雑談が実は貴重な場
アイスの新フレーバー企画などでも、会議中は黙っていたメンバーが、会議後のランチで「実はこう思ってた」と話すことがあります。
会議体だけに頼らず、非公式な雑談・休憩中の会話・Slackでのカジュアル発言など、多様なチャネルを活かすことが、アイデアの拾い上げにつながります。
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機能する“会議体”を設計しよう
良い会議は「設計」から始まります。
本章では、会議体と会議の違いを整理し、意思決定しやすい仕組みの作り方と、AIを活用した新しいアイデア発想の方法について紹介します。
(1)会議と会議体の違いを理解する
「会議」は一時的な話し合いの場。
一方「会議体」は、その会議を制度としてどう設計するか、という枠組みです。
たとえば「誰が出席するのか」「どの段階で意思決定できるのか」といったルールや構造を整えることが、実は良い会議の前提になります。
(2)会議体の設計ステップ
会議体を整えるには、①目的の明確化、②参加者の選定、③議題と役割の整理、④決定フローの明示が必要です。
たとえば「週1で進捗共有」「月1で開発判断」といった会議体系図を作っておくと、メンバーも自分の立ち位置と責任が分かりやすくなります。
(3)人間とAIの共同作業でブレイクスルー
ChatGPTのようなAIを使えば、アイデアのたたき台を手軽に出すことができます。
忖度せず、発想の幅を広げてくれるのがAIの良さ。
一方で、最終判断や独自視点は人間にしか出せません。
AIは“アイデアの壁打ち相手”として活用し、チーム全体で育てるスタイルがおすすめです。
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意見を引き出すには“仕組み”がカギ
会議で沈黙が続くのは、参加者のやる気の問題ではなく、情報不足や仕組みの不備が原因です。
全員が意見を出しやすいように準備し、時には紙に書かせ、非公式な場でも耳を傾けましょう。
そして、AIの力も遠慮なく借りましょう。
若手管理職でも、会議の設計次第でチームの可能性は大きく広がります。
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