☑仕事が合わないのでさっさと辞めたい
☑仕事が合わないけどさっさと辞められない
☑合わない仕事を続けると結果どうなるのか知りたい
仕事が合わないと辞めたくなりますよね。
就職・転職、部署が変わったり、役職が上がったりしても仕事が合わないと感じることがあります。
ただし仕事が合わないからと言ってすぐに辞めない方が良いです。
なぜなら仕事を辞める以外の選択肢でどうにかできるかもしれないからです。
またなぜ仕事が合わないと感じているのかの原因をはっきりさせておかないと、また同じことを繰り返す可能性が高くなります。
本記事では、合わない仕事をさっさと辞めるリスクやメリット、取るべき対応策について説明いたします。
合わない仕事に違和感を覚えながら継続することなく、より良い人生を切り開くきっかけになれば幸いです。
・合わない仕事と思ってもすぐに辞めるのはリスクがある
・とはいえ、合わない仕事をずっと続けるのはもっとリスクがある
・「この仕事は合わない」で終わらせず、なぜ合わないのか?何がしたいのか考える
・合う仕事を見つけるには自己理解が必要で、自己分析でしか見つからない
・転職はリスクあり、転職活動はノーリスク
合わない仕事はさっさと辞めるべきなのか?
仕事は合わなくてもさっさと辞めるべきではありません。
まずはその兆候を自覚し、原因と対策を考えた上で仕事を辞めるのか、辞めずに別に対策を打ちましょう。
ただし場合によっては、さっさと辞めた方が良いこともありますので、その3つの判断基準についても確認しておくと良いです。
(1)合わない仕事の兆候とは?
合わない仕事の兆候のあるあるとして、以下の5つがあります。
☑朝起きられない(起きたくない)
☑夜遅くまで起きている(寝たくない)
☑金曜日の晩はテンションが上がる
☑日曜日の夕方ゆううつで仕方ない(サザエさんの時間あたりから)
☑同僚の出世に「なんでアイツが…?」と思ってしまう
(2)それでもさっさと辞めるべきか3つの判断基準
「時間」「健康」「お金」の3つの基準から判断します。
基本的には合わない仕事だと思っても、さっさと辞めてしまわない方がよいです。
しかし以下の3つの当てはまるのであれば、さっさと辞めましょう。
①長時間労働が当たり前
長時間労働は、身体や精神に大きな負担をかける恐れがあります。
例えば、極度の過労や長時間労働、適切な休暇が与えられないこと、適正な労働条件が守られていない状態です。
このような仕事を続けていると、心身が壊れる可能性があります。
心身が壊れると転職など社会復帰をするのに相当なエネルギーが必要になり、意図しないキャリアブランクができてしまいます。
キャリアのブランクが長過ぎると転職も不利です。
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②パワハラ・セクハラが当たり前
パワハラ・セクハラをはじめとするコンプライアンス違反が当たり前の会社はさっさと辞めましょう。
パワハラ・セクハラは精神的なストレスや不安感を引き起こし、仕事への意欲やパフォーマンスにも大きな影響を与えることがあります。
自己を守り、メンタルヘルスを保つためにも、パワハラ・セクハラがある場合は速やかに辞めるべきです。
またコンプライアンス違反をする会社が許される社会ではなくなりつつあります。
つまり会社としての将来性はありません。
↓↓↓パワハラについての正しい知識↓↓↓
③給与が低すぎる・残業代が出ない
給与が低すぎる場合や、残業代が適切に支給されない場合は、自身の労働への適正な評価がされていないことを意味します。
給与が不適切な場合、努力や成果が報われないため、モチベーションやワークライフバランスの維持が困難になることがあります。
「家族もいないし、とりあえず独りなら生きられる。低賃金でもなんとかなる…」と思うのは非常に危険な考え方です。
本業は低賃金だけど副業でなんとかする…も20代ならともかく、40代からは厳しいです。
40代50代と年を重ねていくと体力も気力も衰えてきます。
またコンプライアンス違反をする会社が許される社会ではなくなりつつあるので、会社としての将来性はありません。
↓↓↓ブラック企業にいるとこうなる↓↓↓
合わない仕事を辞めるリスクとメリット
合わない仕事を辞めるにはリスクが伴います。
メリットと合わせてリスクも確認しておきましょう。
(1)合わない仕事を辞める3つのリスク
合わない仕事を辞めることには、以下のようなリスクがあります。
①経済的な不安定さ
合わない仕事を辞めることで、収入が途絶える可能性があります。
新しい仕事を見つけるまでの間、経済的な不安定さを感じることがあります。
②キャリアの停滞
辞めた仕事での経験やスキルを積むことができなくなるため、キャリアが停滞することもあります。
特に、長期間同じ職場にいた場合は社風に慣れすぎて、新しい仕事への就職活動が難しくなる可能性もあります
またキャリアにブランクがある(つまり失業期間)があると敬遠する企業があるのも事実です。
③社会的な評価の低下
合わない仕事を辞めることで、周囲からの評価が低くなる可能性があります。
また、一度辞めたという経歴が次の就職先で悪印象を与える可能性もあります。
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(2)合わない仕事を辞める3つのメリット
合わない仕事を辞めることには、以下のようなメリットがあります。
①心身の健康向上
合わない仕事によるストレスや不満が解消され、心身の健康状態が改善します。
健康な状態を維持できることで、より充実した生活を送ることができます。
②ワークライフバランスの改善
合わない仕事を辞めることで、自分の時間や生活の充実度を向上させることができます。
仕事とプライベートのバランスが改善され、より充実した日々を送ることができます。
③キャリアの成長と自己成長機会
合わない仕事を辞めることで、新しい職場やキャリアにチャレンジする機会が得られます。
新しい環境での経験と学びを通じて、自身のキャリアの成長と自己成長が促進されます。
合わない仕事を辞める前にやるべき3つのこと
合わない仕事は継続すると良いことはありませんが、いきなり辞めるのは得策ではありません。
①社内でできること、②自己分析、③(転職はしなくても)転職活動、の3つをやってから辞めましょう。
(1)社内でできることをやる
①人事異動等を申し出る
企業規模によりますが、可能であれば会社(上司や人事)に人事異動等を申し出てみましょう。
今の仕事のどこがどのように“合わない”のか理由がはっきりしていれば手段のひとつになります。
☑業務内容がイヤ ⇒他部署異動希望
☑役職(管理職など)がイヤ ⇒自ら降格希望
☑会社(社風)がイヤ ⇒転職するしかない
②社内改善活動
もし現在の職場で何かしらの問題を感じている場合、まずは社内で解決策を見つけることを試みると良いです。
たとえば残業時間が長いのが問題であれば、自ら課題を見つけ、一人で解決できそうにない課題であれば上司や同僚らを巻き込んで取り組んでみましょう。
(2)自己分析をする
合わない仕事を辞める前にやっておくべき最重要事項です。
なぜなら多くの人が「なぜ今の仕事が合わないか」⇒「ではどんな仕事が合うのか」の答えを持っていないからです。
自分はどんな価値観で、何が得意で、何が好きなのかなど自己理解をしなければ答えは出ません。
自己理解のために徹底的な自己分析が必要になります。
ではなぜビジネスパーソンは自己理解が難しいかというと、何年も社会人を経験していると“役割“という仮面をかぶってしまうからです。
家庭では夫・妻、父・母の仮面、会社では上司・同僚・部下の仮面をかぶって少なからず役割を演じていると思います。
つまり自分に素直になっていない、なれないのです。
特に多忙なビジネスパーソンは意図的に自己分析ができる環境(時間と場所)を作る必要があります。
転職活動の前段階で取り組むべき内容です。(悩んだら転職エージェントを頼るのもあり)
↓↓↓自分史を使った自己分析方法↓↓↓
(3)転職活動をする
① 口コミサイトを見てみる
口コミサイトは、実際にその企業に勤めた人々の意見やレビューを参考にすることができる重要な情報源です。他の人々の経験や評価を知ることで、自身が転職する際の参考材料にすることができます。
口コミサイトでは、給与や労働環境、福利厚生、社風などの評価や体験談が掲載されており、それらを参考にすることで、自身に合った職場を見つけることができます。
② 世の中にどんな仕事があるのか知る
転職活動をする際には、自身が興味や才能を持っている分野や業界を知ることが重要です。
世の中のさまざまな仕事や職種について情報を集めることで、自身が目指すべき方向性を明確にすることができます。
情報収集の方法は多岐にわたり、インターネットや書籍、セミナーやイベントなどを活用して自身の可能性を広げることができます。
自分の興味やスキルに合った業界や職種を見つけることで、転職活動の効果を高めることができます。
↓↓↓やりたい仕事を見つける方法↓↓↓
③ 転職エージェントに登録
今すぐ転職をしなくても、転職活動をすることで自己分析が進み、転職市場を理解することで「そもそも転職すべき?」「納得いく転職ができるのか?」が見えてきます。
転職活動は独りでもできますが、転職エージェントを頼った方が効果的かつ効率的です。
転職エージェントは、転職をサポートしてくれるプロフェッショナルです。
転職エージェントに登録すると、自身のスキルや希望条件に合った求人情報を提供してもらうことができます。
転職エージェントは様々な企業とのパイプを持っており、隠れた求人情報や非公開案件などにもアクセスすることができます。
また、エージェントは転職活動のアドバイスや面接の準備、履歴書の添削など個別のサポートも行ってくれるため、転職活動の効率を高めることができます。
↓↓↓はじめての転職者向けセミナー↓↓↓
【実例】合わない仕事はさっさと辞めるべきなのか?
合わない仕事をやってみて、4回の転職の末、脱サラをした私自身の体験談をお伝えいたします。
まだまだ道半ばですが、ひとつ確実に言えることは「自分に素直に生きられるようになった」「自分の人生を取り戻せた実感」はあります。
(1)繰り返した4回の転職
私は現在40代前半ですが、4回転職をし、現在は個人事業主として在宅ワークを中心に活動しています。
1~4社すべて「合わない仕事」だったのですが、4社目の前半は比較的楽しめた仕事でした。
私の職歴は…
①卸売業:倉庫内ピッキング、営業補助
②中小規模小売業:デイリー・グロッサリー部門チーフ
③経営コンサル業:経営コンサルタント
④大企業小売業:営業部中間管理職
⑤WEBマーケティング:個人事業主
(2)転職活動をすることで見えた未来
大学卒業後の1社目は1年2ヶ月で辞めましたが、まず1社目は「合わない仕事」でしたがこれが私のキャリア形成の転機になりました。
1社目を辞めた理由が、会社のことも職場の人間関係もまったく問題ない、むしろ良い人ばっかりでしたが「本当にこれが自分のやりたい仕事なのか?」と入社3ヶ月後から毎日考えるようになりました。
もんもんとした日々を過ごしながら、転職活動もせず、とりあえず退職しまいました。
退職して2ヶ月後ぐらいから転職活動をはじめました。
当時の初めての転職活動で「社会貢献度が高そうな、小売業特化の経営コンサルタントという職業を選ぼう」と決めました。
卸売業からいきなり経営コンサルタントは難しそうなので、経営の勉強(資格)をしながら中小小売業の現場に転職し、その後に経営コンサルティング会社に入社しました。
経営コンサルティングの手法を3年間程度学んだ後、大企業に転職し、小売業のコンサルノウハウを入手…そして独立、と考えていました。
しかし4社目の仕事が楽しくなって、大きな志をわすれ(?)、時が過ぎていきます。
(3)合わなかった管理職(合わない仕事を続けた結果)
大企業では楽しく仕事をしていているうちに管理職登用されました。
せっかくだから管理職も楽しもうと意気込んでいましたが、これが合わない仕事でした。
管理職3年目あたりから自分には“合わない”ことに気づきました。
しかし10年以上会社に在籍していたからか、なかなか決断できず5年間も続けてしまいました。
自分に合わなかったのは…
☑上司に指示されるのがイヤ(納得していないことができない)
☑部下に指示するのがイヤ(不本意なことを言う自分がイヤ)
☑業務内容が納得できない(ビジネスモデル上仕方ないとわかっていても)
合わない仕事を続けた結果、以下の3つの負がありました。
☑笑顔が減った
☑言動が消極的
☑成果が出づらい
(4)自己分析で自分に素直になった
「この仕事は合わない」と感じてから、徹底的な自己分析をしました。
辞める以外の手段としては、人事異動を申し出たりすることもできましたが、しませんでした。
なぜならそもそもサラリーマンが自分に合っていないと気づいたからです。
自分に素直になった結果、仕事は好きだけどサラリーマンは合っていないと。
2020年には結婚して家族(子供はまだ)はいましたが、2022年5月に退職しました。
(5)そして脱サラへ
晴れて脱サラし、キャリアブレイク(働き方の見つめ直し)を経て、個人事業主として活動するようになりました。
脱サラまでに以下の3つの準備をしました。
☑資産運用:やはりお金をないと不安
☑副業:退職する9ヶ月前ぐらいから開始
☑情報収集:個人としての働き方を模索
【知恵袋の回答者の見解】「合わない会社をさっさと辞めるべき?」を知恵袋に質問してもいい?
質問するのは良いですが、参考程度にとどめておくべきかと考えます。
私もよく知恵袋を利用し、質問も回答もします。
特に「退職」「転職」に関する回答をすることが多いですが、たまに回答をうのみにされる方がいます。
回答者と質問者あくまで状況はちがいますし、当然ながら質問者の質問内容のみで回答者は判断するので、100%正確な回答が返ってくることはありません。
参考程度にとどめておき、ご自身でしっかり調べることをオススメいたします。
↓205件のベストアンサーいただいています↓
転職しなくても転職活動はしてみよう
今の仕事が合わなくてもすぐに辞めるのは待ってください。
辞める以外の選択肢があるかもしれません。
なぜ合わないのか?原因を突き止め「じゃぁ、何がしたいのか?」を自問自答しましょう。
自分独りで自己分析をしても、よくわからなければ転職のプロである転職エージェントを頼るのも手段のひとつです。
転職はリスクありますが、転職活動はノーリスクですから。
・合わない仕事と思ってもすぐに辞めるのはリスクがある
・とはいえ、合わない仕事をずっと続けるのはもっとリスクがある
・「この仕事は合わない」で終わらせず、なぜ合わないのか?何がしたいのか考える
・合う仕事を見つけるには自己理解が必要で、自己分析でしか見つからない
・転職はリスクあり、転職活動はノーリスク