☑会社にしがみつき続けたい
☑会社にしがみつきたくない
☑会社にしがみつき続けるとどうなるか知りたい
・会社にしがみつくことの最大のメリットは経済面
・会社にしがみついていてもリストラ、出向、降格のリスクがある
・会社にしがみつくことで働かないおじさん(おばさん)になる
・結果、貧困な下流老人になり生きるのがツラくなる
・脱会社依存のためには転職活動が有効
会社にしがみつくメリットと勝ち組の特徴、見捨てられないための対策
会社にしがみつく事でのメリットは経済面をはじめ、たくさんあります。
また勝ち組の特徴や会社に見捨てられないための対策も解説いたします。
(1)会社にしがみつくことのメリット
①経済面で安定している
何と言っても経済面でのメリットが非常に大きいです。
☑給与と賞与
会社員である限り、毎月定期的に給与がもらえます。
仮に仕事で成果が出なくても、有給休暇でゆっくりしていても、サボっていても、定期的にお金が入ってきます。(降格や減給はされたとしても)
しかも多くの会社で半年の一度、給与の数ヶ月分の賞与までもらえます。
☑退職金制度
さらには一定期間以上同じ会社に勤続していれば、退職金がもらえます。
大企業であれば、勤め上げれば2,000万円以上が相場です。
しかも退職金は税制優遇もあるため、2,000万円もらっても税金は40万円程度しか引かれません。
☑福利厚生や補助など
給与や賞与、退職金以外にも福利厚生や補助により、会社には経済面で負担してもらっています。
私も前職の大企業では以下の福利厚生や補助がありました。
・家賃補助
・交通費(出張費)
・勤務地手当
・持株会補助
・企業型確定拠出年金
・引越費用
☑社会保険折半
健康保険や厚生年金などの社会保険は会社が折半(半分を負担)してくれています。
会社員であれば社会保険料は半分でいいのです。
・厚生年金:6,377,550円
・健康保険:3,136,500円
・介護保険:143,910円
・雇用保険:422,620円
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②会社に守られている
経済面以外でも会社という大きな組織に守られています。
☑ミスをしても怒られるだけ
仕事でミスをしても、基本的には怒られて終わります。
始末書や顛末書を書かされたり、ひどい時は降格になるかもしれませんが、それでも今の日本では懲戒解雇事案でもない限りクビにはなることは少ないと思われます。
☑仕事が進めやすい
会社の看板を使って仕事をしているので、仕事が進めやすいのも大きなメリットです。
たとえば商談相手が「営業担当の言うことにちょっと納得いかないけど、相手は大手だし取引を続けるか…」など担当者に対して、多少疑問を持つようなことがあっても会社の看板があれば失注確率は大きく下げられます。
③環境に慣れれば楽に過ごせる
組織が成り立つ条件は「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」の3つと言われています。
貢献意欲とは、「頑張りに対してふさわしいお金がもらえるなら、しっかりやりますよ」ということです。
つまり会社の方針に共感し、それなりに頑張り、メンバーとコミュニケーションが取れていれば良いということになりますが一度、会社になじんでしまえばそれほど人間関係や職務遂行は苦にならないか思います。
(2)(特に)大企業にしがみつく勝ち組の特徴
(特に)大企業にしがみつく勝ち組にはいくつかの特徴がありますので、確認しましょう。
①上司や会社に貢献
上手くしがみつく人は、自分の強みを生かして上司や会社に貢献します。
もしくは貢献する振りが上手です。
たとえば会社の方針に合わせて自分は動いています感を出し、上司の望んでいそうな部下像を見事に体現し、常にアピールをしている人…近くにいませんか?
②会社の中でのポジションを確立
上手くしがみつく人は社内での立ち位置をよく理解しています。
もし出世が出来なさそうなら、○○部長の派閥に入り込むなど上手く立ち振る舞う人…いませんか。
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(3)会社に見捨てられないための対策
①基本的に上司に絶対服従
自分の意思に反したこと、理不尽なことがあっても上司に逆らわない方が良いです。
なぜなら多くの会社で上司が部下の生殺与奪の権利(評価など人事権)を持っているからです。
最近では、パワハラ上司は排除されやすくなっているし、日本の会社もそんな文化は変わってきている…と思いたいところですが、風土はそんな簡単に変わりません。
②仕事をやっている感を出す
やっている感はとても重要です。
特に企業の規模が大きくなるほど一人の仕事の影響度は小さくなります。
つまりサボったりミスをしたりしても会社への影響は大したことありません。
仕事を頑張っていて、かつ成果を出し続けられるのであれば出世していき、しがみつく必要はなくなるかもしれません。
しかし頑張れなかったり、成果が出せないこともあります。
それでもしがみつきたいのであれば、仕事をやっている感を出し自分の存在価値をアピールしましょう。
③上司や他部署との信頼関係構築
上司はもちろん他部署とのコミュニケーションを大切にしましょう。
上司にはこまめな報連相、他部署には根回しをしながら円滑に進めることができれば会社というコミュニティにい続けられます。
会社にしがみつき続けるリスクと末路
会社にしがみつき続けると成長の機会が少なく、モチベーションが低下しがちです。
結果、働かないおじさん(おばさん)として生き残り、退職後に下流老人となる末路が待っている、かもしれません。
(1)ポンコツ社員になる?職場の現実
①成長の機会が少ない傾向がある
会社にしがみつき続けると、成長の機会が少なくなり、自己成長が停滞する可能性が高まります。
大企業であれば、ジョブローテーション(配置転換)や昇進などでビジネススキルが上がることはもちろんあります。
とはいえ、同じ会社内での話です。
周囲は近い価値観ですし、当然ながら同業種ですのでそれほどの変化はありません。
また企業規模が大きいほど役割が限られていますので、仕事の幅は狭くなります。
②モチベーションが低下しがち
勤続年数が長いほど、モチベーションが低下しがちです。
新入社員の頃は輝いていたのに、10年間もいれば死んだ魚のような目になっている先輩…いますよね。
③いつまでも会社があるとは限らない
上記の①と②から会社の競争力が低下し、経営状況が悪化した結果、倒産するリスクがあります。
中小企業であれば資金繰り悪化や人手不足による倒産はありえます。(私が経営コンサルティング会社勤務時代に実際に見てきました…)
一方で、大企業は簡単に倒産しません。
ただし倒産はしなくても他企業に吸収合併されたり、事業規模縮小(部門が無くなる)の発生は十分考えられます。
吸収合併されれば、基本的に待遇は極端に悪くなりますし、部門が無くなればリストラの可能性が濃厚になります。
(2)会社に見捨てられた時のシナリオ
①リストラ対象の可能性
リストラや業績不振により、突然の退職勧告を受ける可能性があります。
早期退職でなくとも出向や降格は今の日本でも頻繁に行われています。
これからは益々、日本の会社でもリストラは増えていくと考えられます。
根拠の一つとしては2024年1月から6月までの半年間で、早期希望退職の募集は前年同時期対比3.6倍になったというニュースが先日報道されました。(東京商工リサーチ調べ)
また40代50代が主な対象だったリストラも、年齢制限なしリストラも始まってきています。
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②仕事が見つからない
「転職市場は売り手市場だしすぐに仕事は見つかる…」と思うのは少し楽観的かもしれません。
リストラ後、十分なスキルがないと転職市場で通用せず再就職は困難です。
そのような状態では、退職後に新しい職場を見つけるのが難しく、長期間の失業状態に陥ることがあります。
③生活の質が低下
仕事が見つからないと当然ながら収入がなくなります。
また失業期間が続くと、自己肯定感が下がりますし、ブランクが長いことを応募先企業に敬遠されて転職がしづらくなることが多いです。
仮になんとか再就職できても、今までにスキルが身についていないため他の会社でもいきなり成果を上げられる可能性は低いと言えます。
いずれにしても経済的な不安や精神的なストレスが増加し、生活の質が低下します。
お金がない状況は人生の選択肢を奪われ、まともに思考することも困難になります。
(3)しがみつくことで失うもの
①キャリアがコントロール不可になる
どんな会社に就いて、どんな仕事をするといったキャリアは本来、自分で決めるものです。
しかし会社にしがみつくことで自分のキャリアをコントロールする自由を失います。
スキルが身につかないまま年齢だけ重ねてしまい、転職市場での価値が下がってしまうからです。
②働かないおじさん(おばさん)になる
しがみつき続けることでスキルは上がらないですが、年齢だけは上がっていきます。
結果、働かないおじさん(おばさん)になります。
会社にしがみついていても、今日の日本の労働法では突然クビにはならない…かもしれませんが、会社に居づらくなりますし、収入が下がることも考えられます。
③下流老人になる
働かないおじさん(おばさん)の末路は、下流老人です。
下流老人とは、底辺の生活を強いられ、貧困に苦しむ老人のことです。
厳しい言い方ですが、ビジネススキルもお金もない老人になってしまうとわずかな年金だけでは生活が困難で、老体にムチを打って働くことになります。
引用:「mag2news」
↓↓↓働かないおじさん(おばさん)の末路↓↓↓
会社にしがみつかずにキャリアを築く方法
会社にしがみつかずにキャリアを築くには、脱会社依存を実現するしかありません。
「今すぐ会社を辞めましょう」という意味ではありません。
脱会社依存とは自身が自立・自律し、会社や他人に依存せずに生きていくことです。
脱会社依存をしていれば、会社を辞めて個人で仕事をしてもいいですし、会社員を続けたって良いでしょう。
つまり人生の選択肢が複数持てるわけです。
(1)会社に依存しない働き方の探求
①独立起業する
自分の専門知識やスキルを生かして、独立する準備を進めます。
いきなり独立起業はリスクが大きいので、まずは会社員として修業を積んだ上で起業するのが望ましいです。
ただし脱会社依存=独立起業ではありません。
会社員が向いている人もいれば、個人でフリーランスが向いている人、法人設立し人を雇うのが向いている人もいるからです。
自分は何したいのか?が最優先に考えるべきことです。
考えてもよくわからなければ、まずは副業から始められることをオススメします。
↓↓↓自分って独立起業に向いているの?↓↓↓
②収入の分散化を図る
独立起業だけが脱会社依存ではありません。
本業をしながら副業を通じて、収入源を複数持つことを検討します。
副業を解禁している会社も増えてきました。
副業の大きなメリットは本業とはちがい、すぐにやめられるところです。
自分に合わないなど方向性がちがえば、他の副業に切り替えることができます。
つまりノーリスクです。
↓↓↓副業やる前に考えておくべこと↓↓↓
(2)自分の市場価値を高めるスキルアップ方法
①学び直し
専門性を高めるのが市場価値を高める近道になります。
専門性を高めるには、知識×スキルが必要です。
スキルは実践を踏まなければ身につかないので、それなりの環境(転職など)でなければなりません。
一方、知識は自分の意識次第で修得することができます。
たとえば国家資格で体系的に学んだり、YouTubeや書籍からも学べることはたくさんあります。
↓↓↓資格って意味ないの?↓↓↓
②人脈を広げる
人との出会いが視野を広げてくれたり、価値観が豊かになることが多々あります。
社内では得られない様々な価値観の人と出会うことが重要です。
たとえばギター教室で年配の方と交流したり、社会人サークルのフットサルで出会った若者と呑みに行くのも良いでしょう。
しかし「異業種交流会に行って名刺を100枚集めましょう!」という話ではありません。
量より質です。
(3)キャリアプランを考えてみる
①キャリアプランを立案
粗削りでも良いのでキャリアプランを考えてみましょう。
キャリアプランはプラン通りに進めることだけが目的ではありません。
自分が進みたい方向を大まかでも良いので示すものであれば十分です。
もちろんプラン通り進めばステキですが、100%プラン通りに行くことはまずありません。
現実的にはプランの大筋を立ててから、実行していくうちに価値観や状況が変わりますので都度都度修正していくことになります。
↓↓↓キャリアプランは柔軟に↓↓↓
②資産運用を実施
お金は人生の選択肢を広げます。
多くの方が、会社にしがみつこうとするのは経済的な不安が理由かと思います。
言い換えれば、会社に人生を握られているとも言えます。
誰もが新NISAをやった方が良いとは思いませんが、私は資産運用をしていたおかげで無職で収入がない期間も配当金や株式売却益のおかげでとても救われた経験があります。
↓↓↓お金に困らない人生にするには↓↓↓
③転職活動する
実は脱会社依存するには、転職活動が手っ取り早いです。
脱会社依存を実現するために転職活動が効果的な理由は以下の通りです。
☑自己分析が深まる(何がしたいがわかる)
☑外部環境(他の会社のことなど)の理解が進む
☑やりたいことをするために必要なスキルがわかる
☑上記により行動しやすくなる(すべきことがわかるため)
転職活動は転職することだけが目的ではありません。
進め方がよくわからなければ他者の力も借りましょう。
↓↓↓はじめての転職活動のやり方↓↓↓
会社にしがみつき続けるとデメリットの方が多い
会社にしがみついていると給与や賞与、退職金などの経済面では安定しているように感じます。
しかしそれは本当に保障されたものでしょうか?
いつリストラされてもおかしくない時代になりましたし、リストラでなくても出向や降格により大きく収入が下がることもあります。
また会社にしがみついているとビジネススキルが身につかず、働かないおじさん(おばさん)になり、老後は貧困にあえぐ下流老人になってしまう危険性が高まります。
生きるのがツラい人生にならないために、脱会社依存を実現しましょう。
脱会社依存の足掛かりとなるのが、転職活動です。
転職してもしなくても転職活動はやる価値があります。
・会社にしがみつくことの最大のメリットは経済面
・会社にしがみついていてもリストラ、出向、降格のリスクがある
・会社にしがみつくことで働かないおじさん(おばさん)になる
・結果、貧困な下流老人になり生きるのがツラくなる
・脱会社依存のためには転職活動が有効