☑やりたいことが見つからない
☑やりたいことがない理由がわからない
☑やりたいことを見つけたい
・現代社会はやりたいことが見つけづらい
・やりたいことは考えなくても本当は頭の中にある
・やりたいことが見つけたいなら自己分析より小さな行動が先
・なんとなくやりたいことが見えたらキャリアプランを立てる
・どんな行動もかならず人生の経験値になる
やりたいことが見つからない3つの理由
現代社会はやりたいことが見つけにくい世の中です。
情報が多すぎますし、社会的なプレッシャーが大きく効率重視であり、やりたいことが見つけづらい環境です。
(1)情報過多で選択肢が多すぎるため
現代社会は情報過多で、選択肢が多すぎます。
選択肢が多すぎることでやりたいことが見えづらくなります。
たとえばスマホを開けば、ネットニュースやTiktokなどで情報のシャワーを浴びます。
次から次でいくらでも様々な情報があふれてくることでアレもコレも興味があるような気がしてしまいます。
またSNSを中心にキラキラした情報が多く発信されています。
本当か嘘かわからないような情報が多いですが、成功者と自分を比較してしまい、ただただ自己肯定感が下がり、(何もやれない気がして)やりたいことが見えなくなります。
(2)サラリーマンが当たり前という思い込みがあるから
特にサラリーマンの家庭で起こりがちですが、両親は「自分はサラリーマンで平穏な生活を送れているんだから、子供もサラリーマンをすることがきっと幸せだ」というスタンスで子供に接することが多いです。
一方、子供らも「両親は残業で帰り遅かったり、休みも仕事していることあったけどマイホームも建てたし、収入も安定しているしなんだかんだで幸せだよな」と考えることが多いです。
そして次第に子供らは少年少女時代にやりたいことがあっても、大人になったら当たり前のようにサラリーマンになっていきます。
(3)会社は他人資本で効率主義であるため
社会人になり会社に勤めると、新入社員であっても営業部や製造部など各部署で役割が割り当てられます。
そして勤続年数を重ねるごとに責任が大きくなっていきます。
新入社員のうちは自分がやりたいことがやれるんじゃないかと期待しています。
しかし入社して10年も経つと少しずつ現実が見えてきて、自分がやりたいことを実現するのがどれほど難しいかを理解します。
会社という組織はそもそも他人(投資家、創業家社長等)の資本で仕事をして給料をもらっているので当然です。
会社は効率を重視し従業員に役割を与え、成果を追求して成り立っているのでやりたいことを見つけるのは難しい環境と言えます。
やりたいことを見つけるための4つのポイント
感情⇒行動⇒振り返りの順番で考えることでやりたいことが見つかります。
重要なのは直観⇒論理の順番です。
(1)小さな行動から始めてみる
「しっかり自己分析をし、やりたいことを明確にしてから何かに取り組む」これが常識になっているかもしれません。
しかしいくら頭の中だけで考えてもやりたいことは見つかりません。
改めてやりたいことを考えなくても、今までにすでに頭に浮かんでいるはずです。
やりたいことは内から湧き上がるエネルギーがありますが、今まで押さえつけてきただけです。
改めてやりたいことを考える必要はなく、今すでに興味があることを試してみましょう。
「やりたいことがない…」と悩み苦しむ必要はなく、感情に素直に従えば良いです。
行動することで、経験することでようやく次にやりたいことが見えてきます。
(2)行動レベルを理解する
まずは行動をしてみるとはいえ、行動には大小があります。
行動を段階別に確認しましょう。
①情報収集する
一方的に情報収集をします。
インプットするだけなので、ハードルは低いです。
☑書籍・マンガ・映画・小説
☑各種SNS(YouTube、Tiktok、Instagram等)
☑転職エージェントの無料オンラインセミナー
②勉強会や見学会に参加する
自分から発信はせず、インプットするのは①と同じですがよりリアルに人と触れ合い、体験度が高いためよりやりたいことに直結する可能性があります。
☑自治体や民間の勉強会(NISA講座やマーケティング勉強会等)
☑工場見学(多くの食品メーカーが無料で実施)
③社外の集団に所属する
会社という公式ではない、非公式の集団に所属します。
価値観の異なる人たちと交流をすることで、今までにない発想が生まれる可能性がかなり高いです。
☑社会人サークル(フットサル、アウトドア等)
☑習い事教室(ヨガ、ボイストレーニング等)
☑商工会議所
④人に会う
③で出会った人たちと会って話をします。
特に1対1で話すことで、相手の価値観に深く入り込んだり、相手からの思わぬ言動により今までの人生では気づけなかったことが発見できることがあります。
☑書籍やブログの著者と連絡を取る
☑異業種交流会
☑ボランティア活動
(3)はじめは損得勘定抜きで考える
行動する基準は、損得勘定では考えないことです。
損得勘定とは儲かるか儲からないか、です。
損得勘定は論理で考えています。
まずは感情という直観で考えて、損得は後から考えれば良いのではないでしょうか。
やりたいことを見つけ、継続できれば収入は後からついてきます。
(4)自己理解のために自己分析を行う
実際に行動をしてみて、多くの気づきを得て、「やりたいことが見えてきたかな?」と感じたら次のステップである自己分析を行いましょう。
自己分析には大きく2種類あります。
日々の行動を内省する短期的な自己分析と、キャリアプランの立案など長期的な自己分析です。
ここでの自己分析は短期的な自己分析です。
長期的な自己分析は次の第3章で解説いたします。
↓↓↓自己分析のやり方がわからない↓↓↓
(5)【体験談】最近私が取り組んでみたこと
私は脱サラし個人で仕事をしていますが、脱サラ前に考えていたことと2年以上経過した今現在ではやりたいことは変わってきています。
前述の通り、集団に所属したり、人に会うことで価値観が変わったからです。
商工会議所に経営相談をしに行き、経営のプロである中小企業診断士の先生に商工会議所への加入を促され、その場で加入しました。
その後商工会議所メンバーと交流し、そのうちの1人と意気投合し、工場見学をさせてもらいました。
製造業の社長でしたが、そのままコンサルティングの仕事を受注することができました。
元々、商工会議所に経営相談に行ったのは勉強中の中小企業診断士資格を活かして地域でどんな仕事ができるのかを指南してもらうつもりでした。
しかし商工会議所への加入から結果的に、製造業の社長から仕事を請け負うことになったのです。
また商工会議所の他のメンバーとのつながりから、地域の市議会議員とも知り合うことになりました。
いわゆる地方創生について話し合いが進んでいます。
やりたいことを見つけたと思ったら考えること
「100%完全に、自分が心から本当にやりたいことを見つける」と意気込んでいたらなかなか見つかりません。
前述の通り、まずは行動してみましょう。
行動した結果、「やりたいことがなんとなく見えてきたかな?」と思ったら立ち止まって長期の計画を立ててみましょう。
(1)一度立ち止まって考えてみる
行動して内省(短期的な自己分析)を繰り返しているうちに、本当にやりたいことが見えてくるタイミングが訪れます。
タイミングが訪れたと思ったら、つぎは長期的な自己分析をしてみましょう。
目の前のやりたいことだけではなく、人生を通してを何をしたいのか、そのためには何年後には何をするのか等キャリアプランを立案してみることをオススメします。
↓↓↓キャリアプランの立て方↓↓↓
(2)やりたいことを継続する
何ごとも継続しなければ効果が出ません。
効果が出なければ結果が出ません。
よく「モチベーションが続かない…」という言葉を耳にしますが、モチベーションを維持しないと出来ない事は、それはきっとやりたいことではありません。
心からやりたいことはモチベーションや努力を必要としません。
(3)継続できなくてもやったことはムダにならない
継続できないと成果が出ないことがあります。
しかし行動することには大きな意味があります。
気休めとか精神論ではなく、行動することで何かしらの気づきを得たりスキルが身についたりして、経験値は上がっています。
経験値は増えることはあっても、減ることはありません。
「ムダになったかな…」と思ってもその経験値は今後の人生で活きる可能性があります。
人生でムダなことはひとつもない
現代社会は情報過多であり、常識を思い込まされ、特に会社という組織の中ではやりたいことを見つけるのがきわめて困難な環境です。
しかし実はやりたいことは改めて考えなくてもすでにあなたの頭の中にあります。
ただ環境によって押さえこまれているのです。
押さえこまれたやりたいことを呼び起こすには、熟考ではなく行動です。
行動することで、今まで出会わなかった価値観に触れ、多くの気づきがあります。
なんとなくやりたいことが見えたら、ようやくキャリアプラン等やりたいことを整理しましょう。
実際にやってみても「やっぱりちょっとちがった…」と思うこともあります。
それでも行動はかならず人生の経験値となり、今後役に立つ時が訪れます。
点と点が線につながるタイミングがあるのです。
人生でムダなことはひとつもありませんから。
・現代社会はやりたいことが見つけづらい
・やりたいことは考えなくても本当は頭の中にある
・やりたいことが見つけたいなら自己分析より小さな行動が先
・なんとなくやりたいことが見えたらキャリアプランを立てる
・どんな行動もかならず人生の経験値になる