☑将来は農家をやりたい
☑サラリーマンを辞めたい
☑農業に興味はあるが一歩踏み出せない
最近、田舎で農業に転職したい気持ちが強いんです…
いいですね。実は私、去年から農業法人で農作業をしています。
本当ですか?体力的にきつくないです…?
最初はしんどかったですが、苗の成長とか毎日が発見の連続で、意外とハマりますよ
- 農業は不規則で飽きずに続けられる
- 人間関係に気を使いすぎなくてよい
- 農業法人でも経営目線が役に立つ
- SNS発信で未来の選択肢が広がる
- アプリで農業体験、現場感をつかむ
農業法人で実際に農作業をしている経験から、農業の魅力・リスクや準備すべき事をお伝えしますね
農業は「楽」じゃないけど、きっと本質的だ
農業は決して楽な仕事ではありません。
体力的にも大変な現場ですが、それ以上に「育てることの喜び」や自然との対話にやりがいを感じる人が増えています。
(1)いま、農業に魅力を感じる若者が増えている
近年、農業に興味を持つ若者が着実に増えています。
「自然とともに働きたい」「手応えある仕事がしたい」という理由に加え、地元へのUターンや移住希望者の増加、地域資源を活かしたビジネスへの関心が背景にあります。
また、30代・40代の若手経営者が増えており、農業法人の経営も着実に変化しています。
ICT活用やSNSでの発信、直販・ブランド化など、新しいスタイルを取り入れた農業経営も登場しています。
いま農業は、「古い仕事」ではなく、“アップデートできる仕事”として見直されているのです。
(2)肉体的にはきついが、不規則で飽きない動き
農業は正直、体力勝負な部分が多く、慣れないうちは激しい筋肉痛やあせもとの戦いになります。
私も田植えや除草の作業では、体がついていかず、汗で服がぐっしょりになる日も多々ありました。
ただ、太ることはなく、自然と体が締まってくる健康的な一面が農作業にはあります。
また、作業は単調に見えても、実はその日の天候や土の状態、育ち具合によって変化が多く、不規則な動きや判断が求められることも多いです。
たとえば、同じ田んぼでも前日と水の状態が違えば、作業内容はガラリと変わります。
だからこそ、「飽きる暇がない」。
身体も頭も使う、地味だけど奥深い、続けがいのある仕事だと感じています。
(3)苗の成長に心が動く瞬間がある
農業の魅力を一言で言うなら、「育てることの喜び」です。
私が初めて苗の成長を目の当たりにしたときの感動は、今でも忘れられません。
小さな芽が、朝よりも夕方に伸びていたり、整列した苗箱が日差しを受けて輝いていたり。
自分の手で関わった作物が少しずつ変化していくことは、心の奥に響くものがあります。
農業は決して派手ではありません。
でも、こうした静かな感動が、仕事へのエネルギーになるのです。

農業をやるなら「今」からやっておくべきこと
農業を本気で目指すなら、実際に動き出す前から準備できることがあります。
スマート農業に頼りすぎず、人との関わりや発信力を育てておくことが、現場での適応力や将来の選択肢を大きく広げてくれます。
(1)スマート農業だけに頼らない、“人の工夫”が武器になる
①スマート農業は進んでいる、でも“誰でも使える”わけじゃない
最近話題のスマート農業。
AIやIoTによる気温・水分の自動管理、ドローンでの防除など、確かに技術は進化しています。
しかし、現場ではまだ一部の大規模農家や法人でしか導入されていないのが現実です。
最大の課題は導入コスト。
センサーやクラウド管理などを整備するには数十万〜数百万円規模の初期投資が必要で、中小規模の農家にはハードルが高いのが実情です。
補助金があっても手が出せないこともあります。
②技術も大事。“人の動き”はもっと大事。
私がお世話になっている農家では、日々こんな言葉を耳にします──
「今日は早く終わった。メンバーによるね。」
この一言が意味するのは、「人数が多ければ早い」ではなく、「誰と、どんな組み合わせで作業するかがカギ」ということ。
作業手順の見直し、動線の整理、運搬のまとめ方、両手を無駄なく使う工夫──こうしたIE(作業改善)の視点こそ、今すぐ取り組める“手の届く改善”です。
高価な機械を買う前に、「人の力でできる工夫」を見直すこと。
これこそ、現場改善のリアルな第一歩です。
(2)人間関係に気を遣わない関わり方ができる
農業は「人付き合いが大変そう」と思われがちですが、会社員時代のような上下関係や忖度は、ほとんど気にしなくていいというのが正直な感想です。
農業の現場では、役職も上下関係もあまり関係ありません。
現場でちゃんと働けるか、地域のルールを守れるか。
つまり「実直さ」と「協調性」だけが問われる世界です。
地域の方との関係づくりにおいて、大事なのは3つの姿勢です。
- 同期:うなずく・笑顔・傾聴
- 理解:農家はきつい分、休憩時間を大事にしており、その時に話を聴くことが自然な関係構築につながる
- 実直:わからないことは素直に聞く、できるだけ先回りして動く姿勢を見せる
また、地域の行事(草刈り、祭り、消防団など)も「出なければいけない」というよりは、参加すれば顔を覚えてもらえるきっかけになるという感覚です。
変に「好かれよう」と思う必要はありません。
素直に、まじめに、少しずつ関わることが、結果的に信頼を得る近道なのです。
(3)発信力が未来を変える
農業法人への転職を考えているなら、今からSNSやブログで発信することを強くおすすめします。
といっても、難しく考える必要はありません。
たとえば、「農業体験のレポート」「農家さんとの会話」「農具の名前の由来を調べてみた」など、ネタは身近にあります。
発信を続けることで、次のような効果があります。
- 農業法人の採用担当に見つけてもらえる
- 自分の変化や志向性を記録できる
- 地域との関係づくりの“顔出し”になる
いずれ独立したり事業を持つときも、SNSやブログは強力な資産になります。
発信=自己理解と未来の信用構築です。
農業で「自分らしく生きる」未来をつくる
農業で「自分らしく生きたい」と思ったとき、大切になるのは現場の作業だけではありません。
数字への理解、伝える力、そして自分を深く知ること。
それらが積み重なって、未来の選択肢や自分の価値を大きく広げてくれます。
(1)経営数字を学ぶことが自分の未来になる
農業法人に雇用されて働く立場であっても、「経営者目線」を持つことは大きな武器になります。
特に収支計画については、「経営者じゃないから関係ない」と思わず、むしろ“見せてもらえるなら全部見た方がいい”です。
機械はいくらで買ったのか?耐用年数は?月の光熱費はいくら?肥料や農薬、マルチシートの単価と使用頻度は?「ここ、改善できるかも」と提案できる余地はあるか?
こうした情報にアンテナを張ることで、組織の中での存在感も変わります。
そして何より、数字の裏にある現実を知ることで、将来あなたが独立することになったときにも必ず役立ちます。
今のうちから「自分ならこうする」を考えることで、働きながら経営感覚を身につけていくことができるのです。
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(2)「教えられる人」が育つ仕組みを
農業法人に入ったら、数年後には後輩や新規就農者に教える立場になることもあるでしょう。
そのときに大切なのが、「感覚ではなく伝えられる」力です。
- 作業を写真つきでまとめる
- 道具の名前・用途・注意点を一覧化する
- 曖昧な動きは動画で記録しておく
こうした“作業の標準化”は、他人のためであり、同時に自分のためでもあるのです。
自分が一番理解していないと教えられない。
だからこそ、教える準備をする過程で、自分の作業理解や判断力も自然と育っていきます。
(3)自己分析がすべての出発点になる
農業に転職したい。
でも、「向いてるかどうか分からない」「自分の強みが何か分からない」と不安に思う方も多いと思います。
そんなときに必要なのが自己分析です。
自分はなぜ農業に惹かれるのか。
何に心が動いたのか。
どんな働き方を理想としているのか。
それを言葉にしておくことで、転職活動でも説得力が増しますし、自分の中でも判断基準が明確になります。
次は、農業転職のための「自己分析」ステップをまとめた記事へと進んでみてください。
きっと、あなたの中で次の一歩がクリアになるはずです。
↓↓↓自己分析のやり方を学ぶ↓↓↓
農業を“試す”・備えるという選択肢を
農業に関心はあっても、すぐに転職するのは不安。
そんな方には「1日農業アプリ」での体験や、事前の資金準備がおすすめです。
いきなり大きな決断をせずとも、自分に合うかを少しずつ確かめる方法はあります。
無理なく“農業の入口”に立つためのヒントを紹介します。
(1)「1日農業アプリ」で農業を“試す”
農業に興味はあっても、「いきなり転職は不安」「時間がない」という方にこそおすすめしたいのが、1日農業体験マッチングアプリの活用です。
最近は、スマホで簡単に登録・応募できるアプリが増えており、休日だけのスポット作業に気軽に参加できます。
実際に田んぼや畑に立ってみることで、「自分がこの環境に合うのか」を肌で感じられるのは大きな収穫です。
頭の中だけで悩んでいるより、一度現場に出てみることで、将来の選択肢がぐっとリアルになります。
アプリを入れて、気になる地域を選ぶだけ。
多忙な人でも“農業の入口”に立てる手段として、ぜひ活用してみてください。
↓↓↓田舎での仕事ってどうなの?↓↓↓
(2)お金を貯めておく
農業に限らず、新しいことに挑戦するには準備が必要です。
特に大切なのが生活資金。
サラリーマン農家とはいえ、転職で年収が下がる事もありますので、最低でも半年、できれば2年分の生活費を確保しておくと安心です。
ただし、収入が減ると税金や社会保険料も下がるため、思ったより出費が抑えられることもあります。
「いざという時に持ちこたえられる力」=貯金が挑戦の土台になります。
↓↓↓お金のため方↓↓↓
農業転職を考えるあなたへ|4つのリアルな視点
農業に興味はあるけれど、転職となると一歩が踏み出せない。
そんなあなたにこそ、今回の記事を読んでほしいと思います。
農業は確かに楽ではありませんが、育てることの喜びや自然との対話など、本質的なやりがいがある仕事です。
また、IT技術だけでなく“人の工夫”も武器になります。
発信力や経営目線など、今からできる準備もたくさんあります。
まずは1日農業体験など、小さな一歩から始めてみませんか?

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