☑上司や会社にムカついている
☑ざまあみろ退職を考えている
☑部下にうらみを持たれている覚えがある
「オレが若い時はこんなん余裕やったぞ」
「お前こんなこともできないのか?」
多くの会社で上から目線、嫌味を言う、腹立つ上司は存在します。
せめて退職のタイミングで「上司(や会社)に一矢報いてやりたい」と思うことがあるかもしれません。
私も4回転職する中で腹立つ上司はいました。「なんでこんな人が出世するんだ?こんな上司をつくった会社もおかしい。」とよく思っていました。
確かにざまあみろ退職は「してやったりっ!」って感じでスッキリします。
しかし、ざまあみろ退職は一瞬の快楽だけで、その後は人生損します。
会社や上司にとっては大した痛手でもないし、一時的にダメージを与えられるかもしれませんが、あなたの得にはなりません。
退職する時は自分のことだけを考えればいいです。退職前後はやるべきことは山ほどあります。
会社や上司を攻撃したところでデメリットしかありません。あなたが思っているほど、相手は困りません。
それでは具体的なよくあるパターンと対策をみていきましょう。
・ざまあみろ退職は自分が不利になることが多い
・相手を困らせるつもりが、損害賠償請求など自分が痛い目にあう
・従業員脳から経営者脳になることで楽になれる
・ただしハラスメントなど会社や上司を許してはならない時もある
・一人でどうにもならない時は退職代行を頼る
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ざまあみろ退職は損する4つの理由
ざまあみろ退職は、損害賠償請求されたり、スムーズな退職ができなくなったり、場合によっては転職にとってもマイナスになるため損することしかありません。
(1)損害賠償請求されるおそれがある
「退職2週間前に言えば法的には問題ないよな。人手不足はわかってるけど困らせてやれ。」と開き直り、いきなり「やめます!」と退職報告し、ろくに引き継ぎもしない。
業務引き継ぎをおそろかにすると損害賠償請求されるおそれがあります。
判例は多くありませんが、実際にあります。
業務の引き継ぎを行うことは、会社に対する信義則上の義務にあたります。
引用:ベリーベスト法律事務所「引き継ぎもせず突然の退職! 会社から従業員に損害賠償請求は可能?」
(2)転職で不利になる
「こんなクソみたいな会社とっとと辞めて、次行くぞ」と意気込むのはわかりますが、負の感情をひきずったまま次の職場の面接を受けるとたいてい見抜かれます。面接官はプロですからね。
今の就業環境の悪さを会社のせいだけにしていると面接官は「うちの会社でも愚痴を言いふらしそうだな」と感じさせてしまい採用を見送られることがあります。
(3)上司や会社を敵に回す
「もう辞めるんだし、上司を敵に回したって関係ないし」と思うかもしれませんが、退職後の書類やり取り、タイミングによっては賞与(ボーナス)査定にも影響があります。
また過剰な仕返しは相手によっては事件に発展する可能性すらあります。
「それは労働者をいじめた会社が悪い。先にやったのは会社だ。」と言ったところで取り返しはつきません。
(4)時間的・金銭的に損する
ざまあみろ退職は“自分”ではなく、仕返しや困らせたい“上司や会社”が主体になっていますので無計画退職になることが多いです。
無計画退職をすると退職金・賞与・有給取得など、時間的・金銭的に損することになります。
退職前後はやるべきことがたくさんあります。
辞める会社の上司のことを考えているヒマはありません。
↓↓↓計画的な会社の辞め方についてはこちら↓↓↓
よくあるけど「良くない」ざまあみろ退職
「良くない」ざまあみろ退職の代表例として、わざと会社を人手不足で困らせるための退職、引き継ぎをテキトーにしてしまう、逆パワハラで上司を追い込むなどがあります。
(1)人手不足ざまあみろ退職する
会社や上司が最も困るのはいきなり辞められることです。
民法では退職の2週間前までに会社に退職意思表示をすれば辞められますが、原則は就業規則を守らないといけません。
常識的には退職日から逆算し最終出勤日を確定し、業務引き継ぎ及び有給取得計画を立て、上司に相談しながら進めるといいでしょう。
なお、退職意思表示は相談ではなく報告にすべきです。(相談すると引き止められる可能性を高める)
退職報告時期は引き継ぎがあるので、一般に管理職は3ヶ月以上前、非管理職は1~2ヶ月前です。
(2)引き継ぎをテキトーにする(引き継ぎ放棄)
「退職報告したし、もう何もしないぞ!後任がどうなろうと知らんし」のように業務引き継ぎをいい加減にすると損害賠償請求される可能性は高いです。
前述した通り、業務を後任に引き継ぐことは、法的にも会社に対する信義則上の義務(誠意をもって対応すべき義務)と考えられているからです。
なお、後任がいなくて引き継ぎができないのはあなたの責任ではなく会社の責任です。
↓↓↓引き継ぎをおろそかにすると損害賠償される?↓↓↓
(3)直属の上司以外に退職報告する
「上司に恥をかかせてやる。おどろかせてやる。」との思いから、直属の上司を飛ばして上司の上司や人事担当、社長に直接に退職報告するケースがあります。
後からあなたの退職を知った上司はおどろくし、少し恥をかくかもしれません。ただ、与えられるダメージは“少しの恥と後任準備の手間“だけです。
部下が辞めたら上司の評価が下がると思われている風潮があります。
しかし退職理由が職場や上司への不満ではなくワークライフバランスやキャリアアップ志向が広がり、会社の退職への考え方は変わり上司の評価に影響するのは極まれです。
「部下の退職で、上司の評価が下がる」は過去の話なんですね。
まずは直属の上司に退職意思報告、時期の相談をすべきです。どんなに嫌いでも。
(4)逆パワハラで上司を追い込む
「辞めるとなれば、なんでもできる。今までの仕返しをしてやる。」なんとも穏やかではない感情ですが、それほど頭にくる上司がいることも理解はできます。
しかしイヤな上司ほどイヤな反撃をしてきます。
職場であることないことを言いふらされたり、今まで以上に嫌がらせをされるかもしれません。むしろ退職前にお世話になりました感謝していますメールを送っておいた方がいいです。
ざまあみろ退職で気持ちいいのは一瞬です。
一瞬のために一生を無駄にしたくないですね。
↓↓↓パワハラの誤解についてはこちら↓↓↓
そもそも退職ざまあみろと思わないために
従業員(サラリーマン)に多いのが従業員脳、経営者に多いのが経営者脳です。そのまんまです(笑)。
明確にどちらかの脳というわけではなく、誰しも同居している(0:10の人もいます)と理解いただきたいです。
従業員:経営者=8:2の人がいれば、1:9の人もいますし、人生経験の中で比率は変化します。
たとえば、一般職から管理職になると従業員脳比率が下がり、経営者脳が上がったりします。
またどちらの脳(考え方)が良いとか悪いとかではなく、置かれた環境によります。退職や転職については経営者脳が有利(気持ちも楽)です。
(1)従業員脳とは
【メリット】
・プライベートを大事にできる
仕事は仕事と割り切れる。勤務時間外は仕事を一切忘れられる。
・業務に集中できる
目標ややることが決められているので目の前のことに集中できる。
・仕事すれば安定収入がある
正社員でもパートでもよほどのことがない限り毎月決まったお金が入ってくる。
【デメリット】
・ストレスがたまりやすい
問題があれば他人のせいにできるが、受身のため自力で解決できない。
・運任せなる
会社や上司に主導権があるため、彼らにめぐまれなければ不遇な就業環境になる。
・収入に限りがある
正社員であっても成果を上げても収入は制限される。
(2)経営者脳とは
【メリット】
・何が起きても自分の責任として受け止められる
自分に矢印を向け、他人はうらまない。
・小さな悩みはどうだっていいと思える
未来に目標をかかげているため、目先の石ころ(悩み)が気にならない。
・自分が決めたことが実現できるよろこびがある
能動的に自身で戦略をねり、思い通りになると計り知れないよろこびがある。
・収入は青天井
自分で上げた成果はすべて自分の収入になる。(従業員いれば当然、分配する)
【デメリット】
・常に悩みがある
常に未来をみすえて動くため、悩みが尽きない。
・頑張っても報われないことがある
経営が上手くいくとは限らず、収入は不安定である。
それでもざまあみろ退職をしてもいい時
ざまあみろ退職は損するとお伝えしましたが、あなたの勤め先がブラック企業であれば、話は別です。(ざまあみろとか言ってる場合ではない)
お金・時間の損失、心身的健康を害する職場であればしかるべき対応をすべきです。場合によっては、弁護士や退職代行と協業して動きましょう。
(1)賃金・残業代未払い
給与明細を見たらよくわらからない謎の控除がある、残業代払わない、退職金を規定通り払わない。これらは当然違法です。
退職者に給与を払わないケースもあります。
退職者が社長に直接交渉しようとしても恫喝(大きい声を上げておどす)して話にならないことがあります。
(2)過度な引き止め
「お前は他の会社ではやっていけない」「後任が来るまでやめさせない」などは退職の権利を無視した違法行為です。
特に人手不足になると上司(会社)は退職届を受け取らなかったり、社長や役員が出てきて長時間の圧迫面談をしたりします。
労働基準監督署などに相談して、助言をもらえることはありますが、よほどのことがない限り直接介入はしてくれません。
↓↓↓過度な引き止めについてはこちら↓↓↓
(3)ハラスメント
特にパワハラの相談件数は年々増加傾向です。あなた一人でざまあみろ的な仕返しはせず、他者(弁護士や退職代行)と協業で慎重に対応することをオススメいたします。
いじめ・嫌がらせ(パワハラ)の相談件数は年間9万件弱(令和1年)もあります。
引用:厚生労働省「あかるい職場応援団」都道府県労働局等への相談件数
ブラック企業とは独りで戦わない
お勤め先がブラック企業であれば、決して独りで戦わないでください。
「会社の人事や労働基準監督署にも相談したがどうにもならないならない!」
こんな時は退職代行を頼るのもひとつの手段です。ただし悪徳業者も多く存在するので注意してください。
(1)悪徳退職代行業者に注意!
お金だけむしり取り、退職もできず・・・最悪な業者も多く存在します。悪徳業者の特徴は以下の通りです。
・株式会社や合名会社など普通法人が運営元である。
・労働組合なのに代金の振込先が株式会社になっている。
・得体の知れない。金額が極端に安い(10,000円とか)。
(2)労働組合認証の退職代行
安心して依頼できる退職代行業は【退職代行ガーディアン】です。安心の根拠は東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合だからです。
退職代行ガーディアンの強み
・簡単 (弁護士のような職務規定がなく手続きが煩雑ではない)
・低費用(一般法人と同じ人件費水準)
・確実(労働組合法6条で労働者のための代理交渉OK)
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心と身体が壊れる前に。
多くのメディアにも出ているのは信頼の証ですね。
↓↓↓あなたの会社がブラック企業ですか?↓↓↓
自分の人生を最優先に考える
ざまあみろ退職は損するのでやめておいた方がいいです。
ただ円満退職をしないといけなくわけではなく、円滑退職をすればよいです。
円滑退職とは時間的・金銭的にも損せず、希望した退職日にスムーズに辞めることです。
個人とは情でつながっていますが、組織とはあくまで契約です。つまり会社とは雇用契約でつながっているだけなのでお世話になったと思わなくてもいいし、逆に腹が立ったりうらみに思ったりする必要もないのです。
それよりも自分の今と将来にだけ関心を持つ方がより良く生きられます。
誰かに「ざまあみろ」する労力と時間は自分のために使いましょう。
↓↓↓やっぱり会社を辞めて転職するのであれば↓↓↓
・ざまあみろ退職は自分が不利になることが多い
・相手を困らせるつもりが、損害賠償請求など自分が痛い目にあう
・従業員脳から経営者脳になることで楽になれる
・ただしハラスメントなど会社や上司を許してはならない時もある
・一人でどうにもならない時は退職代行を頼る