☑転職したいけど、何がしたいのかわからない
☑転職エージェントからの「今後どうしたいですか?」に答えられない
☑キャリア形成したいけど、何をすればいいか正直わからない
転職活動の一番最初にやるべきことは「自分軸の明確化」です。
なぜなら自分軸が不明確なのは、目的地がわからないことに等しいからです。
本記事は「自分を見つける」といった精神世界の話ではなく、転職活動の一環で必要となる転職軸(=自分軸)の作り方について紹介しています。
自分軸があれば、スムーズな転職活動ができ、転職先でも満足したビジネスライフを過ごせます。
・転職活動における自分軸とは、転職によって何を実現したいか?の自分の方針
・転職活動で自分軸が必要なのは、目的地を決めるため
・自分軸を見つけるために、1泊2日程度のまとまった時間が必要
・自分軸の見つけるには、過去の振り返りしかない(未来に逃げない)
・転職の条件は夢中になれることから優先順位を決める
転職活動における自分軸とは?
転職活動では転職軸とも言われます。
日頃からあまり使う言葉ではないので、自分軸の定義から考えてみましょう。
(1)自分軸とは
周囲の人たちの考え方に影響されず、自分自身の考えで物事を決められる軸です。
☑自分はどうしたいか?
☑自分はどうありたいか?
☑自分は何を大事にしたいか?
冷静に考えると、自分のことなのにわからないのも不思議です。
でもわからないもんなんですよね…
(2)他人軸とは
対義語である他人軸とは何でしょうか。
自分軸を持っている他人に、振り回される状態です。
他人軸で生きていると、他人の評価ばかり気にしており、自分の考え方を持たなくなります。
根底には「他人に嫌われたくない」思いがあります。
(3)転職活動における自分軸とは?
転職軸とも言われます。
転職軸は転職において「絶対にゆずれない条件」のことです。
自分はどんな人生にしたいのか?
⇒ 特に大事にしている価値観は?
⇒ 実現したいことは?年収アップ?スキルアップ?…
⇒ 実現したいことのために、どんな業界、業種、職種を希望するのか?
転職活動に自分軸が必要な5つの理由
ではなぜ転職において転職軸である「絶対にゆずれない条件」が必要なのか?
主な5つの理由を見ていきましょう。
(1)自分軸(転職軸)がない=目的がない
自分軸がないのは、カーナビで言うと目的地を設定していない状態です。
目的地を設定していないとカーナビは動きません…
つまり動きようがないです。
カーナビとのちがいは現在地もはっきりわかっていないかもしれない、というところです。
まずは、現在地と目的地を明確にしましょう。
現在地と目的地のギャップこそあなたがこれから取り組むべき課題です。
(2)膨大な時間の無駄が発生する
目的地が見えていないので、どんな情報を仕入れれば良いかわかりません。
☑誤った情報を仕入れる可能性が高い(無駄)
☑悩む時間が増える
たとえば、本当は(自分軸があれば)年収アップを目指していたのに、休みが多い会社情報を集めたり…目的地がないため、迷子になり、無駄な時間を要します。
(3)他者と比較して選択を誤る
自分軸がない=他人軸で生きていると言えます。
他人から与えられた知識や、「普通こうでしょ」に流されます。
他人軸で生きていると…
☑大企業ならまちがいない
☑周囲から見て、恥ずかしくない会社に転職したい
☑年収は高ければ高いほどいい
こう考えてしまいます。
しかしこれらは世間一般の話であって、あなたの自分軸ではないですよね。
(4)他者を巻き込めない
他者とは主に転職エージェントのキャリアアドバイザー(あなたの転職をフォローしてくれる担当者)です。
転職活動は独りだと効率のわるい時代になりました。
転職エージェントに相談しながら転職活動を進めるのが効率的かつ効果的です。
しかしキャリアアドバイザーがついてくれても、自分軸がない人はフォローが難しいです。
求職者:「転職したいです!」
キャリアアドバイザー:「どんな業界を希望されますか?」
求職者:「特に希望ないです。逆にどんな業界ならいけますか?」
キャリアアドバイザー:「・・・・・」
キャリアアドバイザーも困りますよね、、。
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(5)人生後悔する
一生、自分軸を持たず、他人軸で生きていると人生後悔します。
転職しないことで後悔するわけではありません。
自分軸に従った結果、転職しない方が良いことだってもちろんあります。
しかし「自分に素直に生きなかった」ことに対して後悔する、かもしれません。
死ぬときに後悔することベスト10にも入っています。
第4位 自分のやりたいことをやらなかったこと
耐えて忍んでガマンして、いまわの際になって初めて、自分に嘘をついて生きてきたことに気づく。本当にしたかったことを後回しにしてきた結果、もう回すべき「後」がないことが分かる。
「先生、ひたすら耐えるだけの私の人生は、何だったんでしょう?」
空気読みすぎた人生。仕事、家庭、血縁、夢や望みを犠牲にした(と本人は思っている)人生。「忍従」は美徳の一つと言われているが、人生のラストでこんな思いに囚われるなんて… かわいそうとしか思えない。あるいは、ひょっとすると、実現する「いつか」を糧にして生きてきたのだろうか?
引用:シミルボン「「死ぬときに後悔すること」ベスト10」
転職活動における自分軸の作り方5選
自分軸はどうやって作るのか?
自分軸がない人はいません。
見つける機会と見つけ方を知らないだけです。
5つの見つけ方を確認しましょう。
(1)時間を確保する
「あなたは誰にも邪魔されない3日間の休みがあれば何をしますか?」
自分軸を見つける時間にあててみませんか?
多忙なビジネスパーソンは、3日も無理!…2日も無理かも…ですよね。
それでも人生を変えるために1泊2日(36時間)の時間を確保してもらいたいです。
誰にも邪魔されないまとまった時間が必要なのは…
☑頭の中を整理するため
☑心身ともにリラックスするため
☑自分の素直な声を聴くため
また注意点として、
☑かならず独りで時間を過ごす(ビジネスホテルでも旅館でも)
☑夕食はできれば大好きな美味しいものを食べ心を満たす
☑スマホや電話は極力遮断する
☑家族などには1泊2日の時間の目的を伝える(心配かけるから)
☑常日頃から考えながら生活する(1泊2日の期間で整理するイメージ)
⇒1泊2日の期間だけでいきなり自分軸が見つかることは少ないです。
(2)過去にしか答えはない
1泊2日の時間が取れても「あー、ゆっくりできた」では意味がありません。(それはそれで必要な時間ですが…)
自分軸を見つけるために、自分の声に素直に…と言われても何をどう考えればいいか?を理解しておく必要があります。
①重要なのは「未来に逃げない」こと
「私は大企業に転職して、年収を300万円アップして…」
これが自分軸に従った結果ならいいのですが、憧れとか誰かが言ってたとかでは結局は他人軸です。
他人軸に従った行動は納得できなかったり、誰かのせいにしたりします。
重要なのは「過去の振り返り」です。
よく「過去を見ていてはダメだ!大事なのは今と未来だ」と聞きますが、自分軸を見つけるには過去を見なければわかりません。
②過去の振り返りとは?
記憶のある幼少期から今までの自分の歴史を振り返ってみてください。
紙に書き出した方がいいです。
たとえば…
☑小学生:RPGゲームにはまっていた(アクションものより)
☑大学生:よくバイトリーダーを任されていた(マネジメント向き?)
☑20代後半:知識が増えるのが楽しくて、資格取得に夢中
☑30代後半:部下の成長がうれしくて仕方なかった
(3)夢中になったことを探す
①自分軸を見つけるには“夢中”を探す
過去を振り返り、楽しかったことや夢中になったことを探してみてください。
それこそが、自分が大事にしている価値観、自分軸です。
「努力した」「がんばった」ではなく、“夢中になった”がポイントです。
②よくある失敗
現状の不満を解決することが自分軸になってしまうケースがあります。
現職の不満を解消するために転職すると考えているならなおさらです。
しかしそれは「過去の振り返り」からの自分軸ではなく、現状の不満です。
(4)掘り下げて考えてみる
「あれもよかった」「これも夢中になった」と多くの楽しかった思い出がよみがえってきたと思います。
たくさんある思い出もよくよく考えたら共通点はありませんか?
出来事としては数多くあっても「人を取りまとめるのがたのしかった」とか「難しいお客さんから契約取れたら興奮した」とか。
出来事の共通点を探してみてください。
(5)大切な人たちはどう思うのか?
あなたが夢中になれることを棚卸できたら、自分軸ができたら、さいごに大切な人たちのことを思い浮かべてみてください。
自分がやろうとしていること(転職や独立など)でどんな影響があるのか。
配偶者や子育て、両親の介護などあれば、お金や時間が必要になるかもしれません。
周りの大切な人たちを無視して自分軸を貫くであれば、それなりの覚悟が必要です。
仮にお金のことがネックで転職できないと考えているなら、少し視野を広げた方がいいかもしれません。
↓↓↓お金が不安でやりたいことやれないは本当?↓↓↓
【実例】自分軸を作ってみた
当サイト運営者の私自身も今現在の自分軸を作ってみました。
私は半年前に脱サラ、今は個人で仕事をしています。
(1)過去~現在を時系列に整理する
100円均一のスケッチブックを使いました。
☑横軸:時間(昔~今)
☑縦軸:出来事~思い
まずは“夢中”になった出来事を書き出し、次に思いです。
(2)過去を徹底的に掘り下げる
出来事はたくさんありますが、“思い”は共通するものがあります。
“思い”の一例としては…
☑実験が好き
☑独りが好き
☑人と人の架け橋になるが好き
☑自由が好き
(3)優先順位をつける
色んな“思い”が出てきたと思いますが、最後に“捨てる”作業が必要です。
なぜなら人生は有限だからです。
本当にやりたいことだけを残します。(1つじゃなくてもいいです)
最終的に残った自分軸は何がしたいと言っていますか?
とにかくお金が必要で年収アップのみを考えますか?
家族との時間確保が最優先で、休日や労働時間を優先しますか?
未経験だけど昔からやりたかったIT業界に転職ですか?
そもそも転職しないという答えもありますね。
↓↓↓ご参考:当サイト運営者プロフィール↓↓↓
自分軸は過去にしかない
自分軸は過去の振り返りでしか見つけられません。
過去の体験がないのに「自分はこんなことがしたい」とはならないからです。
考える機会が少ないので、ただ自覚していないだけで、必ず過去に答えがあります。
自分軸を見つけて「やっぱり転職しないと実現しない」のであれば、転職活動をはじめてみましょう。
自分軸があれば転職活動もスムーズにいきます。
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・転職活動における自分軸とは、転職によって何を実現したいか?の自分の方針
・転職活動で自分軸が必要なのは、目的地を決めるため
・自分軸を見つけるために、1泊2日程度のまとまった時間が必要
・自分軸の見つけるには、過去の振り返りしかない(未来に逃げない)
・転職の条件は夢中になれることから優先順位を決める