☑仕事は好きだけど上司が嫌い
☑出来れば退職はせずに上司と上手くやりたい
☑色々試してみたけどやっぱり退職したい
・上司を「資源」として活用するマインドセット
・単純接触効果で上司との信頼関係を築く
・上司とは数字で会話する
・“退職”が頭をよぎったら転職活動開始の合図
・退職1年前から退職計画を立てる
【その1】上司との関係を改善する3つの方法
まずは上司との関係性改善を試してみましょう。
上司との関係を改善する方法は①ボスマネジメントを知る、②コミュニケーション術を学ぶ、③上司に動いてもらう、の3つです。
(1)ボスマネジメントの基本
①ボスマネジメントとは何か
ボスマネジメントとは部下であるあなたが自身の目的や目標を達成するために、上司へ積極的に働きかけることです。
②上司を「資源」として考える重要性
上司を自分と同じ“人間”と考えると腹が立ったりします。
そこで「上司は強い力を持った資源」と考えてはいかがでしょうか?
資源なのであなたにとっての目的や目標を達成するために、しっかり活用すれば良いのです。
資源とはお金や時間と同じ位置づけですので、有効活用しましょう。
③上司を活用するためのマインドセット
「上司なんだからしっかりマネジメントしてくれよ…」という気持ちはよくわかります。
わかりますが、現実はそうなっていません。(なっている方はそっとこの記事を閉じてください)
上司と部下はあくまで会社に所属にしているからこその関係です。
過度な期待はするだけネガティブな気持ちになるだけです。
(2)信頼関係を築くためのコミュニケーション術
①単純接触効果の活用法
難しいことを考えず、まずは上司と接触する回数を増やしましょう。
これは単純接触効果と言い、何度も会ったり、接触する回数が増えるほど、警戒心が薄れていき、親しみや親近感を感じてくる効果です。
「いや、出来るだけ会いたくないんですけど…」もわかりますが、上司との接触も仕事の一つと考えてはかがでしょうか。
苦手な顧客にも会いたくないかもしれませんが、会わないと仕事になりませんよね?
上司も同じ位置づけで考えてみましょう。
すべてはあなたの目的・目標を実現するためです。
上司のためでも、会社のためでもありません。
②上司の性格・価値観を理解する方法
信頼関係を築くためには、上司の性格や価値観、得手不得手などを理解しておく必要があります。
なぜなら上司のことを理解していれば、話や考え方に共感(している振り含め)できますし、苦手なことは協力してあげられるかもしれないからです。
上司を理解するにはやはり接触回数を増やすのが一番です。(無理に飲み会とか行く必要はないですが…)
逆に接触しないと、性格や価値観がよくわからないために怒らせてしまったり、関係悪化につながります。
嫌いだからこそ近づいていきましょう。
③上司にとってのメリット・デメリットを考える
上司も会社員です。
会社員であれば基本的には上司は、上司の上司に評価されたいと考えています。
つまり上司が評価されるように動くと上司は喜びます。
具体的には①上司の目標、②上司の評価指標は何なのか、の2つを知ることが重要です。
(3)上司に動いてもらうための戦略
上司に動いてもらいたい局面は、主に意思決定とサポート(顧客同行や他部署交渉など)の2つではないでしょうか。
上司の力を借りることであなたへの関与を深め、関係性が強化される可能性が高いです。
①意思決定をしてもらう
上司はあなたよりも決裁権限を持っているはずです。
何かしらあなた一人では決定できない取り組みについて、能動的に上司に相談し、決めてもらいましょう。
また取り組みを進めるにあたっては、数字で表現しましょう。
上司の評価も上がるような取り組みであれば、なお良いですね。
②サポートを得る
上司に助けを求めるのも関係性強化につながります。
たとえば難しい顧客を説得するため、不安なので上司に助けてもらいたい時などです。
また他部署の交渉を一つの上の立場からサポートしてもらうことで円滑に進むことがあります。
「部長クラスに言われたら動かざるをえないな…」というケースなどが考えられます。
【その2】上司との関わり方を変える3つのテクニック
上司との関係性改善のために関わり方を変えてみましょう。
上司との関わり方を変えるテクニックは①態度に出さない、②ストレス軽減、③役立つ存在アピールの3つです。
(1)態度に出てしまう「上司が嫌い」を克服する方法
①上司に嫌われないための態度改善策
最も効果が高いは積極的な報連相です。
たとえば「あの資料、どうなっている?」と言われる前にこちらから「(6割の出来栄えでも)概ね完成しています。ただ一箇所良い切り口が見つからなくて…」と報告と相談を兼ねると上司も悪い気がしないです。
また上司から依頼や指示に対しては気持ちよく「はい!わかりました!」と出来るだけ笑顔で答えましょう。
本心はどうであれ…
②ネガティブな感情をコントロールするテクニック
どうしてもネガティブな感情が顔に出てしまう方がいます。
ネガティブな感情はコントロールしようと思えば思うほど増大していったりします。
対人間関係では相手を人間と思わないようにするのが一番です。
人間ではなく、宇宙人と思えばネガティブな感情もバカらしくなってきます(もはや自己暗示)。
(2)ストレスを軽減するコミュニケーション術
上司の話をしっかり聴くことでストレスが軽減される可能性が高まります。
「え?嫌いな上司を聞くからイライラするんじゃないですか?」と聞こえてきそうです。
しかし前述の通り上司の性格や価値観を理解していないとコミュニケーションのズレが発生しやすくなり、上司の意図をくみ取りにくくなり結果、お互いにストレスが溜まることになります。
(3)役立つ存在としてアピールする方法
上司にとってあなたが役立つ存在としてアピールするには①数字で語る、②強みを活かす、の2つの方法があります。
①数字で結果をアピールする方法
嫌いな上司ほど数字で話をした方が良いです。
なぜなら数字は組織の共通言語だからです。
嫌いな上司とは価値観が異なることが多いと思います。
つまり異なる価値観同士が数字ではなく、“想い”でコミュニケーションを取ると高い確率でズレが発生します。
②自分の強みを生かして上司を勝たせる
あなたの強み、つまり得意なことで上司を勝たせてあげましょう。
たとえば上司はITオンチであれば、パソコンスキルが高く資料作成スピードが速いあなたが率先してサポートしてあげると良いです。
あなたの強みが上司の弱みであれば、上司は助かります。
【その3】退職する前に試すべきこと
ボスマネジメントをしても上司との関係性が改善されない、もしくは関係性改善が出来そうでもやっぱり辞めたいと決断をされたのであれば退職・転職を考えることになるかと思います。
それでも突然退職してしまうのはオススメできません。
なぜなら転職したところで上司ガチャは発生する可能性は十分に考えられるからです。
(1)転職する前にできること
ブラック企業で今すぐ脱出しないといけない場合を除いて、退職は1年間ぐらい準備期間を設けた方が良いです。
ただし転職活動はすぐに始めた方が得策です。
①転職活動の準備と自己分析
“退職”の二文字が頭をよぎったら、すぐに転職活動と自己分析をはじめましょう。
自己分析は転職活動の一環ではありますが、超重要なのであえて切り分けています。
すぐに転職活動をはじめた方が良い理由は以下の3点です。
☑本当に退職すべきか見極めるため
「そもそも本当に転職すべきなのか?」を見極めるためにも、転職活動で自己分析や企業研究を行う必要があります。
他社を知ることで、自社の良さが見えてくることもあります。
☑より良い転職をするため
自分が納得できるより良い転職をするためには、自己分析で自分の価値観・好き・得意の理解が必要になります。
☑転職以外の選択肢はないのか知るため
転職活動をすることで、「そもそも自分はサラリーマンに向いていないんじゃないか」と気づくことがあります。(私はこちらに当てはまり、脱サラしました)
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②脱会社依存の心構え
上司に言いたいことが言えない、従わざるを得ないのは上司に、会社に依存しているからです。
つまり会社(上司)に生殺与奪の権を握られていているとも言えます。
この依存状態を脱する、脱会社依存をするしかありません。
具体的には、副業で二つ目の財布を作って収入源の分散を図ったり、転職市場で通用するスキルを身につけいつでも転職できる状態を作るのです。
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(2)退職計画の立て方
転職活動をしてみて、やはり退職を決意したのであれば、具体的に退職の進め方について考えましょう。
退職金や賞与、有給休暇などで損しない退職をするためには綿密に計画を立てる必要があります。
①退職の進め方を事前に考える
退職の流れを事前にイメージしておきましょう。
・1年前:転職活動開始
・3ヶ月間:退職の意思表示
・1ヶ月前:退職手続き
・1週間前:仲間へのあいさつ
・最終出勤日:予定を入れない
また金銭的に損しない退職のためには、少なくとも以下の3つは押さえておきましょう。
☑いつ在籍していれば賞与がもらえるか
☑退職金の加算日はいつか
☑有給休暇はすべて使い切る
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②退職後のキャリアプランを考える
「次の転職先はどうしよう…」も大事ですが、それだけでは場当たり的な転職になる可能性があります。
これを機にどんな人生にするのか?からどのようなキャリアプランにするのか見通しを立てておきましょう。
↓↓↓キャリアプランの立て方↓↓↓
(3)退職後の動きをイメージしておく
①【失業期間ありの場合】退職後に必要な手続きと準備
退職をして失業期間が発生する場合は、退職後の手続き関連は重要です。
なぜなら手続きを間違うと年間で100万円単位の損失が発生する可能性があるからです。
退職後で必要になる主な手続きは以下の3つです。
☑社会保険(国民健康保険、国民年金)
☑確定申告
☑失業手当
↓↓↓退職後にやるべきことまとめ↓↓↓
②転職後をイメージしておく
正しく転職活動をすることで、より良い転職ができる確率は格段に上がります。
しかし転職はしてみないとわからないことが多いのも事実です。
「転職すれば新天地でハッピーに過ごせる」と思いたいところですが、一般的に最初は非常に疲れることが多いです。(私は4回転職しているので実感があります)
新しく人間関係を築いたり、社内ルールに慣れるのに時間がかかります。
特にはじめての転職であれば、転職して数ヶ月は結構なパワーを必要になると思った方が良いでしょう。
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仕事は好きだけど、上司が嫌いな人はきっと成功する
仕事は好きだけど上司が嫌いな人はきっと成功します。
なぜなら仕事では素晴らしいパフォーマンスを発揮されているからです。
ただし上司の存在は、あなたの仕事の成功と切って切り離せない関係にあります。
つまり会社員である限り、上司との関係性も含めて仕事と考えねばなりません。
また上司ガチャは会社員である限りは逃れられません。
対策としては上司を資源として活用し、関係性を強化するなどしてボスマネジメントをするのが有効です。
それでもどうしても環境を変えたいのであれば、自分が本当に納得できる働き方は何なのかを転職活動で見極める必要があります。
数ヶ月で見極めるのは難しいので、退職する1年前ぐらいから、“退職”が頭をよぎったらすぐに転職活動をはじめてみましょう。
・上司を「資源」として活用するマインドセット
・単純接触効果で上司との信頼関係を築く
・上司とは数字で会話する
・“退職”が頭をよぎったら転職活動開始の合図
・退職1年前から退職計画を立てる