☑営業に向いていなくて悩んでいる
☑営業に向いていないから転職したい
☑営業スキルを身につけたい
・営業が向いていないと感じるのは①ノルマ②対人関係③ワークライフバランス
・辞めたい原因の多くは①自分の性格②営業スキル③周囲の環境
・営業スキルが問題なら現職場で試せることはある
・転職をしない決断をしても転職活動はしてみる
・せっかく転職をするならキャリアプランを考えてみる
営業が向いていないと感じる理由とは?
営業が向いていないと感じるのは、①営業ノルマのプレッシャー、②対人関係の悩み、③ワークライフバランスの崩れであることが多いです。
(1)営業ノルマに対するプレッシャーと精神的負担
営業と聞くと何と言ってもノルマに対するプレッシャーの重圧ではないでしょうか。
令和になってから(表立っての)ブラック企業は減り、「営業ノルマ」という言葉はあまり使われなくなりました。
しかし営業成績によって態度を変える上司がいたり、職場内での序列ができたり、実質的には営業ノルマに対するプレッシャーは存在し、精神的負担が大きいのが営業職です。
(2)コミュニケーションの難しさと対人関係の悩み
営業が向いていないと感じる理由の代表格として対人スキル、つまりコミュニケーション能力不足が上げられます。
多くの仕事が人を介して行われますのでAI等の技術革新が進んでも、現時点では対人スキルが必要です。
対人スキルが低い、もしくはそもそも人と関わるのが苦手な人もいます。
(3)不規則な労働時間とワークライフバランスの崩れ
営業職は労働環境が不安定なことも特徴のひとつです。
多くの営業職は担当顧客が存在し自身が休みでも、早朝であっても、顧客に求められれば行かねばなりません。
さらには管理職になれば顧客だけでなく、部下からも連絡が来ます。
私も部下から23時に「(こんな案件がありますが)どうしましょう?」と電話があったり、翌朝5時に別の部下から「トラブルが発生しまして…」と相談されました。(もちろん部下が悪いわけではなく、営業職の宿命です)
結果、ワークライフバランスが崩れがちになります。
↓↓↓正しいワークライフバランスの考え方↓↓↓
営業を辞める前に原因を考えてみる
営業職はなかなかツラいことが多いのは事実です。
合わないんじゃないかと悩むかもしれません。
しかし一般論ではなく、あなた自身が営業は合わないと感じる原因と向き合う必要があります。
なぜなら原因がわからない状態で辞めてしまって転職をしても、また別の理由で転職を繰り返す可能性があるからです。
(1)自分の性格問題なのか?
①自己理解をする
本当に自分は営業に向いていないのか?
少し立ち止まって自己理解のために自己分析をしてみましょう。
自己分析とは自分の強み・好き・価値観やビジネススキルの棚卸を行うことです。
↓↓↓自己分析のやり方がわからなければ↓↓↓
②人事異動を申し出る
いきなり転職するのではなく、営業職以外の部署に異動することを検討してみましょう。
異動を申し出てもすぐに実行されることは少ないですが、言い続けていれば1~3年後に実現することがあります。
(2)営業スキルの問題なのか?
営業スキル不足が原因であれば、シンプルに営業スキルを上げれば解決します。
☑誰に①:顧客の発見(他社と競合しない自社の強みが発揮できる層)
☑誰に②:ターゲット顧客属性理解(年齢、職業、居住エリア、趣味嗜好など)
☑何を:提供する商品やサービス
☑どのように:どのような手段で伝えるか(営業方法など)
あくまで一例ですが、自家用車の営業担当を「誰に」「何を」「どのように」の3つの切り口から考えると以下のようになります。
☑「誰に」:ターゲット顧客
・ファミリー層: 子供がいる家庭をターゲットとする。
広い室内空間や安全性能、ファミリー向けの機能(チャイルドシートの装着が簡単など)を強調します。
・若年層(20代〜30代):初めて車を購入する若者をターゲットとする。
デザイン性や燃費の良さ、リーズナブルな価格設定をアピールします。
・シニア層:65歳以上のシニア層をターゲットとする。
年齢を重ねた人々に対して、安全性や運転のしやすさ(例えば、運転支援システムや乗り降りのしやすさ)を強調した営業を行います。
☑「何を」:提供する商品やサービス
・安全性能の高い自家用車: 最新の安全技術を搭載した車種を提案します。
例えば、自動ブレーキ、360度カメラなど、安全を重視する顧客に訴求します。
・エコカー(ハイブリッド車・電気自動車):環境に配慮したエコカーを提案します。
燃費の良さや低排出ガスを強調し、環境意識の高い顧客にアピールします。
・カスタマイズオプション: 車の色や内装、追加機能など、顧客の好みに合わせたカスタマイズオプションを提案します。
個性的な車を求める顧客に対して、特別感を提供します。
☑「どのように」:営業方法
・試乗キャンペーンの実施: 実際に車に乗って体験してもらうことで、車の魅力を直接感じてもらいます。
週末や休日に試乗イベントを開催し、顧客との接点を増やします。
・デジタルマーケティング: ソーシャルメディア広告やオンラインキャンペーンを活用し、ターゲット層に合わせたデジタル広告を展開します。
特に若年層に対しては、SNSを活用したプロモーションが有効です。
・ローンシミュレーションとメンテナンスサービスの提供: 購入後の支払い計画やメンテナンスを重視する顧客に対して、ローンシミュレーションやメンテナンスパッケージを提案します。
購入後の安心感を提供することで、購入意欲を高めます。
(3)周囲の環境の問題なのか?
自身の性格や営業スキルではなく、周囲の環境が問題かもしれません。
①社内環境(直属の上司、同僚など)
社内環境でよくある問題は直属の上司や同僚との関係性です。
大企業であれば定期的に異動があり、上司が部署を変わるか自分が変わることが多く、3年間程度で直接的な関係性は終わります。
同僚も同じことが言えます。
ただし中小企業であれば社長がすべての人事権を握っていることも多く、環境を変えるのは難しいかもしれません。
②社外環境(顧客、取引先など)
社内の人間関係が良くても、社外の顧客や取引先と合わないこともあります。
取り扱い商材によりますが、基本的には長期的な関係性を構築しなければならないです。
しかしこちらも社内環境同様、時間が解決してくれます。
③会社の方針と合わない
自分の目標(価値観)と会社の方針(社風)がズレているケースです。
実はもっとも根深い問題です。
会社の方針や社風が簡単に変わることはまずありませんので、転職以外の手段はないかもしれません。
転職を考える前にチェックすべき3つのポイント
転職を考える前に①真の原因分析、②転職しない決断、③転職をする決断の3つがチェックすべきポイントです。
(1)【真因分析】他の職種でも同じ悩みを抱えないか?
なぜ営業職を辞めて、転職しようと考えたのかの真因をつかまないと他業種、他の会社に再就職してもまた別の問題が発生し、転職を繰り返す可能性が高いです。
少なくとも以下の3つの切り口から分析しておく必要があります。
☑自身の性格が合わない
☑営業スキルが足りない
☑周囲(社内・社外)環境と合わない
(2)【転職しないと判断】転職せずに現職場で取り組めること
①営業スキルを磨いてみる
まず前述の「誰に」「何を」「どのように」の3つを明確にしてみましょう。
つまりターゲット顧客の理解、自社の商品・サービスの魅力、どのような営業方法で訴求するのか、です。
②人事異動を申し出る
営業職は苦手だけど、他の部署(職種)へ異動することで転職する必要がなくなるかもしれません。
また人事異動には自分では気づいていない潜在的な適正が見つかることがあります。
③転職を伴わない転職活動をする
転職をしないと決断しても転職活動をしてみるのも手段のひとつです。
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(3)【転職すると判断】自分に合う職種や環境の見極め方
原因を見つけ、真因を深掘りしてもやはり転職という決断をされるかもしれません。
転職すると決めたら、まずは転職軸を明確にする必要があります。
転職軸の明確化とは「何のために転職するのか?」「転職をすることで何を実現するのか?」をはっきりさせることです。
営業職がどうしてもイヤで転職するのであれば、次はどのような職種にするのか考えねばなりません。
せっかく転職をするのであれば、ある程度キャリアプランを考えてみるのも良いかもしれません。
↓↓↓異業種転職を成功させるなら↓↓↓
↓↓↓キャリアプランの立て方↓↓↓
営業に向いていなければ無理に続ける必要はないけど…
営業職はノルマもあるし、対人スキルは必要だし、ワークライフバランスは崩れるしハードです。
無理はしない方が良いかと思います。
とはいえ一般論ではなく、あなた自身が辞めたいと思う理由としっかり向き合う必要があります。
原因と向き合い、真因がわかったら転職をするのかしないのかを決断することになります。
仮に転職しないと判断をしたら、現職場で出来ることをやりましょう。
現職場で営業スキルを磨くことで仕事が楽しくなるかもしません。
転職するしない、いずれにしても有効なのが転職活動です。
転職活動をすることで自己理解が進み、外の世界(他社)を見ることができます。
視野が広がり、自分の長所に気づいたり、勤め先の魅力が発見できるかもしれません。
・営業が向いていないと感じるのは①ノルマ②対人関係③ワークライフバランス
・辞めたい原因の多くは①自分の性格②営業スキル③周囲の環境
・営業スキルが問題なら現職場で試せることはある
・転職をしない決断をしても転職活動はしてみる
・せっかく転職をするならキャリアプランを考えてみる