☑管理職だけど転職を考えている
☑管理職の転職は裏切り者扱いされるのか知りたい
☑管理職が突然退職したらどうなるか知りたい
「管理職になったら、経営に参画するから転職は裏切り行為になる」と考えている方は多いです。
しかし管理職も労使で言えば、あくまでも労働者であり、転職は裏切りでもなんでもありません。
とはいえ、管理職の転職は少し構えてしまいますよね。
本記事では管理職のスムーズな退職方法から転職方法まで解説いたします。
・管理職が退職報告したらだいたい怒られる
⇒周囲がどう思おうが自分が後悔するかしないかで判断すべき
・管理職のスムーズな退職のためには逆算思考で進める
・転職エージェントを活用すること管理職転職は上手くいきやすい
・転職しないかもしれないけど転職活動をはじめる
【体験談】管理職の転職!退職したらどうなったか
管理職が退職報告をしたら怒られ、引き止められましたが無視しました。
一般職と大して変わらない、といった印象です。
(1)管理職が退職報告したら怒られた
中間管理職の私でしたが、上級管理職に退職報告をしたら怒られました。
「なんでもっと早く言わないんだ」(退職日の5ヶ月前報告でしたが)
「本社に異動予定だったのに、何をするつもりだ?」
「よそ行ってもつとまらんぞ」
など罵詈雑言を浴びせられ、90分間ぐらい詰められました。
(2)退職引き止めをされたけど無視
本当か嘘かわかりませんが、私はどうやら本社に異動だったらしいです。
退職報告をした上級管理職から「本社異動だったのにもったいない。退職をやめるなら部署名を教えてやる。」と言われました。
しかし私は「退職するので教えていただかなくて結構です」と返しました。
上級管理職の態度に腹は立ちましたが、ざまあみろ退職はデメリットしかないので「ありがとうございます。ありがとうございます。…」と繰り返し対応をしました。(もはやクレーム対応)
↓↓↓ざまあみろ退職はやめておこう↓↓↓
(3)管理職の退職も一般職とそれほど変わらない
管理職だから退職は裏切りかというと、全くそんなことはなく一般職とほとんど変わりません。
①上司には嫌がられる
管理職に限らず、部下が退職するのを上司は嫌がります。
なぜなら管轄部署から退職者が出ると管理者の責任が問われる(評価が下がる)からです。
仮に責任が問われなくても、「あの人のマネジメントが悪いから部下が辞めたんだ」と周囲に悪評が広まります。
②部下はそれほど気にしていない
部下は残念な素振りをしてくれますが、心の中では「また別の上司が来る。どんな人だろう…ゆるい人がいいなぁ」ぐらいなものです。
本当に退職を悲しんでくれた部下も少しだけいた気もしますが、人の心の中まで見ることはできません。(できないことは考えない)
③退職後も付き合いたい人だけ連絡先交換する
うるさい上司も関わりたくない部下も退職したら全くの無縁になります。
退職後でもつながりを残したい人だけプライベートの連絡先を交換しておきましょう。
管理職の私が突然退職した背景
管理職の私が突然退職した背景も少しお話いたします。
なぜ退職したのか、退職して何をしたかった、どのように退職を進めたのかをお伝えしますね。
(1)なぜ突然退職したのか
理由はさまざまですが、優先順位をつけるのであれば以下の3点です。
①人生100年時代を生き抜くため
前職はプライム企業で将来性も比較的問題ないと思われる会社でしたが、そもそもサラリーマンでいることへの不安がありました。
いくらホワイト企業であっても、「自分の人生は会社に依存している」という事実は変わらないと考えるようになったのです。
②家族との時間を大切にしたいから
前職は比較的ホワイト企業でしたが、業務の特性上、休日でも夜間でも部下や取引先から連絡が入ることもありました。
家族と穏やかに過ごす時間は大切にしたい気持ちが強まってきました。
また家族と長く一緒にいるためにも、健康面も留意しなければならないと思いました。
年齢を重ねるごとにやはり無理がきかなくなりますし、無理を続けていると高齢になった時に大病をわずらう可能性が高まります。
③成長を感じられなくなったから
退職した会社での仕事は、管理職になるまでは楽しく取り組んでいました。
しかし管理職になってから私の仕事スタイルに合わず、成長しづらくなりました。
管理職になった当初は「仕事に自分を合わせないといけない」と思っていましたが、自分を客観視すると不健全な状態が続いていることに気づいてしまったのです。
(2)管理職を辞めて何がしたかったのか
脱サラして、Webマーケティング×経営コンサルタントをするためです。
今までの自身の経験・スキル・やりたいことを掛け合わせて考えて行きついた結果です。
(3)計画的に退職しました
私は退職日の5ヶ月前、最終出勤日の2ヶ月半に退職報告をしました。
会社からすれば突然だったかもしれませんが、私として非常に計画的な退職でした。
【退職の流れ】
☑退職3年前:ぼんやり退職を考える
☑退職1年前:退職を決意する
☑退職9ヶ月前:退職日を決める(副業開始)
☑退職5ヶ月前:退職報告
☑退職2ヶ月前:最終出勤日
↓↓↓退職引き止め対策↓↓↓
管理職のスムーズな退職3つの対策
管理職の退職引き止め対策は①逆算思考、②業務引き継ぎ注意、③金銭的に損しない、の3つがポイントになります。
(1)退職計画は逆算思考で考える
ゴールである退職日から逆算して考えましょう。
ゴールから考えることで、迷惑をかけず、損せず、無駄のない退職ができます。
上司へ計画的に退職の流れを伝えることで、一時的な感情で退職意思表示をしていると思われることを避けられます。
【退職の流れ】
①退職日確定
②有給休暇・週公休取得計画(有給40日残っていれば2ヶ月ぐらいになる)
③業務引き継ぎ計画(大枠でもよい)
④最終出勤日確定
⑤退職届作成(退職願ではなく、退職届)
⑥直属の上司への報告(退職相談ではなく、退職報告)
(2)業務引き継ぎに留意する
簡単でも良いので業務引き継ぎ計画は自ら作成し、会社側に「能動的に引き継ぎしようと思っています」感を出すと円滑な退職ができます。
あなたの頭の中だけでなく、簡単でも良いので作成物にすることが重要です。
作成物があると退職の強い意思表示になり本気度が伝わりますし、具体性があるので空中戦になりにくいです。
また業務引き継ぎをおろそかにすると会社から損害賠償請求される可能性はゼロではありません。
業務引き継ぎについては退職者の能動的な実施がポイントになります。
(3)金銭的に損しない退職をする
退職のタイミングによっては金銭的に損をしてしまいます。
具体的には以下の3点が重要になります。
☑賞与:いつ在籍していればいい?評価期間は?
☑退職金:加算日はいつ?
☑有給休暇:すべて取得する
いずれもお勤め先の就業規則に記載されている内容です。
上司への退職報告の前に就業規則の規定を確認してから、退職日を確定した方が良いですね。
↓↓↓損しない退職をするには↓↓↓
ところで管理職になってから転職すると有利なのか?
管理職は多くの転職にとって有利です。
転職市場で評価される主な管理職のスキルは①マネジメントスキル、②ネットワーク、③自己ブランディングの3つです。
(1)マネジメント経験とスキルは評価されやすい
多くの会社が将来的には経営層を見据えた採用計画を立てています。
経営層、つまりマネジメント層を手厚くしたいので自己管理、部下の管理、プロジェクト管理ができる人間を優先的に採用しています。
またマネジメント経験があると異業種でも評価されやすい傾向にあります。
なぜならマネジメントのスキルは抽象度が高く、汎用性があるので業種や職種がちがっても使えるスキルだからです。
(2)ビジネスネットワークが評価されやすい
管理職としての経験を通じて築いたビジネスネットワークは、転職活動において有利に働くことがあります。
業界や関連業界のキーパーソンとのつながりや、信頼関係が財産となります。
またビジネスネットワークを通じて、取引先など社外との交流経験により視野の広い人材であると評価がされることがあります。
(3)自信と自己ブランディングにつながる
管理職としての経験は、自信をつけることにつながります。
また自己ブランディング(自分自身が商品)においても、管理職としての経歴は他の候補者との差別化できる可能性が高いです。
自己成長やキャリア目標の実現に向けて積極的に行動した証として、転職先企業にアピールすることができます。
↓↓↓マネジメント経験がなくても大丈夫↓↓↓
管理職が転職するにどうしたらいい?
①自己分析、②転職エージェントの活用、③転職しなくても転職活動をはじめることで管理職の転職はスムーズに進められます。
(1)改めて自己分析を行う
まず自己分析を行い、転職で何を実現したいのか転職軸を明確にしましょう。
転職軸がはっきりしないまま、仮に内定をもらってしまってもおそらく後悔します。
管理職になる方は自分を客観的に見ることができると思います。
ただ転職活動における自己分析は独特の考え方がありますので、転職エージェントの無料のオンラインセミナー参加も手段のひとつです。
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(2)転職エージェントの力を借りる
管理職になる方なので独りでも転職活動はできると思います。
しかし転職エージェントの力を借りた方が圧倒的に効率的かつ効果的です。
転職エージェントは転職のプロですので、多くの転職支援サービスを提供してくれます。
もちろん完全無料です。
☑自己分析、応募書類作成、求人企業をフォローしてくれる
☑上記をテーマにしたオンラインセミナーが視聴できる
☑非公開求人の紹介もある(転職サイトでは見つけられない)
☑年収アップ交渉(必ず約束されたものではありません)
(3)すぐに転職しなくても転職活動をはじめる
「転職活動をはじめる」と聞くと、かならず転職しなければならないと思っていませんか?
転職活動の目的は転職することだけではありません。
転職活動をすることで、「そもそも転職しない」という決断をするかもしれません。
自己分析や企業研究を通して、やはり転職すべきではないと判断することは十分考えられます。
しかし転職活動をしてみなければ、「転職すべきか…できるかな…」とモヤっとした思いをずっと抱えたまま一生を終えていくことになります。
管理職の退職は一般職とそれほど変わらない
管理職が退職しようとすると、結構怒られます。
会社としては、ゆくゆくは経営層(少なくともマネジメント層)にしようと考えて育成してきたので気持ちはわかります。
しかし裏切り者と言われようが、一度きりの人生、自分が後悔しない選択をした方が良いと思います。
そもそも会社のために生きているわけではありません。
会社とは雇用契約でつながっているだけです。
退職すれば基本的には人間関係も断たれます。
退職が頭をよぎったら転職活動をはじめてみるのも良いかと思います。
進め方がよくわからなければ、転職エージェントを頼るのもいいです。
転職すべきか判断し、転職するなら淡々と退職日から逆算して退職計画を進めていきましょう。
・管理職が退職報告したらだいたい怒られる
⇒周囲がどう思おうが自分が後悔するかしないかで判断すべき
・管理職のスムーズな退職のためには逆算思考で進める
・転職エージェントを活用すること管理職転職は上手くいきやすい
・転職しないかもしれないけど転職活動をはじめる