☑SNSマーケティングを学びたい
☑個人で仕事がしたい(起業、副業)
☑SNSをどうにか仕事に活かしたい
「あんまりお金はかけたくないけど、事業をやってみたい」「会社の人間関係に疲れて、個人で仕事がしたい」と考える人が増えています。私も同じでした。
SNSマーケティングを活用すれば、少資本かつ在庫なしの低リスクで事業を始められます。
しかしSNSマーケティングと聞くと「あやしい」「うさんくさい」と思ってしまいますよね?確かにSNSを使ったあやしい商売している人はいますが、SNS自体は魅力的な媒体です。
本記事ではハウツー(やり方)ではなく、SNSマーケティング初心者の心得みたいなものをお伝えいたします。
今後学んでいく、具体的なハウツー(やり方)を効果的にするための内容になっています!
・SNSマーケティング戦略とは、SNSを活用し、商品やサービスが売れる仕組みをつくり、事業の方向性を決めること
・SNSはワンソース・マルチユース戦略が使いやすいので効率的
・SNS各プラットフォームの役割を理解した方がいい
・カンタンには稼げないけど、継続していると爆発的に事業が成長する可能性を秘めているのがSNSマーケティング
SNSマーケティング戦略とは
SNSを活用し、商品やサービスが売れる仕組みをつくり、事業の方向性を決めることです。
電通の発表によると、2019年にはインターネット広告費が、テレビメディア広告費をついに追い抜きました。
SNSマーケティングはこれからますます盛り上がりをいくでしょうね。
引用:dentsu「2021年 日本の広告費|媒体別広告費」
「マーケティング」「戦略」「SNS」に分解して確認しましょう。
(1)そもそも戦略とは?
戦略とは、事業が「すすむべき方向」「すすんでいくための方法」です。
…もう少し踏み込んでみましょう。
理解を深めるため、戦略と戦術のちがいを考えます。
☑戦略:大まかなゴール(目的、目標)
☑戦術:ゴールを達成するための手法
目的や目標が間違っていたら、どんな素晴らしい手法でも無意味ということです。
つまり戦略が事業の成否を分けます。
では個人における基本戦略とは何でしょうか?
それは「戦わずして勝つ」です。
多くの市場で企業がすでに商売をしています。
あなたが今から個人で車を製造してトヨタに勝てますか?スーパーマーケットをやろうとしてイオンに勝てますか?
企業とは戦わない、それでも収益が得られる市場を狙うべきです。
企業では採算取れないけど、個人としてなら利益として十分な市場がいいですね。
マーケティングやSNSうんぬんの前に、まずは正しい戦略を立てるところがスタートです。
(2)そもそもマーケティングとは?
商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。
マーケティングと聞くと「4P」「SWOT分析」「3C分析」「ファイブフォースモデル」など手法を連想される方が多いと思います。
手法も必要なのですが、前述した通り、目的目標がズレていては正論を通したところで成功しません。
答えが決まってないのがマーケティングです。
△「手法や型を知っている」
〇「市場の実態を知っている」
◎「実践している」
座学だけでは難しい。
マーケティングは生き物です。
↓↓↓マーケティングの3C分析を実践する↓↓↓
(3)SNSで商売を成功させる4つのコツ
SNSそのものの説明は割愛いたします。
リアルではなく、SNSで商売を成功させる4つコツをお伝えいたします。
①歴史がないと人は信用しない
②人は感情に共感する
③SNSプラットフォームの役割を理解する
④SNSはワンソース・マルチユース戦略が使いやすい
①歴史がないと人は信用しない
リアルで会ったことがあれば、顧客もあなたが何者かわかります。
どんな顔で、雰囲気、ある程度の人となり…
しかしSNSではPCやスマホの画面の情報を見て判断しています。
SNS上の人を見ても「この人、本当はどんな人なんだろう」「信用していいのかな」と思いますよね。有名人でもない限り。
顧客にあなたの歴史を見せないといけません。
☑こんな価値観を大事にしている(事業への思い、顧客に提案したいこと)
☑今、どんな状況(副業している、脱サラした、家族状況など)
☑どんな人生を送ってきたのか(経歴、資格、今にいたるまでの経緯)
↓↓↓私の歴史(プロフィール)はこんな感じです↓↓↓
※個人情報をさらせ、という意味ではありません。あくまで顧客にあなたを理解してもらうのが目的です。
②人は感情に共感する
SNSにおいて“共感”がとても重要です。
共感することで人が寄って(集客)きます。
何に共感するかというと、“感情”です。
「お金の知識が好き」「スポーツが苦手」…これらの情報から顧客はあなたのフォロワーになろうか、いいね!しようかの判断材料になります。
③SNSプラットフォームの役割を理解する
「儲かりそうなんでYouTubeやってみよう」「始めるのカンタンそうだからTwitterにしよう」
これはあぶない考え方です。
SNSはプラットフォームによって役割があります。
大きく分ければ、集客か、販売か。
顧客が全くいない状態でいきなり販売してみたり、収益を得たいのに集客に特化したプラットフォームを使ったり。
戦略と手法がアンマッチを起こしています。
プラットフォームの役割は、次章「SNSマーケティングの効果」で詳細お伝えいたします。
④SNSはワンソース・マルチユース戦略が使いやすい
ワンソース・マルチユース戦略とは、ひとつの資源を、複数の用途に使用する戦略です。
定義ではピンときませんが、SNS上では多くのインフルエンサーが実践しています。
たとえば…
☑「お金の知識」がYouTubeで成功した ⇒ Twitterでもツイートし、フォロワー集め
☑「ダイエット」についてTwitterでバズった ⇒ Tiktokでも拡散
☑「転職」のブログ記事の閲覧数が増えた ⇒ YouTubeでも同内容を発信
つまりひとつでも価値ある資源があれば、他のプラットフォームでも使えるわけです。
非常に効率的です。
コンテンツそのものは出来上がっているので、作業効率もいいです。
また実績もあるコンテンツであれば、売れる可能性は高いですよね。
SNSマーケティングの効果
ではSNSマーケティングを実践することでどのような効果があるのか、確認しましょう。
(1)SNSマーケティングで収益を得るには
①アフィリエイト広告収入
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告です。
自身のSNSで商品やサービスを紹介し、それらを買ってもらうことで収益を得ます。
②自身がインフルエンサーになる
フォロー、コメント、いいね、などの数値実績をつくることでインフルエンサーになれます。
ハードルが高そうに感じますが、最近ではフォロワーが1,000人いると、「ナノインフルエンサー」と呼ばれています。
一定のレベルを超えると、企業からの案件もあります。企業担当者もSNSを細かく確認していますからね。
③SNS運用代行
自分のアカウントを伸ばせるようになってからの話です。
自身の実績をもとに企業やフリーランス向けにSNSの運用代行をします。
投稿内容やDM返信、競合分析などを行います。
SNSマーケティングは儲かる!?
Twitterをはじめ「開始初月から月収100万円」みたいな話がありますが、99.999%詐欺です。
SNSマーケティングは基本的にはコストがかからず、低リスクです。
たしかにお金の投資はほぼありませんが、“時間”を投資します。
未経験からだとより多くの時間が必要です。
時間をかけて成功させる覚悟がなければ止めた方がいい…と私は思います。
(2)SNS各プラットフォームの役割
SNSの効果を上げるためには、各プラットフォームの役割を知っておかねばなりません。
特にアルゴリズム(ルール)の理解が重要です。
なぜならアルゴリズムを知らなければ、何をすれば数値実績が上がるのかがわからないからです。
アルゴリズムを知らないのは、サッカーで言うと「ゴールネットにボールを蹴って入れたら得点になる」を知らないのと同じです。
なお、YouTubeのみが直接的な「販売」向きで、他の3つのSNSは「集客」向きです。
(3)SNS×リアルでさらなる収益を得る
SNSマーケティングで道筋が見えてきたら、リアルに力を入れてもいいかもしれません。
なぜならSNS×リアルは最強のマーケティングだからです。
SNSの拡散力、認知度向上に加え、リアルでの信用信頼を得られるからです。
コンテンツの質にまちがいなければ、爆発的に事業が拡大する可能性を秘めています。
【実践中】個人でSNSマーケティング手法を勉強するなら
実践あるのみです。
いくらSNSマーケティングを勉強しても、集客も収益も生まれませんので実践しています。
私が実践中の内容を共有いたしますので、ご参考になれば幸いです。
(1)SNSプラットフォームの選定要素
現状、私が実践中のプラットフォームは以下の3つです。
☑ブログ(SNSではない)
☑Tiktok(3日前に開始)
なぜこの3つを選んだのか?
以下の5項目で判断しました。
☑ゴール設定:ブログとYouTubeで収益を出す
☑ターゲット層:35~50歳のミドル世代
☑伸ばしやすさ:資産性のあるブログ、バズりやすいTiktok
☑保持している情報量:退職や転職に関する情報
☑投資できる時間:ブログと資格の勉強が優先。YouTubeはまだやれない。
(2)プラットフォーム使い分け
☑メイン:ブログ ⇒ アフィリエイトで収益化
☑サブ①:Twitter ⇒ 情報収集(市場規模、ニーズを知る)
☑サブ②:Tiktok ⇒ YouTubeの練習(動画編集)
ワンソース・マルチユース戦略的には、「退職・転職の有益情報」という資源を、ブログをベースにTiktokでも同じような内容をまとめたものを発信しています。
↓↓↓今んとこ45いいね、2万ちょっと再生されています↓↓↓
@ztmhiro #退職 #転職 #退職金 #社会保険 ♬ Chill Vibes – Tollan Kim
(3)インフルエンサーや先人のコンテンツから学ぶ
SNSについて、書籍や講義など座学もいいのですが、実際に成功している人から学ぶのが一番です。
☑インフルエンサーの投稿に対して、どんなコメントがついているのか?
☑どんな経緯でインフルエンサーになったのか?
☑発信内容で共通したキーワードはないか?
☑インフルエンサーが大切にしている価値観は?
⇒目に見えない部分まで想像をふくらませて考えてみる
↓↓↓情報収集がうまい人がやっているコツは…↓↓↓
SNSマーケティング戦略の企業事例
身近なところで企業もSNSを活用しています。
(1)Twitter:ローソン
公式アカウントのフォロワー数は743.5万人。
ローソンといえばコンビニスイーツの立役者ですが、巧妙なSNSマーケティングを実施しています。
大手コンビニのローソンはTwitterを使ってデザートの拡販に成功しているのです。
中でも主力デザートのひとつである「バスチー」はローソンが意図的に生み出した「SNSでシェアしたくなる商品」です。
☑つい言いたくなる「バスチー」というネーミング
☑SNS映えを狙った黄色いパッケージ
☑商品名をパッケージど真ん中に記載
SNSマーケティングは大成功し、発売からわずか4ヶ月で1,900万個を売り上げました。
ポイントは…
☑企画段階でSNSマーケティング戦略を意識
☑「言いやすい」「映えやすい」「分かりやすい」など、SNSで受け入れられやすい要素の盛り込み
☑商品の人気・知名度を利用したキャンペーンも頻繁に実施
今でもスイーツを中心に主にTwitterを活用した拡販に成功しています。
\私たちの推しハピ!スイーツ/
みんなでシェアしても楽しめる「なめらかカスタードのプチシュー」です♪川栄さんから推しハピ!コメントが届いています(^^)#ローソン #ウチカフェ #推しハピスイーツhttps://t.co/eb2uqXLqpK pic.twitter.com/gxAJ3m84Es— ローソン (@akiko_lawson) December 24, 2022
(2)YouTube:YAMAHA
チャンネル登録者数は9.52万人。
YAMAHAの商品である楽譜を楽器で演奏し、YouTubeの概要欄から販売ページに誘導しています。
オンラインで集客から購買まで完結するんですね。
視聴者が「演奏したい!」という気になり、楽譜をその場で購入。
しかも登録者は自分で楽器を演奏するコア層でしょうから、購買意欲は高いです。
「ぷりんと楽譜チャンネル」
(3)Tiktok:大塚製薬(ファイブミニ)
SNSマーケティングで客層拡大に成功しています。
ファイブミニは元々30代~50代がターゲット層でした。
しかしTiktokのバズりで、1日あたりの売り上げが2倍になり、10代から20代からの人気も獲得しました。
さらにはインフルエンサーを起用しPR、認知度を獲得しました。
@motokano._.29 最近マイブームが来てるオススメドリンクだよー!🧡#ファイブミニ #食物繊維 #PR ♬ WAVE 16bit 44.1khz(968422) – ImoKenpi-Dou
SNSマーケティング戦略を勉強するなら実践から
学びも大事ですが、まずは実践してみてから方向性の修正をする方が早いです。
SNSの最大のメリットは無料で、すぐに、誰にでも始められることです。
一方、参入障壁がないので、競争相手が多くなります。
しかしカンタンに稼げなくて諦める人も多いです。
実践⇒仮説⇒勉強⇒実践⇒修正の繰り返しで、粘り強く取り組みましょう。
・SNSマーケティング戦略とは、SNSを活用し、商品やサービスが売れる仕組みをつくり、事業の方向性を決めること
・SNSはワンソース・マルチユース戦略が使いやすいので効率的
・SNS各プラットフォームの役割を理解した方がいい
・カンタンには稼げないけど、継続していると爆発的に事業が成長する可能性を秘めているのがSNSマーケティング