☑転職は特別なスキルがないと出来ないと思っている
☑スキルを磨けば、良い転職が出来ると思う
☑スキルはあるのになぜか転職が上手くいかない
転職したいけど、特別なスキルがなくて不安です…
その気持ち、すごく分かります。でも、スキルが足りないって本当でしょうか?
え、やっぱり足りてないんじゃ…?
実は“足りない”のではなく、“伝わってない”ことが多いんです。大切なのは、自分のこだわりや経験をどう相手に伝えるかですよ。
- 真面目さは伝え方次第で評価が変わる
- こだわりが伝わらないと無価値
- 転職では言語化力が最大の武器になる
- 職務経歴書は自分という商品の設計書
- 「誰に何を届けたいか」の視点が重要
知恵袋で220件のベストアンサーをいただいている経験、地域の農作業を手伝い、農家さんと触れ合っている経験からお伝えしますね

知恵袋から学んだ“こだわり”と伝え方の盲点
「真面目に働いているのに評価されない」。
そんな知恵袋の相談に、私は農業の現場で感じた違和感が重なりました。
大切なのは“こだわり”だけでなく、それをどう伝えるかです。
(1)「正しいことをしているのに、なぜ伝わらない?」
以前、知恵袋で相談されている方がいました。
「誰よりも丁寧に仕事をしているのに、上司に評価されない。自分は真面目にやってるのに…」という30代の会社員の方の切実な投稿でした。
「あなたの“真面目さ”は相手にどう伝わっているかを見直してみてください」と返したのを覚えています。
この内容は、私自身が現在、農業の現場で感じたこととも重なりました。
「いいものを作っていれば、わかってもらえる」と思っていても、それが伝わらなければ、残念ながら評価されないのです。
(2)農業や製造業の「95点主義」が陥る落とし穴
地域の米農家でお手伝いをさせていただく中で、ある農家さんの姿勢に胸を打たれました。
毎年赤字でも、品質へのこだわりを捨てず、色彩識別機や低温倉庫といった設備に多額の投資をされていました。
その想いは本物です。
しかし一方で、「そこまでやらなくても、味の違いなんて分からないよ」と話す元JA職員の農家さんもいました。
つまり70~80点であれば良いと。
これは、単なる品質軽視ではなく、“市場と顧客感覚に合わせた経営判断”でした。
95点を目指すことで発生する高コストは、消費者に届かない場合がある。
かつての日本の製造業が、性能競争に陥って市場ニーズを見失ったように、「いいものを作ること」だけに集中してしまうと、顧客との距離が生まれてしまいます。
(3)評価されるには「伝え方」がカギになる
知恵袋の相談も、農業のこだわりも、製造業のものづくりも、共通しているのは「伝わらなければ評価されない」という現実です。
たとえば、同じ努力でも「なぜそれをしたのか」「誰のためにやったのか」「どんな結果があったのか」が明確に伝われば、相手の印象は大きく変わります。
農業においても、「なぜこの品種を選んだのか」「どう育てたのか」「どんな思いを込めたのか」というストーリーがあれば、お米に共感する人は増えるでしょう。
努力や真面目さは美徳です。
でも、それが評価につながるかどうかは、“伝え方”次第なのです。
転職活動における“こだわり”の落とし穴
「真面目に働いてきたのに、なぜか評価されない」。
転職活動でよく聞く悩みですが、その原因はスキル不足ではなく“伝え方”にあるのかもしれません。
企業に選ばれる人は、自分の価値を言語化できる人です。
(1)評価されない「真面目さ」に悩む30代
転職活動でも、農業と同様のことが起きています。
30代で転職を考える多くの人が、「真面目にやってきたのに評価されない」と悩んでいます。
しかし、これは“やってきたこと”が伝わっていないのではなく、“どう価値を出してきたか”が伝わっていないケースがほとんどです。
過去の努力や実績は、言葉にして初めて評価されるのです。
(2)「強み」や「こだわり」は伝わってこそ意味がある
たとえば「調整力がある」「巻き込みが得意」などの強みも、それをどう発揮し、どう成果につなげたのかが伝わらなければ、ただの自己評価に終わります。
農業と同じく、“顧客=企業側”の視点で、自分の価値を再構成する必要があります。
つまり「こだわり」ではなく、「相手に届くメッセージ」が問われているのです。
(3)伝えるための“言語化力”が未来を分ける
転職市場では、自分の経験や強みを相手にとって意味ある形で伝える「言語化力」が差別化要因になります。
どれだけ優秀でも、それが言葉で表現されなければ、採用側には届きません。
これはまさに、農家が自分の米のこだわりを言語化できないことで市場に埋もれてしまう現象と同じです。
自分の価値を見つめ直し、伝える力を養うことがキャリアの転機をつくります。
職務経歴書で“こだわり”を価値に変える
職務経歴書はただの履歴ではなく、あなたの価値を伝える“戦略ツール”です。
評価される人は、自分の経験を相手目線で語れています。
ストーリー、再現性、届けたい相手。この3つが揃ってこそ、強みは本当の武器になります。
(1)経歴の羅列ではなく、“ストーリー”を語る
職務経歴書はただの履歴の羅列ではありません。
自分のこだわりや価値観、行動スタイルを伝えるストーリーであるべきです。
「何をしてきたか」だけでなく、「なぜそうしたのか」「どう考えて動いたのか」といった背景が伝わると、読み手はその人らしさを感じ取ることができます。
重要なのは「自分が良い」ではなく、「企業採用者が良い」と思う強みをアピールする事が重要です。
そのためには企業研究が欠かせません。
↓↓↓企業研究のやり方↓↓↓
(2)“再現性”のある強みとして見せる
企業が知りたいのは、あなたが自社で活躍できるかどうか。
そのためには、これまでの経験を「再現性のある強み」として見せる必要があります。
「どんな環境で」「どんな行動をとり」「どんな成果を出したか」を構造的に語ることが、信頼や納得感を生みます。
ポイントは「(現職の)社内のみで通用する」ではなく「(転職市場)社外で通用する」知識やスキルをアピールする。
いわゆるポータプルスキルですね。
↓↓↓ポータブルスキルって?↓↓↓
(3)“誰に何を届けたいか”を明確にする
結局のところ、職務経歴書は「誰に、何を、どう伝えるか」という設計力にかかっています。
自分がどんな価値を持ち、それを誰に届けたいのかを明確にし、その言葉で職務経歴書を構成することが、採用担当者の心を動かす鍵となります。
職務経歴書は、単なる書類ではなく、あなたという“商品”を届けるための最初のプレゼンテーションなのです。
独りで考えてもモヤモヤするのであれば、転職活動のプロを頼るのも良いかもしれません。
↓↓↓職務経歴書の作り方を学ぶ↓↓↓
「伝え方」を磨けば、転職の可能性は広がる
転職で評価される人は、特別なスキルを持っている人ではなく、「自分の価値を相手目線で伝えられる人」です。
農業の現場でも、丁寧なこだわりが伝わらなければ評価されませんでした。
だからこそ、自分の強みや経験をストーリーとして語る力が、キャリアを大きく左右します。
迷った時は一人で抱えず、誰かと一緒に言葉を整えていくのも大切な一歩です。


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