☑転職したけど死ぬほど後悔している
☑転職したけど、やっぱり前職に戻りたい
☑知恵袋をどう活用したら良いかわからない
転職はしてみないと成功か失敗かはわからないものです。
実際に転職をしてみて、やはり前職に戻りたいと思うのは自然なことかと思います。
しかし本当に前職に戻ることがベストな選択なのか、そもそも前職が受け入れてくれるかもわかりません。
本記事では、転職して後悔している方が取るべき行動について解説いたします。
転職活動の結果、どんな道に進むべきかは人それぞれですが、心のモヤモヤが少しでも解消できるお手伝いができれば幸いです。
・まず転職して後悔する原因、理由を整理する
・転職活動は転職のためだけにするものではない
・すでに転職して後悔していても、環境を変えることはできる
・転職しない決断をしても、転職活動はするべき
・知恵袋を上手く使うには、質問のし方が大きく影響する
転職後の後悔を整理する
まず転職後の何に後悔をしているのか整理する必要があります。
どのような心理状態か、勢いで退職した場合、前の職場が恋しい理由について考えてみましょう。
(1)「転職して死ぬほど後悔」する時の心理状態
転職して死ぬほど後悔するのは、主に以下の3つの心理状態が考えられます。
☑仕事内容に慣れない
☑収入減など経済的デメリット
☑環境変化になじめない
(2)勢いで退職した場合の後悔
転職した後でよく考えたら、退職するほどでもなかった…ということもあります。
たとえば…
☑上司に怒られて感情的になってしまい、言い合いになってしまった
☑がんばっているのに評価されなくて腹が立った
☑今年も賃上げされずに嫌気がさした
(3)前の職場が恋しい理由を確認
人は過去を美化しがちだからです。
前の職場を離れてみて、目の前の現実(転職先)はイヤだけど、なんだかんだ居心地の良かった思い出が頭をよぎります。
転職して他の会社に在籍してみることで、前の会社の良さに気づくことがあります。
前の職場にいた時には、悪いところばかりが見えていたのかもしれませんね。
転職して後悔する5つのよくある理由
転職して後悔する理由は①条件面、②仕事内容、③能力不足、④人間関係、⑤キャリアアップの5つです。
(1)条件面(収入・長時間労働)に不満があるから
「転職先は、賞与は給与4ヶ月分で年収600万円…と聞いていたのに実際には3年間勤めないと賞与は無く、4年以上勤めても給与1ヶ月分だった…なので年収400万円でした」
(実話です)
これでは生活設計が変わってしまいます。
家賃は?子供の教育費は?投資に回すお金は…?
転職するのに十分な理由となってしまいます。
(2)仕事内容が違うから
「仕事内容が聞いていた話とはちがう」というのもあるあるです。
ひどいケースだと、事務職で営業職に回された…実際に聞いたことがあります。
転職先の仕事内容が聞いていたのと明らかに違う場合は、転職理由でもありますが、労働基準監督署相談案件でもあります。(会社都合退職になることもある)
(3)能力不足だから
転職はできたものの仕事についていけないことがあります。
年収などの待遇が良い反面、その分仕事がキツイことはあるあるです。
特に中小企業から大企業に転職した場合に能力不足を感じることが多いです。
「前職の中小企業の方がマイペースで仕事ができたな…」とよく聞きますね。
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(4)人間関係・社風が良くないから
転職先の人間関係が良くなかったり、社風が合わないと転職したくなります。
パワハラ上司が気に入らない、体育会系の社風についていけない、強制の飲み会参加…価値観がちがうととても居心地が悪く、長く在籍するのは心身共に疲れるのは必然です。
(5)キャリアップが難しいから
以下のような転職先だと、キャリアアップが難しく転職したくなります。
☑正当な評価が得られない
☑大きな仕事を任せてくれない
☑がんばってもスキルが磨かれない職務内容
すでに転職(退職)して後悔している方が取るべき3つの行動
転職(退職)して後悔している方が取るべき行動は①転職活動、②戻らない決断、③戻る行動を取る、の3つです。
(1)転職したばかりだけど転職活動をする
転職をしたばかりであっても、納得した転職が出来ていないと感じていたら転職活動をする価値があります。
転職活動を行わないとモヤモヤした毎日を過ごすことになります。
なぜなら自分が、本当に何がしたいのかがわからないからです。
一方、転職活動(特に自己分析)することで、今後の方向性が見えてきます。
方向性は「転職するか」、「前職に戻るか」以外にも選択肢はあります。
転職後でも副業を始めることは出来ますし、そもそもサラリーマンが合わないのであれば転職ではなく、独立起業することも考えられます。
(2)【戻らない決断】現職でとにかく頑張る!以外の選択肢は?
転職活動をしてみて「前職には戻らない」と結論が出たら、あきらめて現職で頑張る…ではモヤモヤは解消されません。
転職後に後悔されているのであれば、以下の3つの方向性を検討してみてください。
①【リスク:小】転職先の上司に相談する
結論としては転職先で頑張っていく方向性ですが、社内で環境を変える動きを取ってみましょう。
具体的には、直属の上司に定期的に相談することです。
「そんなのやっているよ…」という方もいるかもしれませんが、“定期的”にすることがポイントです。
相談内容は、たとえば…
☑今の仕事内容に対して改善提案をする
☑あなたの家庭の事情や心身の状況を伝える
☑今後どんな仕事をして、会社に貢献したいか伝える
②【リスク:中】副業をはじめる
本業の多忙具合によっては難しいかもしれませんが、副業も検討してみましょう。
副業を始めるメリットは、視野が広がることで会社だけが人生じゃないことに気づけます。
また財布が二つになることで、会社への依存度が下がります。
いきなり100万円投資して、毎日4時間ぐらいは副業する…なんて大それたことはせずに、小さく始めるのが成功のポイントです。
最初から収益化を目指さずに、週末に2時間程度でも十分です。
少しずつ副業という事業が育ってきて、本業になる日が来るかもしれません。
③【リスク:大】独立起業する
自己分析の結果、どうも会社員が肌に合わない、もしくはどうしてもやりたいことが出来たのなら独立起業も視野に入れてみましょう。
ただし独立起業はやはり比較的リスクは高いです。
出来れば副業を進めて、軌道に乗ってから考えた方が良いでしょう。
(3)【戻りたい】前職に戻るための具体的な行動
①前の会社に戻りたい場合の連絡方法とタイミング
原則、まずは直属の上司や人事担当者に連絡しましょう。
タイミングは会社の繁忙期は避け、週末である金曜日夕方あたりがベストです。
なぜなら金曜日の夕方はその週の仕事が終わり、休みに入る前なので一般的には心が穏やかな状態であることが多いからです。
②前職に戻るための面談準備と説得力のある理由作り
会社側に会ってもらえることになったら、面談準備が必要です。
ポイントは二つです。
☑やっぱり会社が好きで戻りたいとストレートに伝える(感情的)
☑相手(会社や上司)に何が貢献できるのか説明する(論理的)
③勇気がない時に取るべきアプローチ方法
とはいえ、いきなり上司らに連絡するのに抵抗があることもあります。
そんな時は、退職報告時にお世話になった人(直属ではない上長や同僚)を通して、会社側に伝えてもらうのも良いですね。
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これから転職しようかどうか迷っている方が取るべき3つの行動
これから転職しようかどうか迷っている方が取るべき行動は①転職活動、②社内でやれることやる、③キャリアプランを考える、の3つです。
(1)転職するかわからないけど転職活動をする
「転職しよう」と思っても、すぐに転職はしない方が良いです。
転職活動をおろそかにして転職をすると、納得できない転職をしてしまう可能性が高まります。
つまり絶対転職する!と意気込んだ転職活動はしない方が良いです。
(2)退職せずに社内でやれることをやる
「転職したい」と考えてしまうのは、つまりは「環境を変えたい」ということです。
しかし「環境を変える」=「転職する」ではありません。
転職活動の結果、転職することになるかもしれませんが、転職以外の方向性も選択肢に入れておきましょう。
①【リスク:小】人事異動を申し出る
同じ社内であっても、人事異動によって環境を変えるができるかもしれません。
会社に人事戦略次第ですが、人事異動により人間関係や業務内容が変えられる可能性があります。
②【リスク:中】副業をはじめる
副業をすることで、転職をしなくても環境を変えられます。
社内での環境はすぐには変わらないかもしれませんが、会社以外の心のよりどころになったり、上手くいけば第二の収入の柱になることがあります。
また本業と関連性のある副業をすることで、本業のスキルアップになる可能性を秘めています。
むしろ意図的に本業のスキルアップになるような副業を選ぶのも手段のひとつです。
③【リスク:大】独立起業する
思い切ってサラリーマンを辞めてしまうのも選択肢のひとつです。
ただし独立起業は経済面でもキャリア面でもリスクが高いので、副業がある程度軌道に乗ってきてから考えた方が良いでしょう。
(3)改めてキャリアプランを考えてみる
転職活動の一環ですが、キャリアプランを考えてみるタイミングかもしれません。
転職が頭をよぎったということは何かしら方向転換したいと考えている証拠です。
ちなみに年収の決まり方は基本的に、業種×職種です。
年収がすべてではありませんが、お金があれば人生の選択肢が広がるのは確かです。
思い切って異業種転職も視野に入れて、キャリアプランを立案してみるのも良いですね。
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【知恵袋回答者の見解】転職の後悔についての知恵袋活用3つの注意点
転職の後悔について、知恵袋を活用するのは“あり”だと思います。
とはいえ、扱い方によっては回答がマイナスに働くことがあります。
知恵袋活用の注意点は、①回答者は当事者ではない、②質問方法に工夫、③情報の偏り、の3つです。
(1)回答者は当事者ではない
当然ですが、回答者の方は見知らぬ誰かであり、当事者ではありません。
知恵袋の回答者は、とても親身になって回答をしてくれる方が多いです。
それでもどうしても主観的な内容(自分の思いが強い)であることが多い印象を受けます。
相手のためを思っての結果とは思いますが…客観性のある回答は少ないかもしれません。
質問者によっては共感してもらえたら嬉しいと思っていることもあるので、主観的な回答が一概に悪いわけではありません。
(2)質問方法を工夫する
有用な解答を得るためには、あなた自身の質問方法も重要になります。
【回答したくなる質問文章構成】
☑まず結論(何が聞きたいのか)
☑文章が長すぎない(長くても400字まで)
☑適宜、改行を入れる
【良い質問の4つのポイント】
☑概要:何が知りたい(端的に結論)
☑意図:知ることであなたが何をしたいのか(目的)
☑現状:あなたは今どんな状況で、どうして悩んでいるのか
☑調査:質問について、どこまで調べたか
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(3)情報が偏りやすい
知恵袋は多くの回答者がプロではありません。
つまり物事(質問の議題)の全体像を理解していない可能性があります。
たとえば一度だけ転職をしたいことがある人が、転職活動の勝ちパターンは絶対にコレだ!という発言は少し疑わしいです。
プロじゃないからこその良い面もありますが、ちょっと極端に共感だけ、批判だけといった回答になることも多いです。
情報は知恵袋以外にも多面的に収集しましょう。
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転職後に後悔しても、多くの選択肢がある
ちゃんと転職活動をして、転職したつもりであっても、実際に転職をすると希望に沿う転職ではないことはあります。
しかし納得できない転職であっても、諦めることはありません。
もう一度、転職するかどうかわからなくても、改めて転職活動をすることで別の選択肢が見つかるかもしれません。
一番もったいないのは、諦めて何もしないことです。
「環境を変えたいな」と思ったら、自分の心の声に耳を傾け、あと一歩だけ前に進んでみましょう。
・まず転職して後悔する原因、理由を整理する
・転職活動は転職のためだけにするものではない
・すでに転職して後悔していても、環境を変えることはできる
・転職しない決断をしても、転職活動はするべき
・知恵袋を上手く使うには、質問のし方が大きく影響する