☑都会の生活につかれた
☑地元の家族や友人と大切な時間を過ごしたい
☑地元に貢献できる仕事がしたい
※本記事での“地元”とはいわゆる地方を指しております。
・地元に帰りたいビジネスパーソンは増加傾向
・帰りたい理由1位は「両親や祖父母の近くで生活したい」
・地元での転職活動は難しいので転職のプロを頼る
・大手と地域特化型の2つの転職エージェント併用が望ましい
・Uターン転職後の生活設計し、キャリアもライフも充実させる
地元に帰りたい、その気持ちは甘えじゃない!
「地元に帰りたい」と考えるのは甘えでもなんでもなく、自分の心に素直になった結果であり自然な感情です。
自分に素直な人が増え、地元に戻りたいと考えるビジネスパーソンは増加傾向にあります。
また地方の企業側もUターン転職者を求めています。
(1)都会生活の疲れ、地元で得られる心の安らぎとは?
①都会の生活でふと感じる「疲れ」や「孤独」
都会はキラキラした娯楽や買い場にあふれており、飽きる事は少ないかもしれません。
しかし人が多くゴミゴミしており落ち着かない環境で疲れしまい、本当に心を許せる人もいなくて孤独を感じやすいです。
②地元にいると自分のことが好きになれる
一方、地方であれば自身が子供の頃から慣れ親しんだ環境であり、都会に比べて地方は基本的にはやさしい人が多いです。
周囲が自分に対してやさしいと、自分も相手に対してやさしくなれ、自分のことが好きになれます。
また時間の流れがゆったりしており、急かさせる事も少ないです。
マイペースに過ごす事でストレスも軽くなり、睡眠の質や体調が改善し心身ともに健康を取り戻し、心身ともに若々しくなることもあります。(うちの妻談)
③落ち着いて独りになれる時間が多い
都会は原則、行きも帰りも電車通勤であり人・人・人………
勤務先も取引先も人・人・人………
ランチタイムのカフェもコンビニも行列で人・人・人………
しかし地方であれば、通勤時間も短縮できる可能性が高まり、睡眠時間も増やせるかもしれません。
また自然環境に恵まれていることが多く、海や山に出てぼぉーっとすることもできます。
遠出しなくても満点の星空、マイナスイオンに囲まれた自然に身をゆだねて癒されます。
地方は近隣住民もそれほど多くなく、商業施設も少なく早めに閉店するので、独りで落ち着いた時間を過ごしやすいです。
(2)地元に戻りたい理由トップ3
「地元に戻りたい」と考えるビジネスパーソンは増えてきています。
以下、就活生のみのデータではありますが、2021年から増加傾向にあり直近の25年卒では62.3%がUターン就職を含めて地元就職を希望しています。
引用:マイナビニュース「「地元就職」希望する学生は6割超、コロナ禍以降増加傾向の理由は? – マイナビ調査 | 」
以下、地元就職を希望する理由トップ3です。
1位:両親や祖父母の近くで生活したい
2位:実家から通えて経済的に楽
3位:地元の生活に慣れている」
①両親や祖父母の近くで生活したい
一番の理由が両親や祖父母の近くにいられる事です。
両親らが側にいる事でたくさんのメリットがあります。
両親らにとっては子供が近くにいるだけで安心しますし、中高年が一般的に苦手分野とするスマホ等デジタル関係を教えてもらう事ができます。
また昨今、闇バイトのような物騒な事件が多いので、両親や祖父母への注意喚起や対策も可能です。
一方、就職者である子供らにとっては親の健康状態がわかるのは安心ですし、時には愚痴を聞いてもらう事もあるかもしれません。
またもし子育てをするようになっても、子供を見てもらう事もできます。
②実家から通えて経済的に楽
賃貸であっても都会の1/2~2/3ぐらいで済みますし、実家であれば賃料は0円のため資産形成がしやすく経済的にとても楽になります。
出費が抑えられ、資産を増やす事ができれば結婚や子育て、独立起業するにしても人生の選択肢が広がるため良い事しかありません。
③地元の生活に慣れている
慣れた生活はストレスがかなり軽くなります。
「近所の駄菓子屋のおばちゃん」「かかりつけのお医者さん」はあなたのことを子供の頃からわかってくれているので、一から説明することなく、気兼ねなくコミュニケーションが取れます。
(3)地方の会社にとってUターン転職者は貴重な存在
実は地方の会社側から見てもUターン転職者は貴重な存在であり、求められています。
なぜならUターン転職者は地元のことをよくわかっており地元愛があるにも関わらず、地元民とは異なる価値観やスキルを持っているからです。
またずっと慣れ親しんだ土地いる長年いるとその魅力やありがたみがわからなくなりますが、一度外の世界(都会)を見てきているので、その地域の本当の魅力に気づいている事が多い傾向にあります。
地元の会社は観光資源等地域の魅力も含めて経営資源としている事も多いため、地元の魅力に気づいている事は大きなアドバンテージになります。
さらには地方の求人倍率は上昇傾向にあり、都会以上に人不足が進んでいます。
つまり都会より地方の方が就職・転職がしやすい状態と言えます。
有効求人倍率とは、仕事を探している人1人に対して、どれだけの求人があるかを示す数値です。1.0倍を超えると、求職者よりも求人が多く、企業が人手不足の状態であることを意味します。
地元での転職活動の準備と成功への道筋
「地方の魅力はわかったけど、転職するのは不安だし、そもそも仕事があるかな…?」と不安を抱かれる方も多いかと思います。
本章では転職のプロに力を借りて、地元にどんな仕事があるのかを探す方法や説得力ある志望動機の書き方についてお伝えいたします。
(1)地元に仕事はある?市場をリサーチする方法
転職のプロである地域特化型や大手の転職エージェントに無料相談するのが最も有効です。
なぜなら転職サイトでは地方の中小企業や隠れた優良企業の情報が掲載されていない事がほとんどですし、地方特有の業界や雇用の特徴についての知識がないと優良企業が否かを見極めるのが難しいからです。
まず大手の転職エージェントでそもそも転職活動の進め方、たとえば自己分析・企業研究・職務経歴書の書き方などを学びます。
次に地域の雇用市場や企業文化に詳しい地域特化型転職エージェントの助言を得ることで、自分に合った職場を効率的に見つけることができます。
(2)転職エージェントの選び方
大手と地域特化転職エージェントの併用が望ましいです。
大手転職エージェントで「転職活動そのもの」を学び、地域特化型転職エージェントで具体的な「地元の会社選び」を進めるのが理想です。
地域の雇用活性化を担うハローワーク含めた3つの選択肢の特徴は以下の通りです。
①大手転職エージェント
全国規模での豊富な求人情報を保有し、非公開求人や大手企業の求人も多く取り扱います。
地域に特化した情報や企業文化については地域特化型に劣る場合がありますが、地方の求人も取り扱っており、非公開求人もあり選択肢が広いです。
また業界や職種ごとに専門のアドバイザーが在籍しており、履歴書や面接対策などもサポートしており、転職活動ノウハウを入手するのに適しています。
②地域特化型転職エージェント
地元の中小企業や隠れた優良企業に詳しく、地域の雇用市場や特有の産業構造を理解しています。
地元での転職を希望する場合、詳細な企業情報や職場環境についてのアドバイスが得られます。
前述の転職活動ノウハウが身につき、地元で就職することが納得し、実際に地元に就職する決断をした後に利用すると良いでしょう。
③ハローワーク
地域の雇用活性化を担う公的機関で、地元企業の求人情報が充実しています。
ただし転職エージェントと比較すると企業の企業風土や裏事情等の情報提供、転職活動のサポートは比較的弱い事が多いです。
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(3)志望動機に説得力を持たせるポイント
地元で就職する理由は、本音では「家族と一緒にいたい」「慣れ親しんだ土地が良い」等かもしれませんがそのまま志望動機にするわけにはいきません。
上記は企業側からすれば「地元に帰りたい」理由であって、「地元企業で働きたい」理由にはなりません。
地元に限りませんが、志望動機は自分の思いよりも「会社にどう貢献するのか?」が最重要です。
都会と比較すると地元企業の特徴は以下の通りです。
・地域活性化に貢献している
・地元住民とのつながりを重視している
・地域特化型のサービスや製品を提供している企業である
地方の企業では上記内容を踏まえて、地元企業の課題を解決したり、地域貢献になる志望動機が求められます。
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地元での生活設計:キャリアもライフも充実させる
地元にUターン転職すると働き方やキャリア、プライベートの時間の過ごし方も変わるため、生活設計は都会とは大きく異なります。
Uターン転職を検討しているのであれば、より良い人生にするためのライフ・キャリアプランを働き方やキャリア、資金面からも考えておきましょう。
(1)地方の中小企業の実情とキャリアの可能性
①Uターン転職後のキャリアプラン構築
地元でのUターン転職は基本的には中小企業や公務員、もしくはフリーランスや個人事業主が選択肢になります。
Uターン転職は5年後のキャリアではなく、80年後(人生の最期)の人生設計からプランを構築しましょう。
「甘え」ではなく、自己実現の選択肢としての地元に戻る事を決断されたと思います。
もちろん価値観は人それぞれですが、多くの人に共通する大切な事は「愛」「時間」「健康」「お金」が挙げられます。
「愛」は愛する家族や恋人だけでなく、やりがいある仕事をする等自分自身を大切にする事。「時間」は命そのもの。「健康」は心身とも健全でなければ人生を楽しめない。「お金」は人生の選択肢を増やすために必要なもの。
上記のうち、「愛」「時間」「健康」は都会よりも地方の方がプラスに働きそうですよね。
ただ一点、「お金」だけは不安に感じられる方も多いのではないでしょうか。
実は「お金」も転職先の選び方、キャリアの積み方次第で大企業を超える事ができますし、仮に年収が下がっても地元であれば実家暮らし、もしくは賃貸でも都会より安いので経済的に楽になります。
またお金を貯める事ができれば、脱サラして他者から仕事を請け負うフリーランスや自分で仕事を創る個人人業主も選択肢に入れられます。
②地方中小企業の実情
地元の地方で働くとなると中小企業・公務員・フリーランスなどの選択肢が考えられますが、大多数が中小企業に就職・転職されると思います。
中小企業は「給与が少ない」「社長の一存で全てが決まる」「ブランド力がない」という印象が一般的かもしれません。
確かに平均値で言えば、大企業と比較すると否めない事実です。
しかし中小企業は上下のブレ幅が大企業とは比にならないほどに大きいです。
たとえば「仕事を教えてくれない(背中を見て覚えろ)」「ハラスメントなんて知ったこっちゃない」「残業代も払わない」なんて企業も多く存在します。
一方、「大きなプロジェクトを任せてくれる」「社員を大切にしフレックスタイム等柔軟な勤務体制が整っている」「顧客や地域への貢献を第一に考えており、やりがいが感じられる」中小企業も存在するのです。
顧客に付加価値の高い商品を提供しているので多くの利益を創出し、従業員への給与・賞与というかたちで還元され大企業よりも高い年収が得られます。
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(2)資金計画を考える
都会と地方では生活が丸っきり変わります。
生活が変われば移動手段や日頃の買物のし方も変わります。
以下の項目は支出の中でも構成比が大きいので優先度が高いです。
①住居費
基本的には実家で暮らすのか、賃貸か、就職先の社宅の3択になります。
選択肢の中では賃貸が一番高くつきますが、駅から徒歩5分でも都会の1/2~2/3程度です。
また実家暮らしでなくとも、実家の両親から野菜やお米などをもらう事で食費も軽減される事もあります。
②車の所有
都会では不要で、地方では必要な唯一なものが車です。
地方でも市街化区域でなければ、車が無いと生活が困難なケースが多いです。
車は多くのお金がかかり、車両費だけでなく、維持費である車検費用・ガソリン代・駐車場代・車両保険・自動車税で年間数百万円かかる事もあります。
とはいえ仕事や生活の状況によっては車が必須でない事もあります。
③娯楽費
地方は都会に比べると娯楽が少ないため、娯楽費が減ります。
娯楽が減れば、心が満たされないのでは?と考えられる方もいるかもしれませんが、地方には大自然や人の温かさがありますので、マイナスイオンで癒されたり人のやさしさで心がやさしくなれます。
娯楽が欲しくなれば、たまに都会に遊びに行くぐらいでちょうど良いです。きっと。
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(3)地元での「ゆったり」と「充実」を両立する
地元では都会とは異なり家族や友人と過ごす時間が自然と増えます。
たとえば週末に実家でのんびりと過ごしたり、地元の友人と気軽に集まることで心が温まるひとときを楽しむことができます。
こうした「ゆったり」とした時間は、都会での忙しさやストレスを癒す大切な要素です。
一方で「充実」した生活を送るためには、やりがいや成長を感じられる仕事が欠かせません。
地元で働く場合でも、自分のスキルや興味を活かせる職場を見つけることでキャリアアップを目指すことが可能です。
また通勤時間が短くなることで、自分の時間をさらに有効活用でき、趣味や学びの時間を確保し充実感を得られるでしょう。
地元での「ゆったり」と「充実」を両立することは、真のワークライフバランスを実現する第一歩です。
心地よい生活リズムを作りながら、仕事にも全力で取り組むことで、より豊かな人生を築くことができます。
↓↓↓真のワークライフバランスとは↓↓↓
都会の経験は大切。地方で活かす事でより良い人生へ
都会での経験は、スキルを磨き、幅広い価値観を身につける上で大切な財産です。
その経験は地方での暮らしにおいても大いに活かすことができます。
たとえば都会で培ったビジネスマナーや問題解決力は、地元企業で新しい価値を生み出す原動力となります。
また都会での視点を持つことで、地元の魅力や課題を客観的に捉え、地域活性化に貢献できるでしょう。
地方での生活は「ゆったり」と「充実」を両立させることで、心身の健康を保ちながらキャリアも積むことが可能です。
地元の家族や友人と過ごす温かな時間は、都会では得られない貴重な体験です。
都会での経験を活かし、地方での暮らしをより豊かにする選択をしてみませんか?
きっと心も体も満たされる人生が待っています。
・地元に帰りたいビジネスパーソンは増加傾向
・帰りたい理由1位は「両親や祖父母の近くで生活したい」
・地元での転職活動は難しいので転職のプロを頼る
・大手と地域特化型の2つの転職エージェント併用が望ましい
・Uターン転職後の生活設計し、キャリアもライフも充実させる