☑仕事のためにプライベートを犠牲にしてきた
☑仕事のためにプライベートを犠牲にしたくない
☑ワークライフバランスなんて嘘だと思う
人生においていつでも仕事を、もしくはプライベートを頑張らないといけないわけではありません。
ワークライフバランスを固定的に考えると非常に窮屈な人生になってしまいます。
つまりワークライフバランスはライフステージなど、その時期によって大きく変化します。
たとえば20代の頃は比較的仕事を頑張らねばならない事が多く、家族が出来ればプライベートを頑張ることになるのが一般的です。
大切なのは、出来る限り能動的にワークライフバランスを調整、もしくはある程度予測できるようになることです。
本記事ではいつどのタイミングで仕事、プライベートを頑張ることになるのか?ワークライフバランスを調整するための準備について解説いたします。
「仕事のためにプライベートを犠牲にする」ではなく「自分のワークライフバランスは自分で決める」という考え方にシフトしていきましょう。
・仕事のためにプライベートを、プライベートのために仕事を犠牲にする時期がある
・ワークライフバランスは自ら調整することが大事
・そのためにはお金と心身の健康が重要
・さらには転職活動によりを脱会社依存する
仕事のためにプライベートは犠牲にする?それは時期で変わる3つの理由
仕事のためにプライベートを犠牲にしなきゃダメなタイミングはあります。
しかしそれは時期で変わります。
なぜなら①ライフステージの変化、②外部環境の変化、③自身の価値観の変化があるからです。
(1)ライフステージは変化するから
ライフステージとは人生の変化を節目で区切ったそれぞれのステージのことです。
たとえば、わかりやすいところでは就職や結婚、出産が該当します。
また住宅ローンを組んだ、子供が小学生になり塾に行かせるようになった等もライフステージの変化と言えます。
(2)外部環境が変化するから
自分の意思とは関係なく、時に取り巻く外部環境は変わるものです。
たとえば会社が倒産してしまったり、突然出向することになり単身赴任になったり、家を建てたのにいきなり転勤を命じられたりすることがあります。
(3)自身の価値観が変化するから
尊敬できる上司に出会えて仕事を頑張ろうと思えるようになったり、健康寿命の重要性に気づきプライベートも大切にするようになったりすることがあります。
たとえば大震災を経験した人が、命の尊さや人間関係の重要性を大切に考えるようになることがあります。
つまり人生の優先順位を考え直します。
このように価値観が変化することでもワークライフバランスの構成が変化します。
仕事を頑張る3つのタイミング
ではどのようなタイミングで仕事を頑張る必要があるのでしょうか。
具体的には①転職・就職、②新たな部署へ配属、③管理職登用の3つのタイミングです。
(1)就職・転職した直後
学生を卒業し、はじめて就職をした時や転職をして新天地で働き始めるタイミングは、仕事を優先にすべきことが多いです。
新たな職場での初期段階は、「彼(彼女)はどんな人だろう?仕事ぶりを見ておこう」と周囲からかなり見られていることがほとんどではないでしょうか。
つまり評価される段階は仕事を頑張った方が良いです。
(2)新たな部署に配属された直後
就職や転職直後と同様、人事異動などで他部署に配属された直後は「どんな人だろう?」と周囲からの評価の目があります。
慣れてきたらサボって良いわけではありませんが、やはり第一印象は大事です。
周囲への印象が良ければ、その後の仕事がしやすくなります。
(3)管理職登用前後
①登用前
プレイヤーとしてある程度のスキルや実績がついてきたら、管理職候補になります。
当然ながら管理職登用前は上長から厳しい評価の目で見られます。
管理職登用の条件は一般的に、以下の5つです。
☑現場での高い実績
☑リーダーシップ
☑マネジメント力
☑課題解決力
☑社風への適合
管理職には個人であるプレイヤーの実力に加え、組織メンバーを動かし組織への高い貢献度が求められます。
また社風への適合性も見られるので、ある程度「会社の方針に従います」感も評価されていると考えた方が良いです。
②登用後
管理職登用されたとしても、気は抜けません。
「プレイヤーとしては優秀だったけど、管理職としてはどうだ?」といった目で仕事ぶりが見られるステージに入ります。
また上司からはもちろん、部下からも仕事ぶりを見られることになります。
登用直後もかなり見られていると思った方が良いです。
↓↓↓管理職ってどんな感じなの?↓↓↓
プライベートを3つの頑張り時
次にプライベートを頑張るタイミングを確認しましょう。
具体的には①結婚相手が見つかった、②出産前後、③両親の介護の3つのタイミングです。
(1)結婚相手が見つかった時
結婚したい人が見つかったらプラベートの頑張り時です。
多く場合、結婚するには綿密に戦略を立てねばなりません。
相手が彼氏彼女さんであることが前提として、プロポーズの言葉はどうするか?シチュエーションは?指輪は?考えることはたくさんあります。
プロポーズがOKだとして、ご両親へのあいさつは?結婚式はするのか?するならいつ?籍を入れるのはいつにするのか?すぐに一緒に暮らすのか?ぐらいは考える必要があります。
これらの短期的な内容だけでなく、持ち家か賃貸か?子供はどうする?共働き?老後の生活はどうするのか?など長期計画を考えねばなりません。(その通り行くか別にして)
結婚するからこそ仕事を頑張らなきゃという考え方もありますが、結婚相手と考え方が大きくズレていると苦労することも多いかと思います。
(2)出産前後
出産前後もプライベートの頑張り時です。
産前産後休暇や育児休業制度が充実している企業が増えたとはいえ、不十分と感じる人は多いようです。
もし休みが取りづらい状況でも何とか定時帰りをさせてもらったり、場合によっては有給を取得する必要があります。
(3)両親の介護が必要になった時
私も2年前に経験しましたが、親の介護は突然やってきます。
父親が半身不随になりました。
日本には介護休業制度があり、要介護状態にある対象家族1人につき通算93日まで、3回を上限として分割取得が可能です。
制度があってもなかなか仕事を休むのは難しかったりしますが、極力プライベートを優先させるタイミングと言えます。
また親が遠方にいる場合、交通費もかかります。
ただし介護を理由に離職することは止めた方が良いです。
介護は最初の2ヶ月が肝だと考えます。
2ヶ月間は会社に迷惑かければ良いです。
↓↓↓介護離職は後悔します↓↓↓
ワークライフバランスを自ら調整するための3つの準備
人生には予期せぬ“まさか”が起こりますが、能動的にワークライフバランスを調整できるようになれば人生が少し楽になります。
そのための準備はお金と心身の健康を守ることです。
(1)お金の準備
お金があれば、人生の選択肢を広げてくれます。
ワークライフバランスを調整するためにはお金は必須です。
お金はすぐには貯めるのは難しいですが、時間をかければなんとかなります。
取組内容としては生活費見直しと資産運用です。
とてもシンプルですが、一定のルールを決め、自分で決めたルールを守り切ることができればだいたいお金は貯まります。
↓↓↓お金がなくなる人の7つの習慣↓↓↓
また「お金がないとバカになる」という説もあります。
☑いつもお金の心配ばかりする
☑持続的にストレスホルモンが出て、認知機能が低下
☑目先のことばかりで、長期的な視野が持てない
※諸説あります。
(2)身体の健康の準備
お金以上に大事なのが健康です。
健康であれば、どんな形であれ仕事もプライベートも頑張れます。
健康を維持するためには「病気にならない」「健康寿命を延ばす」の2つの視点が必要です。
①病気にならない
病気は先天性のものも多く、どれだけ健康に気を付けていても病気になる時はなります。
しかしり患の可能性を下げることはできます。
日頃からインスタント麺やコンビニ食ばかりではなく、脂質や糖質を気にした生活をする。
血縁で糖尿病の人がいれば自分も気を付ける。
毎日20分だけでもウォーキングをする。
出来るだけ7~8時間睡眠は確保する。
健康診断はかならず毎年受ける。
上記をやっておくことで病気になる確率は下がります。
②健康寿命を延ばす
90歳になっても働けるぐらい健康を維持しましょう。(一方で働かずに済むよう資産づくりをしておくことも大事です)
取組内容は病気にならない生活と同様です。
一昔前であれば「60歳で退職して、老後は退職金と年金で悠々自適に過ごす」が常識でしたが、現在は70歳までは当たり前ですし、将来は80歳まで働ないといけない時代になるかもしれません。
病気を患いながら働くのは怖ろしく酷なことだと思います。
(3)心の健康の準備
身体の健康と同時に、心の健康も維持しなければなりません。
ハラスメントや長時間労働で心がやられないようすることが必要です。
心の健康を守るためには、脱会社依存をするのが一番です。
会社に依存しているからハラスメントや長時間労働を受け入れねばならないわけですからね。
具体的には①転職活動、②副業、③キャリアプランを計画しておくことをオススメします。
①転職活動
脱会社依存でもっとも有効なのは転職活動です。
なぜなら「今の会社がすべてではない。私は他の会社でも働ける。」と思えるからです。
実際に転職しないかもしれませんが、転職活動をすることで自己分析や企業研究をすることで、「自分がどんな仕事をしたいのか」「世の中にはこんな仕事が、こんな会社がある」と視野が広がります。
何ごとも依存先が少ないのは、相手に弱みを握られているわけですからリスクが高いです。
↓↓↓はじめての転職活動を効率的に学ぶ↓↓↓
②副業
副業も脱会社依存の手段の一つです。
なぜなら副業することで収入源が増えるからです。
また会社の看板がなくても自分の力で稼げることで自信にもなりますし、上手くいけば脱サラして副業を本業にしてしまうことだってあります。
↓↓↓副業する前に学ぶこと↓↓↓
③キャリアプランを計画する
キャリアプランを計画しておくことも脱会社依存になります。
転職活動や副業を思いつきでやってみるのもやらないよりは良いですが、出来れば計画的に進めたいものです。
たとえば結婚する前に年収アップの異業種転職をしておく、35歳で独立起業するからこんな副業を今から始めてみる、などです。
↓↓↓キャリアプランの考え方↓↓↓
能動的にワークライフバランスを調整できるようになる
長い人生において仕事のためにプライベートを、プライベートのために仕事を犠牲にする時期は誰しもあります。
仕事で評価をされるタイミングでは、やはり仕事を頑張る必要があります。
一方、プライベートで大きなイベントがある時は仕事を犠牲にすることもあります。
ワークライフバランスは固定的に考えるものではありません。
人生は予期できない“まさか”が多く訪れますが大事なのは、出来る限りワークライフバランスは能動的に調整することです。
お金を増やし、心身の健康を維持しておくことで人生に余裕が生まれ、転職活動や副業によりを脱会社依存することになり、ワークライフバランスを調整しやすくなります。
↓↓↓ワークライフバランスは誤解されがち↓↓↓
・仕事のためにプライベートを、プライベートのために仕事を犠牲にする時期がある
・ワークライフバランスは自ら調整することが大事
・そのためにはお金と心身の健康が重要
・さらには転職活動によりを脱会社依存する