☑起業しようかどうか迷っている
☑起業したいけど何がしたいかわからない
☑とにかく現状を変えたい
毎日、満員電車にゆられて出社…
休みの日にまで取引先から電話がかかってくる…
キライな上司に嫌味を言われる日々…
こんな現状を変えたいと思うビジネスパーソンはたくさんいます。
その結果、脱サラして起業する人もいれば、転職して環境を変える人もいます。
一方で、現状を変えたいけど変えられない人が一番多いかもしれません。
つまり多くのビジネスパーソンが起業・転職・現状維持、いずれかに属しているわけですが、正しい自己分析をすることで今よりはるかに人生が豊かになります。
本記事では、なぜ自己分析が必要なのかの理由と、自己分析のやり方について解説いたします。
また自己分析について深い研究をしている転職エージェント・サイトの無料サービスの活用法についてもご紹介しますね。
・自己分析とは自分の“強み”を見つけること
・自分の“強み”が発揮できる環境に飛び込む
・自己分析は考える環境も非常に重要
・自己分析のやり方は転職のプロである転職エージェントを頼る
そもそも自己分析ってなんなのか?
自己分析とは自分の特徴や長所・短所、および価値観を把握・分析して、自分の“強み”を見つけることです。
自己分析を3つに分解して、もう少し細かく確認していきましょう。
(1)過去の積み重ねであること
自己分析の答えは過去にしかありません。
よく起業や転職準備をする中で、「何がしたい?」「どうしたいのか?」を考える機会が多くなりますが、答えは未来にはありません。
今までどんな環境で、誰と何を見て、聴いて、生きてきたのか。
その結果、どのような価値観を持ち、経験値・スキルを身につけたのかを棚卸し、主に“強み”に注目するのが自己分析です。
(2)客観的であること
自己分析は客観的であることが求められます。
ビジネスの基本は顧客ニーズに応えて、対価をもらうことがほとんどです。
当然ですが、顧客はあなたとはちがう他人です。
その顧客から対価(お金)をもらってビジネスが成り立っているわけですから、他人からの目、つまり主観ではなく「相手から見た自分」といった客観的な視点での自己分析が求められます。
(3)他人軸は一切無くすこと
自己分析は他人軸を一切なくして、自分軸だけで考えます。
他人軸と自分軸のちがいから確認しておきましょう。
①他人軸で生きる、とは
“他人軸で生きる“とは「他人がどう思うか?」「世間体を気にしている」人生です。
他人に振り回されている状態とも言えます。
【他人軸で生きている一例】
☑大企業ならまちがいない
☑周囲から見て、恥ずかしくない会社に転職したい
☑年収は高ければ高いほどいい
②自分軸で生きる、とは
“自分軸で生きる”とは「自分がどうしたいか?」「自分の価値観にしたがう」人生です。
世間の常識や、周囲の意見ではなく、自分がどう生きたいか考えます。
【自分軸で生きている一例】
☑年収は下がってもベンチャーでチャレンジしたい
☑社内であえて出世をしない
☑40歳からでも子供の頃からの夢だった仕事に就く
多くの人が程度の差はあれ他人軸で生きていますが、自己分析においては他人軸ではなく自分軸にフォーカスを当てます。
自己分析とは“自分に素直になる作業“と言い換えられるかもしれません。
何をするにも自己分析が重要な3つの理由
自己分析が重要な理由は、①人生が豊かになる、②ビジネスの成功確率が上がる、③今後の身の振り方がわかるからです。
中小企業庁によるアンケ―ト結果で「起業希望者が起業準備に着手していない」どの年齢でも知識やノウハウの不足や資金に関する回答が上位にきています。
しかしこれらの悩みは自己分析の後で考えることです。
なぜなら正しい自己分析ができていない状態では、何が不足しているのか、どんな強みで戦っていくのかがわからないからです。
つまり起業・転職・現状維持のいずれを選んでも自己分析は必要と言えます。
(1)人生が豊かになるから
自己分析をすることで、自分軸が明確になり、目的を持った人生になります。
もし今まで他人の評価を気にしていたのであれば、程度の差はあれ窮屈な生き方だったかもしれません。
「自分はこうしたい」「自分は〇〇が強みだ」が自身で理解できれば、あなたの力を存分に発揮する環境に身を置くことができます。
伸び伸びできる環境であれば、やりたいことを実現できるかもしれませんし、ストレスフリーな人生になります。
(2)ビジネスが成功する確率が上がるから
自己分析をすることで、ビジネスでの成功確率が上がります。
ここでのビジネスとは、起業・副業・サラリーマンいずれの仕事にも当てはまります。
ビジネスの基本は強みを機会(環境)に当てることで付加価値を生むことです。
強みは環境次第です。
たとえば「絵を描くのが上手い」はビジネス視点での強みと言えるでしょうか?
やろうとしている仕事が建設業者なら強みとは言えませんが、イラストレーターなら強みになります。
(3)今後の身の振り方がわかるから
自己分析をすることで、自分が何をしたいのか?何をしたくないのかが明確になります。
価値観の優先順位がつけられるため、起業においてはどんな事業を展開しているのかが決まります。
また転職においては会社選びの基準が明確になります。
一方、自己分析が不十分だと…
☑自己分析無き、起業
⇒とりあえず起業しよう
⇒上手くいかない、面白くもない
⇒資金が尽きてくる
⇒なんか儲かる事業はないか?
⇒〇〇サロンなどに大金つぎこむ(詐欺に遭うかも?)
☑自己分析無き、転職
⇒この会社(転職先)も何かちがうなぁ
⇒短期転職を繰り返す
⇒ビジネススキルが磨かれない
⇒転職市場での価値が高まらない
自己分析のやり方~5つのポイント~
自己分析は、①何を考えるか、②考える環境、③強みの発見、④自己分析のコツ、⑤大切な人がどう考える?の5つのポイントをおさえることが重要です。
(1)自己分析で考えるべき3つのこと
①何がやりたいのか?
自分が何をしたいのか、どこに向かっていきたいのかを決めます。
何がやりたいのかわからないのは、カーナビに目的地を設定せずに走行しているようなものです。
②何ができるのか?
今までの経験から自分は何ができるのか棚卸をします。
社会人になってからのスキルや経験がメインになりますが、幼少期や学生時代までさかのぼってみてください。
「ゲームをプログラミングしていた」「習い事でピアノやっていた」などもスキルになりえます。
③やれる環境か?
やりたいこと、できることがわかっても、“やれる”環境なのかも考慮せねばなりません。
「先月、子供が生まれました」「住宅ローンがあと34年あります」など何かを始めるには難しいタイミングがあります。
とはいえ、すぐに起業できなくても副業から始めて5年後に独立するなど、何かしらの行動はすぐに出来ることもあります。
(2)自己分析しやすい環境づくり3条件
自己分析をするには環境づくりが重要です。
①【時間】まとまった時間を確保する
1泊2日以上のまとまった時間を確保した上で自己分析することをオススメします。
なぜなら真剣に自分と向き合うには、誰にも邪魔されない落ち着いた時間が必要だからです。
有給休暇取得や長期休暇で行うのが良いですね。
ご家族の理解も必要になります。
②【場所】非日常空間で行う
ビジネスホテルでも構いませんが、理想は少しお高めの旅館です。
出来るだけ非日常空間で自己分析を行うことをオススメします。
なぜなら日常では気が散ることが多いからです。
会社のパソコンや資料、ご家族や会社の同僚など日常的なことが周囲にあると現実的なことばかり考えてしまい、本当の自分と向き合うことが難しくなります。
③【集中】デジタルデトックス
スマホを手放してみましょう。
とても勇気が要りますが、自己分析に集中するためにはスマホは邪魔な存在です。
自己分析の時間は自分と向き合うことだけの集中しましょう。
(3)VRIO分析により強みを発見する
自己分析は“強み”を見つけることです。
VRIO分析という手法で“強み”をどう活用するかを考えます。
VRIO分析とは、企業の経営資源の競争優位性を明確にするためのフレームワークですが、個人の強みの活用方法にも使えます。
あなたの強みが、
①Value:経済的な価値はあるか?
②Rareness:希少性はあるか?
③Imitability:真似されにくいか?
④Organization:組織力はあるか?
の4つの視点で確認します。
個人の自己分析で、④は考えなくていいですが、特に②③が重要になります。
具体的には、あまり競合はいなくて、他の人がやろうとしても簡単には真似できないのが真の強みです。
(4)自己分析のコツ
①過去にしか答えはない
自己分析は過去にしか答えはありません。
幼少期を含め、徹底的に過去の棚卸をしましょう。
②夢中になったことを探す
内発的動機付けされた、夢中になったことに注目するといいです。
「自分が楽しいから水泳部に入部した」
「数学が面白くて勉強しまくった」
「部下の成長がうれしくて育成に力を入れている」
一方、
「親に怒られるから勉強した」
「上司にほめられるから営業をがんばった」
「年収が高いから大企業に入社した」
これらは内発的動機付けの逆で、外発的動機付けと言います。
③掘り下げて考えてみる
一旦、過去の事実を棚卸して、紙などに書き出します。
過去の事実を単にながめているだけでは“強み”は見えてきません。
「なぜそう思ったのか?」と掘り下げてみると、ある共通点が見えてきて、あなたが本当に大切にしている価値観がわかるかもしれません。
④【ご参考】起業家の特徴
不確実性が高まっていることによって、社会やビジネスの未来予測が困難となっている現代の起業家の特徴のひとつにエフェクチュエーションがあります。
【エフェクチュエーション5原則】
☑手中の鳥の原則:やれることからやる(手段から考える)
☑許容可能な損失の原則:損切りができる(ここまでなら大丈夫)
☑クレイジーキルトの原則:どんな人も自分のプラスになると考える
☑レモネードの原則:失敗を失敗で終わらせない(非計画な成功の可能性追求)
☑飛行機の中のパイロットの原則:状況に応じて臨機応変な行動を取る
(5)大切な人たちはどう思うのか?
さいごに自分の周囲の大切な人はあなたの決断に対してどう思うのかを考えましょう。
大切な人は妻子、ご両親、無二の親友かと思います。
↓↓↓自分軸の作り方↓↓↓
起業・転職に使える自己分析ツール&セミナー
自己分析は転職プロである転職エージェントや転職サイトの力を借りるのが近道です。
転職サービスを利用して、結果的に転職の道を選ぶもよし、やはり起業もしくは現職に留まるという選択をするのも自己分析をすればハッキリします。
(1)グッドポイント診断▶強みを発見したい方
あなたの強みを30分程度の診断してくれる無料のサービスがあります。
転職者の8割が利用していると言われる転職サイト『リクナビネクスト』の自己分析支援サービスの「グッドポイント診断」です。
「グッドポイント診断」は強みを見つけるキッカケになりますが、それだけでは自己分析は完結しません。
診断結果で強みとその解説が出ますので、上手く活用することで深い自己分析につながります。
↓↓私もやってみました↓↓
(2)転職エージェントのオンラインセミナー▶自己分析のやり方をイチから知りたい
自己分析のやり方が90分間で無料で学べます。
業界でも求人数が最大級の『リクルートエージェント』が自己分析セミナーを開催しています。
私自身も参加したことがありますが、転職成功に必要な自己分析4つのステップなど具体的な進め方や自己分析で陥りがちな注意点を教えてくれます。
転職エージェント主催なので、転職活動を軸に話が進みますが、起業でも自己分析は近しい考え方です。
(3)【ご参考】MBTIの診断テスト
MBTIは世界的な有名な起業家の性格診断テストです。
MBTI はMyers-Briggs Type Indicatorの頭文字を取った言葉で、日本語に訳すと「マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標」といいます。
MBTIの診断テストは、以下の4つの決定要因の中でどのように分類されるかに基づいて、個人を16の性格タイプに分類します。
☑内向型か外向型か
☑感覚型か直観型か
☑思考型か感情型か
☑判断型か知覚型か
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↓↓↓私もやってみました↓↓↓
正しい自己分析で人生は豊かに
正しい自己分析ができると確実に人生は今以上に豊かになります。
繰り返しですが、自己分析は“強み”を見つけることです。
そして自分の“強み”が活躍できる環境に飛び込むことで人生が好転します。
それが起業なのか、転職なのか、もしくは現状維持なのかは自己分析をしてみないとわかりません。
まずは正しい自己分析を行い、現在地を確かめましょう。
・自己分析とは自分の“強み”を見つけること
・自分の“強み”が発揮できる環境に飛び込む
・自己分析は考える環境も非常に重要
・自己分析のやり方は転職のプロである転職エージェントを頼る