☑転職エージェントに登録しようか迷っている
☑転職エージェントに登録すると何が怖いか知りたい
☑転職エージェントに登録しても怖い目に合わない方法が知りたい
転職エージェントって求職者は登録も利用も完全無料だし、無理やり転職させられそうで怖いですよね。
未知の存在はやはり怖いものです。
しかし転職エージェントのビジネスモデルなどを理解すれば、実は怖い存在ではありません。
本記事では転職エージェントの何が怖いのか4つに分類にして、その理由は対策について解説いたします。
転職エージェントを理解し、上手く活用することでよい良い転職を実現しましょう。
・転職エージェントは理解すれば怖くない
・まずは転職エージェントのビジネスモデルを知る
・転職エージェント面談前に最低限の注意点は確認しておく
・転職エージェントは多くの転職支援サービスを提供している
転職エージェントに登録すると怖いと思われている4つのこと
転職エージェントに登録すると怖いと思われているのは、転職エージェントの①存在そのもの、②登録するリスク、③面談、④キャリアアドバイザーの説教の4つです。
(1)転職エージェントの存在が怖い
こう感じている方は少なくないと思います。
転職エージェントのビジネスモデルがよくわからないのが原因のひとつと考えられます。
(2)転職エージェントへの登録が会社にバレるのが怖い
転職エージェントに登録すると情報管理が心配になる方が多いです。
個人情報がどのように扱われるか怖いですよね…
(3)転職エージェントの面談が怖い
転職エージェントに登録すると、基本的にはキャリアアドバイザー面談を受けます。
キャリアアドバイザー面談は未知のものでなんだか怖い気がします…
(4)転職エージェントの説教が怖い
SNSなどで「転職エージェントに厳しいことを言われた!」という投稿を目にすることがあります。
転職エージェントに上から目線でひどいことを言われた経験がある人もいるようです。
転職エージェントの存在そのものが怖くない3つの理由
転職エージェントの存在そのものが怖くない理由は①納得のビジネスモデル、②ハロワも無料、③求職者は大切にされる、の3つです。
(1)納得のビジネスモデルだから
転職エージェントが怖い、あやしいと感じてしまう一番の原因は、登録・利用が完全無料なことではないでしょうか。
しかし転職エージェントのビジネスモデルはいたってまともです。
求職者である私たちからはお金を取りませんが、求人をかけている企業からもらっています。
つまり転職エージェントのお客様は求職者ではなく、求人企業なのです。
(2)ハローワークだって無料ですから
転職エージェントと同じようにハローワークも転職支援をしてくれますが、ハローワークが無料なことを疑問に感じる方は少ないと思います。
それはきっと公的機関だからです。
しかし公的機関もどこからかお金が入ってきているはずです。
ハローワークの職員さんの人件費や建物土地の賃借料、設備投資費、光熱費も必要になりますよね。
公的機関は基本的には税金で成り立っています。
一方、転職エージェントは前述の通り、求人企業から成果報酬型ではありますが、収益を得ています。
つまりハローワークと転職エージェントの両者のちがいはただ一つで、お金の出どころがちがうだけです。
(3)求職者は大切にしてくれるから
求職者にとって、転職エージェントは怖い存在ではなくむしろ大切に扱ってくれる優しい存在です。
なぜなら誤解を恐れずに言うと、求職者は転職エージェントにとって商品のようなものだからです。
ビジネスモデル上の登場人物を整理すると…
☑転職エージェント:営業マン
☑求職者:商品
☑求人企業:お客様
つまり営業マンである転職エージェントが、求人企業であるお客様により良い、より企業にマッチした商品(求職者)をお届けするビジネスモデルです。
重要なので改めて以下のビジネスモデルを確認しておきましょう。
会社にバレる心配はまず無い3つの理由
転職エージェントに登録したからといって、会社にバレる心配がまず無い理由は①厳重な個人情報管理、②企業側は応募前求人情報を見れない、③情報管理感度が高い、の3つです。
(1)緊張感を持って厳重な個人情報管理をしているから
特に大手の転職エージェントは個人情報管理の徹底度が高いです。
なぜなら転職エージェントが個人情報管理不備などあれば、有料職業紹介事業取り消しされる危険性があるからです。
つまり個人情報漏洩などあれば、「ごめんなさい」では済まされず、会社生命の危機に立たされるため、情報管理の優先順位は極めて高いわけです。
転職エージェントは、職業安定法に基づいて厚生労働省から許可を得て求人を紹介していますが、許可が取り消されたら仕事が出来なくなり、会社生命が絶たれる可能性すらあります。
その職業安定法の基準に「個人情報を保護する措置」が含まれています。
法第31条第1項第2号の要件(個人情報を適正に管理し、及び求人者、求職者等の秘密を守るために必要な措置が講じられていること)
引用:厚生労働省職業安定局「職業紹介事業の業務運営要領:有料職業紹介事業許可基準」
(2)企業側は応募前の求人情報は見られないから
転職エージェントへの登録データを介して、転職活動が勤め先の会社にバレるんじゃないかと恐れている方も多いと思います。
しかし求職者のデータは転職エージェント(キャリアアドバイザー)しか確認できません。
応募先の企業から直接、求職者情報を見ることは出来ない仕組みになっています。
また本人の同意なしに個人情報は開示されません。
(3)キャリアアドバイザー個々人の情報管理感度が高いから
キャリアアドバイザーの情報管理の感度は非常に高いです。
仮にキャリアアドバイザーが情報漏洩させた場合、以下の処分が考えられます。
☑始末書(どんなに軽微な内容であっても)
☑懲戒処分(降格処分含む)
☑損害賠償請求のリスク
つまりキャリアアドバイザーは実質的に会社にいられなくなるぐらいのダメージを受けます。
また程度によってはキャリアアドバイザーの退職だけでは、責任が取れないぐらい会社へ衝撃を与えてしまいます。
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転職エージェント面談についての3つの注意点
転職エージェント面談についての注意点は①面談しなくてもいい、②面談での禁止事項を知る、③最低限の準備、3つです。
(1)そもそも面談しなくてもいい
「転職エージェントに登録したら、キャリアアドバイザーと面談して、紹介された転職先に転職しなければならない」
…と誤解されている方が非常に多いです。
転職エージェントに登録したからといってキャリアアドバイザーと面談しなくてもいいですし、ましてや転職をかならずしなければならないなんてことは全くありません。
(2)面談時に絶対にやってはいけないこと
前述の通り、キャリアアドバイザーとの面談を受けるも受けないもあなたの自由です。
ただし面談を受けるのであれば、以下の3点はやらない方が良いです。
①嘘をつく
嘘をつくのはやめておいた方が良いです。
たとえば地元の中小企業に勤めているのに、有名な大企業に勤務しているとか。
やったことも無いのに、管理職経験があるとか。
嘘をつくことで転職エージェント(キャリアアドバイザー)から適切なアドバイスが受けられないので、意味がありません。(むしろマイナス)
②ビジネスマナーを欠いた態度
求職者にとって転職エージェントは転職が決まるまではビジネスパートナーです。
転職エージェントは求職者をお客様のように扱ってくれることがありますが、前述の通り求職者はお客様ではありません。
転職エージェントにとってのお客様はお金を支払っている求人企業です。
ビジネスパートナーに向かって、上から目線で話してみたり、報連相を怠ったりしない方が良いでしょう。
③約束を守らない
転職エージェントはビジネスパートナーですので、約束したことは守りましょう。
☑いついつに面談をすると決めたら守る。
☑いつまでに応募書類作成すると決めたら守る。
☑紹介してもらった企業の面接が終わったら連絡するのがマナー。
無理なら事前に連絡をしましょう。
事前が無理なら出来うる限り早く、事後報告をしましょう。
↓↓↓面談キャンセル時の注意点↓↓↓
(3)最低限の準備はしておく
キャリアアドバイザー面談は気負いする必要はありませんが、最低限の準備は必要です。
準備にかける時間は30分間程度で良いと思います。
①簡単に自己分析しておく
手帳やスマホへのメモ程度で構いませんが、以下の項目は押さえておきましょう。
☑現在:勤務先、業務内容、役職、勤続年数など
☑過去:過去の職歴、保有資格など
☑未来:転職理由、希望転職先の業種・職種、希望年収、大切な価値観(ワークライフバランス、給与、やりがいなど)⇒転職軸につながります
②転職軸を整理
転職で実現したいことを伝えましょう。
「自分で決めておいてなんだけど、ちょっと違う気がするけどなぁ…」程度でも構いません。
あとから修正すればいいです。
ぼんやりとでも転職軸が有ると無いとでは、転職エージェント側も方向性が見えてきて、あなたが納得のいく転職ができる確率がグッと高まります。
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転職エージェントの説教は怖くない3つの理由
転職エージェントの説教は怖くない理由は①仕事だから言っている、②何も言われないより良い、③嫌なら担当者変更できる、の3つです。
時に転職エージェントのキャリアアドバイザーは求職者に厳しいことを言うこともありますが、理由があります。
(1)キャリアサポートが仕事だから
キャリアアドバイザーの仕事は、求人企業が求める人物像とマッチする求職者を転職させるのが仕事です。
求められていない人材を求人企業に送り込んでしまうと、転職エージェントの大切なお客様である求人企業からクレームがきます。
ゆえにキャリアアドバイザーは求職者に足りないものがあると感じたら、キャリアサポートのために厳しいことを言うことがあります。
(2)何も言ってくれないより余程良いから
厳しいことを言われるのは気持ちが良いものではありません。
しかし転職エージェントや身内以外に相談しづらい転職活動において、指摘をしてくれる存在はとてもありがたいです。
たとえば転職エージェントを利用していなかったら、求人企業で面接を受けた後に、不採用になってもその理由は教えてくれません。
一方、転職エージェントのキャリアアドバイザーを介していれば、何がよくなかったのかなど、結果がフィードバックされ、今後の転職活動に活かせます。
(3)どうしても嫌なら担当者変更すればいいから
大手の転職エージェントの多くは、キャリアアドバイザーが嫌であれば、担当者変更が可能です。
「転職エージェントにクレームを入れるのはちょっと抵抗がある…」という方は別の転職エージェントに登録するのもありです。
納得のいく良い転職をするためには「合う転職エージェント」×「良いキャリアアドバイザー」の掛け合わせになります。
↓↓↓複数の転職エージェントに登録するメリット・デメリット↓↓↓
転職エージェントを活用する際の心得とメリット
さいごに転職エージェントを活用する際の心得とメリットですが、①キャリアアドバイザーの活用メリット、②オンラインセミナー参加、③その他転職支援サービスを確認しておきましょう。
(1)キャリアアドバイザーの活用メリット
転職エージェントに登録しても、キャリアアドバイザーを上手く活用できないともったいないです。
キャリアアドバイザーが上手く活用できると以下のメリットがあります。
☑転職先の選択肢を広げることができる
☑内定がもらいやすくなる
☑年収などの入社後の条件がよくなる可能性が高まる
↓↓キャリアアドバイザーの活用方法↓↓
(2)オンラインセミナーへの参加
キャリアアドバイザー面談を受けなくても、転職エージェントに登録するだけで無料のオンラインセミナーに参加できます。
転職のプロが開催するオンラインセミナーは有料級の内容が多く、転職活動の3大悩みである自己分析・応募書類作成・面接対策はもちろん、個別の課題(異業種転職、第二新卒など)にも対応したものもあります。
60~90分のセミナーに参加するだけで、転職活動のノウハウが身につき、多くの気づきがあると思います。
(3)転職支援サービスを使い倒す
大手の転職エージェントは求人企業の紹介やキャリアアドバイザーの転職サポートだけでなく、多くの転職支援サービスを提供してくれます。
私がやってみて面白かったのが、マイナビの「他己分析」です。
自己分析は「自分が思っている自分」ですが、他己分析は「他人から見た自分」が見えてきます。
自己と他己と両面から見ることで、より深い自己分析が可能になります。
ちなみに私の他己分析結果は…
↓↓↓マイナビの他己分析活用法↓↓↓
転職エージェントは怖くない
転職エージェントはちゃんと理解すれば怖くありません。
ただし転職エージェントのキャリアアドバイザーも人間ですので、求職者との相性が合わないこともあります。
そんな時はキャリアアドバイザーの変更、もしくは転職エージェントの複数登録でリスク分散しましょう。
どうしてもキャリアアドバイザーに伴走してもらうのが抵抗あれば、オンラインセミナー参加やその他転職支援サービスの利用でも転職活動のプラスになります。
求職者、転職エージェント、求人企業の3者の共通の目的は転職市場の適材適所の実現(より良い転職)です。
これらのマッチングの役割をしてくれている有難い存在、それが転職エージェントです。
完全無料のサービスですし、乗っからない手はないですね?
・転職エージェントは理解すれば怖くない
・まずは転職エージェントのビジネスモデルを知る
・転職エージェント面談前に最低限の注意点は確認しておく
・転職エージェントは多くの転職支援サービスを提供している