☑大企業に転職したいけど迷っている
☑大企業に転職したけど、このままで良いのか悩んでいる
☑大企業に転職する方法を知りたい
結論として、大企業は「お金とスキルをためる修行の場」と考えるのであれば、転職先として間違いないです。
なぜなら多くの大企業は高年収かつ福利厚生も手厚く、コンプライアンス意識が高いため労働時間も比較的短いからです。
一方、大きな組織がゆえのデメリットも多く存在するため、一生しがみつくと考えるのはリスクかと考えます。
本記事では、大企業にしがみつくことのリスクや大企業への転職の方法、年収アップ転職についても解説いたします。
・大企業にしがみつくと、人生100年時代を生きられない
・脱会社依存のため、大企業の素晴らしい環境と制度を活用する(お金とスキルUP目指す)
・大企業への転職活動は転職エージェントの無料のオンラインセミナー参加からはじめる
・転職はできるうちにしておくべき
大企業への転職動機と入社後の体験談
私が大企業へ転職した動機はシンプルで、スキルアップと年収アップです。
また入社後の体験したこととしては、中小企業と比較して①コンプライアンスへの意識の高さ、②教育体制、③年収+福利厚生の手厚さは特に大きな気づきがありました。
(1)大企業への転職動機
①スキルアップ
大企業はスキルアップしやすい環境であることが多いです。
なぜなら大企業は選考基準が厳しく、ビジネススキルの高い人材が多いからです。
周囲にビジネススキルが高い人材が多いと、自然と切磋琢磨することになります。
また出世欲が強い人も多いので、良くも悪くも?刺激を受けます。
②年収アップ
大企業はやはり年収が高いです。
一般に大規模ビジネスの方が小規模よりも生産効率面や知名度なども寄与し、収益性が高くなりやすいので企業収益が高くなり、従業員がもらう年収も高くなります。
(2)大企業入社との体験と気づき
中小企業との比較として大企業に入社して気づいたことは以下の3点です。
①コンプライアンス意識が高い
大企業になるほど、コンプライアンス(法令順守)の意識が高いです。
なぜなら大規模になるとステークホルダー(利害関係者)の数も増え、企業イメージをより意識しなければならないからです。
コンプライアンス意識が高いため、有給休暇が取れないなんてことはありませんし、男性でも育休が取得できます。
②教育体制がしっかりしている
中小企業と比較しても、教育体制がしっかりしているためビジネススキルアップしやすい環境になります。
入社時の研修だけでなく、定期的にOffJT(専門家による集合研修)もありますし、常日頃からOJT(先輩や上司の現場指導)もあります。
③年収&福利厚生が手厚い
☑高い平均年収
企業の規模が大きくなるほど、やはり年収が高くなります。
たとえば資本金(企業規模)別で確認すると、実に2倍以上の差があります。
☑資本金2,000万円以下:平均年収 349万円
☑資本金10億円以上:平均年収 723万円
※厚生労働省「民間給与実態統計調査結果:令和4年分調査」データを元に筆者作成
☑手厚い福利厚生
また福利厚生も手厚いです。
実際に前職の大企業にいた14年間で、会社負担してもらっていた福利厚生は以下の通りです。
☑社会保険:10,238,304円
☑勤務地手当&持株会補助:2,975,000円
☑家賃補助:4,845,000円
☑企業型確定拠出年金:1,700,000円
☑引越にかかる費用:1,500,000円
大企業にしがみつくのはNGな3つの理由
大企業にしがみつくのはNGなのは、①向上心がなくなる、②働かないおじさんになる、③人生100年時代を生きられない、の3つの理由があるからです。
(1)向上心がなくなる可能性があるから
多くの大企業は居心地が良いことが多く、向上心がなくなってくることがあります。
転職直後はともかく、業務や職場に慣れてくると”大企業”という看板に守られ、それほど大変ではなくなってきます。
向上心がなくなってくる最大の理由は、頑張っても頑張らなくても同じであることが多いからです。
大企業は「会社がつぶれることはないだろう」という安堵感もあり、安定した環境と給与で自分が特にがんばらなくても守られている感覚におちいり勝ちです。
また基本的にトップダウンで、納得いかない業務でも上司の指示に従わざるを得ないことも多いです。
上司もまた、同じ状況ですので簡単に環境は変えられません。
個人の問題ではなく、組織構造の問題です。
(2)働かないおじさんになる可能性が高いため
大企業ほどいわゆる「働かないおじさん」が多く存在します。
大企業は彼らを生み出しやすい環境が整っています。
☑40歳ぐらいでどの程度、出世するか見えてくる
⇒出世できないと思えば頑張らなくなる
☑役職者や高齢になってくると誰にも怒られない
⇒居心地が良い
☑自分が頑張って働かなくても高い給与ももらえる
⇒転職する必要がない
今は50代後半の働かないおじさんも、実は過去(20年前とか)は一生懸命働いていた人がたくさんいます。
「自分はもう出世できないんだ…」と思い知ったその日から、働かないおじさんが出来上がってしまうのです。
↓↓↓働かないおじさんの末路↓↓↓
(3)人生100年時代を生き抜けないかもしれないから
今はまだ居心地の良い大企業ですが、これからの時代は厳しい環境が待ち受けています。
なぜなら「終身雇用」「年功序列」が崩壊し始めたからです。
働かないおじさんは早期退職制度を勧められるようになりました。
また労働市場に変化があり、優秀な若者にお金を払う企業が増えてきました。
このような環境の中、大企業でゆるゆると仕事をしているといわゆる“つぶし”がきかない(他では通用しない)人材になります。
大企業は業務内容が細分化されているため、一人が取り組むのは部分的な業務であり、“つぶし”がきかないことがほとんどです。
また大企業は会社の看板が大きいため、仕事の成果は自分の力と思い込んでいる人がいますが、退職後に一個人になると全く自分に力がないことを思い知ることになります。
【結論】大企業はお金とスキルをためる修行の場と考える
大企業に転職するのは、お金とスキルをためる手段と考えた方が良いです。
(1)お金をしっかり貯める
人生100年時代を自分らしく生き抜くには、お金が必要です。
大企業は前述の通り、年収も高いですし、福利厚生(会社によっては持株会補助など)面でも有利です。
しかし大企業で高い年収をもらって、ただただお金を貯めていてはいけません。
2つの投資を行いましょう。
①経験・自己啓発に投資
自分の視野を広げるため、ビジネススキルを高めるための投資にはどんどんお金を使っていきましょう。
たとえば、旅行や習い事、ビジネススクールにはお金をかけても良いと思います。
特に今までやったことのない新しい経験、職場では得られない経験をすることで視野が広がり、仕事への姿勢も変わることがあります。
②資産運用(お金がお金を生む)
お金を貯めるのが目的ではありません。
とはいえ、お金は人生の選択肢を広げるのはまちがいありません。
高い年収でかせいだお金を使って、さらに株式投資などで雪だるま式にお金がふえていく可能性があります。
また株式投資であれば、ビジネスパーソンが知っておくべき経済情勢や業界の動き、財務会計にも詳しくなる機会が増えます。
↓↓↓大企業転職で年収アップ↓↓↓
(2)意識次第でスキルアップしやすい
大企業は部分的な業務を任されることが多く、全体像が把握できなかったり、特定のスキルしか身につかないことが多いです。
しかし大企業であれば、人事異動や昇進により新たなスキルが身につくチャンスがあります。
昇進については大企業だと時間がかかりすぎることがありますが、人事異動は上司や人事に能動的に主張し続ければ実現する可能性は十分にあります。
(3)労働時間や休暇が取りやすい(時間の確保)
大企業は一般的にホワイト企業が多いです。
企業イメージを大事にする大企業は必然的にコンプライアンス意識が高くなります。
コンプライアンス意識が高いということは、労働基準法もしっかり守ろうとします。
労働時間も法定労働時間、有給休暇も最低5日の取得はさせるはずです。
①副業ができることがある
時間が確保できることで、副業もできます。
まだまだ副業禁止の企業は多いですが、徐々に解禁されていく流れになってきています。
転職以外で脱会社依存力を磨くには、副業は有効な手段です。
②プライベート時間が確保しやすい
プライベート時間は非常に重要です。
ゆっくり心身を休める意味でも重要ですが、ビジネススキルを伸ばすためにも大事な要素です。
プライベートの時間で多くの社外での経験、ビジネススクールや習い事をすることで視野が広がります。
また結婚や子育て、両親の介護などにも時間を使うことができます。
ホワイトな大企業に転職する方法
ホワイトな大企業に転職する方法は①転職活動ノウハウを学ぶ、②転職エージェントの協力、③転職はできる時にしておく、の3つです。
(1)転職活動ノウハウを学ぶ
大企業転職を成功させるには、転職活動ノウハウを学ぶ必要があります。
なぜなら転職活動はブラックボックス(外から見えない)なことが多いからです。
転職のし方なんて学校でも会社でも習いませんよね?
転職活動について教えてくれるのは、転職エージェントです。
(2)転職エージェントに協力してもらう
上記のように転職エージェントの無料のオンラインセミナー参加でも転職活動ノウハウは学べます。
しかし特に大企業への転職の場合、転職エージェントのキャリアアドバイザーに協力してもらった方が転職できる確率は上がることが多いです。
ただしキャリアアドバイザーに協力してもらう前に、転職エージェントのビジネスモデルを理解しておいた方が良いです。
↓↓転職エージェントのビジネスモデル↓↓
↓↓↓転職エージェント活用法を学ぶ↓↓↓
(3)転職はできる時にしておく
転職のタイミングは自分で決めるものです。
しかし出来るだけ早い(若い)方が、転職はしやすいです。
40代でも50代でも転職する時代になりましたが、それでもやはり20代~30代前半の方が大企業転職には有利なことが多いです。
「いつでも転職できるからいいや…」ではなく、「転職しようっかな」と思ったらまずは転職をしなくても、転職活動だけでも始めてみてはいかがでしょうか。
あなたの転職軸は「働きやすさ」「働きがい」のどちらが優先か?
年収や休暇など「働きやすさ」を重視しているのであれば、ずっと一つの大企業にいるのも良いかもしれません。
しかしビジネススキルを磨いて「働きがい」を追求したり、人生100年時代を生き抜くつもりであれば、大企業はひとつの修行の場と考えた方が良いでしょう。
これから大企業に転職を考えている方は、転職エージェントのオンラインセミナー参加など、まずはすぐには転職しない転職活動を始めてみましょう。
・大企業にしがみつくと、人生100年時代を生きられない
・脱会社依存のため、大企業の素晴らしい環境と制度を活用する(お金とスキルUP目指す)
・大企業への転職活動は転職エージェントの無料のオンラインセミナー参加からはじめる
・転職はできるうちにしておくべき