☑氷河期世代は損ばかりしている気がする
☑なぜ氷河期世代は厳しいのか知りたい
☑氷河期世代はこれからどうしたらいいかわからない
もうやってられない…氷河期世代って本当にツラすぎる!賃金上がらないし、将来も不安しかないよ!
確かに厳しい現実ですね。しかし氷河期世代の生き残りは強いです。「どう生き抜くか」を考えばより良い人生になるはずです!
いやいや、どう考えても詰んでいますよ…今さら転職も厳しいし、貯金も全然ないし…
そんな状況だからこそ、スキルを磨いたり、資産を守ったり、いろんな選択肢を知ることが必要です
でも何から手をつければいいかわからないです…
大丈夫。この記事では、氷河期世代が「今からできること」を整理して紹介しています。一緒に生き残る道を探しましょう!
- 氷河期世代の厳しい現状と背景を知る
- 学び直し・副業で収入の柱を増やす
- 介護や結婚は柔軟に考えるべし
- 人とのつながりを大切にし、支え合う
- 不遇を乗り越えた氷河期世代の生命力は強い
4回の異業種転職の末、脱サラした就職氷河期世代ど真ん中の私の見解をお伝えいたします
就職氷河期世代の特徴と現状
就職氷河期世代ってなんでこんな不遇なんですかね…
一般に、45~54歳(2025年時点)が就職氷河期世代と言われています。
就職時だけではなく、20~30年経った今もなお厳しい現状が続いているのが氷河期世代です。
まずはその特徴と現状を見ておきましょう。
(1)就職氷河期とは?なぜこんなにも厳しかったのか
就職氷河期世代(2025年時点で45~54歳)は、1990年代後半から2000年代前半の不景気による企業の採用抑制の影響を受けた世代です。
新卒採用の大幅削減により就職活動が極めて厳しく、多くの人が非正規雇用や低収入の状況に置かれました。
さらに終身雇用制度の崩壊が進み、安定した正社員の道が狭まる中でキャリア形成が困難に…
現在も収入格差や老後の不安を抱え、社会的課題となっています。
(2)就職氷河期世代の現状
就職氷河期世代の多くは、非正規雇用や低収入に苦しみ、キャリアの安定を得られずにいます。
現在は、初任給30万円のニュースや第一生命の希望退職が想定を超えた件も示すように、企業は若手の厚遇と中高年層の圧縮を進めています。
今は初任給30万円超えの企業も当たり前になってきました

現在の労働市場は売り手市場であり、20代の給与は上昇傾向にある一方、35~50歳の給与は引き下げられるケースが増えています。
大企業は総人件費の調整を進めていると考えられ、厚生労働省のデータでもこの傾向が確認されています。
大企業の35歳以上は、賃上げはおろか、賃下げされる始末です
引用:PIVOT公式チャンネル「【DIGEST】企業が賃上げをする条件/大企業中年の賃金カットと若者の賃上げ/労働生産性を決める要因/インフレが賃金に与える影響」
氷河期世代は当初の厳しい就職環境に加え、現在も賃金格差やキャリアの停滞、老後資金の不安に直面しており、社会的な課題としての解決が求められています。
極めつけはリストラ(希望退職)です
引用:Yahoo!ニュース「第一生命 希望退職に1830人 想定以上」
社会はどこまで氷河期世代をいじめるんですか…!(怒)
一方で、力強い氷河期世代も存在し、悪いニュースばかりでもないようです
引用:日本経済新聞「転職に動き始めた氷河期世代 試練を強みに、年収も増加」
(3)なぜ「自己責任論」が根強いのか?
「就職できなかったのは努力不足」とする自己責任論が根強いですが、氷河期世代の厳しい状況は時代の流れや経済状況に大きく左右されています。
企業の採用抑制や終身雇用の崩壊といった構造的要因があり、個人の努力だけではどうにもならない現実がありました。
さらに政策支援が後手に回ったことで、非正規雇用のままキャリアを築けず、生活の安定を得られない人も多くいます。
氷河期世代はツラい…ツラすぎます!今の新入社員がうらやましい…給料は多いし、パワハラも少ないみたいで…
たしかに世代間の不平等を感じますね。ただ厳しい現実を前にしても、現状を受け入れ、課題と向き合うしかありません。人生は決して平等ではない事を受け入れ、今できることを見つけ、一歩ずつ前進するしかないです。
就職氷河期世代が直面する3つの課題
就職氷河期世代は①老後・現在のお金の不安解消②離職せずに両親の介護③パートナーだけに頼らない人生設計、が三大課題と言えるでしょう。
いずれもお金を起因としているところが共通しています。
(1)老後資金の不安解消と生活防衛
老後だけでなく、今現在の生活を維持するのも不安な方もいらっしゃいます。
守りと攻めの両面から対策を打つのがポイントです。
①守り:資産と健康を守り、安心できる老後を築く
物価高と収入減少の中で、まずは資産を守ることが最優先です。
ありきたりですが生活費の見直しをし、無駄な支出を減らしつつ、現金資産を確保することが重要です。
特に固定費(家賃、通信費、保険)を見直すことで、日々の支出を抑えられます。
またもう一つ大切な資産は「健康」です。
病気になれば働くこともできずに収入が減り、同時に医療費負担も増加します。
年に一度の健康診断、適切な栄養・睡眠・運動を習慣化することで、長く働く土台を作ることができます。
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仮に今の仕事を退職するなら以下、参考にしてみてください。私は退職前後の計画を工夫する事で約135万円、損せずに済みました。
退職を考える場合、無計画に辞めると金銭的に大きな損をする可能性があります。
退職金の有無、失業保険の受給条件、退職後の社会保険対応、次の仕事の準備など、計画的に行うことが大切です。
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②攻め:人生100年時代を生き抜くために
人生100年時代、「退職したら年金生活」はもはや過去の話です。
現在の年金制度がすぐに崩壊することは考えにくいですが、少しずつ減額されていく可能性は高いでしょう。
少ない年金では生活できないため、定年後も働くことが前提になります。
そのため、今のうちから「65歳を超えても無理なく続けられる仕事」を見つけておくことが必要です。
たとえばITスキルやコミュニケーション能力、経験を活かしたコンサル業務など、自分の得意分野を活かしながら、長く続けられる仕事を見極めることが大切です。
そんなスキルなんて無いですよ…そもそも何したらいいかわからないですし…
転職を考えていなくても、転職活動をして自己分析する事で必要なスキルが見えてくることがありますよ
転職しないのに転職活動??
「転職をしない転職活動」とは、現在の職場にいながら市場価値を把握し、スキルを磨くことです。必ずしも他社に転職するためとは限りません。自己分析を通じて、自分に合った仕事やキャリアの方向性を見極めることで、選択肢を広げることができます。
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(2)親の介護と自分の生活の両立
親の介護と仕事の両立は、40代以降の大きな課題の一つです。
親の健康が衰え始めると、介護の負担が徐々に増し、仕事との両立が難しくなるケースも少なくありません。
3年前に私の父親は半身不随になり、要介護認定を受けています
介護離職を余儀なくされる人もおり、収入の減少や将来の生活への影響が懸念されます。
しかし介護を理由にした離職は避けた方が良いです。
収入減少だけでなく、両親と距離が近くなり過ぎたり、自身の心身負担が大きすぎて、親子共倒れになるケースも多々あります。
介護は、発生直後はものスゴく大変ですが、国の制度や地域の自治体と協力して進めればなんとかなる事が多いです。
介護保険制度を理解し、地域の支援を上手く活用することが重要です。
また配偶者や子どもがいる場合、家族全体の生活設計も考慮しながら、介護の負担を分散させる方法を検討する必要があります。
早めの準備と情報収集が、無理のない介護と生活の両立につながります。
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(3)結婚・パートナーシップの難しさと人生設計
結婚を考えても、収入や将来の不安から踏み切れない人は少なくありません。
特に氷河期世代は経済的な理由で結婚を諦めた人も多く、今から新たなパートナーを見つけることに不安を感じがちです。
40代からのパートナー探しには柔軟な視点が重要です。
婚活サービスやマッチングアプリの活用、趣味や共通の価値観を大切にした出会いも選択肢になります。
マッチングアプリ…抵抗あるなぁ…
私の前職の同期ですが、42歳まで結婚しないだろうと思われていたのに、マッチングアプリで結婚しました。固定観念にとらわれすぎるのは、もったいないかもしれませんよ。
しかし結婚だけが人生の幸せではありません。
また結婚にこだわらず、友人やコミュニティを通じた人間関係を築くことで、充実した人生を送る道もあります。
一方、結婚はできたものの、経済的な理由で子育てに踏み切れない人もいます。
教育費や生活費の負担を考えると、不安になるのは当然です。
しかし国や自治体の支援制度を活用することで、子育ての負担を軽減できる可能性があります。
たとえば児童手当や保育料補助、奨学金制度など、利用できる支援を調べ、活用することが重要です。
人生の選択肢は一つではありません。
自分に合った生き方を模索し、最適な道を見つけていくことが大切です。
結局、お金があればすべて解決するってことですか…?
お金は人生の選択肢を広げる意味では非常に重要ですが、お金だけに執着しない方が良いかもしれません。最後に我々が生き残るための3つの戦略を見ていきましょう。
氷河期世代が生き残るための3つの戦略
「氷河期世代は不遇だ」と言われ続けてきました。
安い給料にも関わらず、深夜残業・休日出勤(もちろんサービス残業)、さらにパワハラ…私たちがビジネスパーソンとして過ごした20~30年は無駄だったのでしょうか。
答えは“否”です。
氷河期世代はこれだけ厳しい時代を生き抜いてきた“生命力”があります。
これまでの経験やスキルを活かしながら、新しい時代に適応するための戦略を立てましょう。
(1)「学び直し」でスキルアップし、収入を増やす
40代からでもスキルアップは可能です。
これまでの経験を活かしつつ、新しいスキルを身につけることで、収入を増やす選択肢が広がります。
特にリスキリング(学び直し)を活用し、成長業界への転職を目指すことは有効な戦略です。
IT・DX分野、データ分析、マーケティングなど、需要が高まっているスキルを学ぶことで、より安定したキャリアを築くことができます。
また副業やフリーランスを取り入れることで、収入の柱を増やし、リスクを分散することも重要です。
小規模な副業から始め、実績を積むことで独立の可能性を広げることもできます。
学び直しは一歩ずつ進めればよいので、まずは「自分の強みを活かせる分野はどこか?」を考え、行動を始めることが大切です。
なるほど!自分の強みを知るために、自己分析が必要だから転職活動をしてみるといいってことなんですね♪
↓↓↓学び直しって何すればいい?↓↓↓
↓↓↓副業って何からはじめればいい?↓↓↓
もし学び直しや副業に割く時間が全くない状況で、かつこのまま働いていても将来への不安が拭えないのであれば、転職も視野に入れた方が良いかもしれません
↓↓↓はじめての転職活動の始め方↓↓↓
(2)社会制度をフル活用し、資産形成を始める
資産形成は早めに始めることで、将来の不安を軽減できます。
iDeCoやNISAといった制度を活用し、少額でも積み立てを行うことで、長期的な資産形成が可能になります。
特に「分散・積立・長期」の考え方を取り入れることで、リスクを抑えながら資産を増やすことができます。
また社会保障制度や給付金を最大限に活用することも重要です。
住宅ローン控除、医療費控除、年金の繰り下げ受給など、公的な制度を知り、活用することで、少しでも生活の安定を図ることができます。
まずは自分が利用できる制度を調べ、一歩ずつ資産形成を始めましょう。
↓↓↓老後の資産形成の第一歩↓↓↓
(3)人とのつながりを大切にし、支え合うコミュニティを持つ
「今の会社にしがみつくしかない」と考え、現状維持を選ぶのも一つの手段です。
しかし、それは「何もしない」こととは違います。
大切なのは「考え方を変える」ことです。
とはいえ簡単なようで、とても難しいですよね。
独りで考えこんでいても良いことはありません。
孤独を感じると、選択肢が狭まり、不安が増してしまいます。
だからこそ、一人で悩みを抱え込まず、同世代のコミュニティに参加することが精神的な支えになります。
趣味やボランティアを通じて新たなつながりを持つことで、人生に新しい意味を見出すことができます。
誰かと話し、助け合うことで、自分自身の価値を再認識できることもあります。
結局のところ、「何のために生きているのか?」という問いに対する答えは、人とのつながりの中で見つかるのかもしれません。
↓↓↓人生の目的って何?↓↓↓
就職氷河期世代の生き残りは強い
就職氷河期世代は、厳しい就職環境を乗り越え、長年のキャリアを築いてきました。
賃金の停滞や非正規雇用の増加、社会の変化に苦しみながらも、今なお前を向いて生き抜く力を持っています。
これからの時代を生き抜くためには、スキルアップや副業で収入の柱を増やし、経済的な安定を図ることが大切です。
また親の介護や結婚・パートナーシップに対して柔軟な考え方を持ち、無理なく自分らしい選択をすることも重要です。
さらに人とのつながりを大切にし、支え合えるコミュニティに参加することで、新たな可能性が開けます。
不遇な時代を生き抜いてきた氷河期世代の生命力は強い。
今こそ、その経験と知恵を活かし、自分なりの戦略を持って未来を切り開いていきましょう。
- 氷河期世代の厳しい現状と背景を知る
- 学び直し・副業で収入の柱を増やす
- 介護や結婚は柔軟に考えるべし
- 人とのつながりを大切にし、支え合う
- 不遇を乗り越えた氷河期世代の生命力は強い

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